「尻切れとんぼ」の意味(語源由来)
【慣用句】
尻切れとんぼ
【読み方】
しりきれとんぼ
【意味】
物事が中途で切れて、あとが続かないこと。
なるほど、要するに「物事がちゃんと終わらず中途半端になってまう」ってことかいな。
始めたことを最後までやり通さずに、途中でほったらかしにするみたいなことやな。ちゃんと終わらせなアカンって、大事な教えをくれてる言葉やね。
【語源】
「トンボ」は昆虫を指すのではなく、草履(ぞうり)を指します。
この足の半ばくらい短く、かかとの当たる部分を欠いた、うしろの方が切れたように見える短い草履のことを別名「尻切草履(しりきれぞうり)」と呼びます。
「蜻蛉草履」=「足半」=「尻切草履」という草履の名前から、「尻切蜻蛉」という言葉が生まれました。
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「尻切れとんぼ」の解説
カンタン!解説
「尻切れとんぼ」ということわざは、何かを始めたけど、途中で終わってしまって、ちゃんと完了しないことを表しているんだよ。
たとえば、お絵かきを始めたけど、途中で飽きてしまって、絵が半分しか描けなかったり、宿題を始めたけど、途中で遊びに行ってしまって、終わらせなかったりするようなことがあるよね。そういう時、物事が中途半端に終わってしまっている状態を「尻切れとんぼ」というんだ。
このことわざは、物事を始めたら最後までやり遂げることが大切だって教えてくれているんだよ。途中でやめてしまうと、何も完成しないし、満足もできないからね。だから、何かを始めたら、最後までしっかりとやり遂げることが大事なんだね。
「尻切れとんぼ」の使い方
それでね、ともこちゃん・・・。
あっ。ちょっと待って、電話だわ。はい、もしもし・・・。健太くん、お待たせしました。尻切れとんぼになった会話の続きは?
ああ、えーっと。なんだっけ?忘れてしまったよ。
あら。ごめんなさい。わたしのせいで尻切れとんぼのままになってしまったわ。
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「尻切れとんぼ」の例文
- 授業は尻切れとんぼだったが、生徒達は歓声をあげて校庭に走り出した。
- 皆はうなずき、なんとなく尻切れとんぼのうちに、ミーティングは終了となった。
- 少しも風のない、むしむしする日であったから、ところどころ開かれカーテンがふわりとゆれた後は、そよ風が尻切れとんぼであった。
- 彼女は恥ずかしがり屋なので、なにかたずねられると、恥ずかしそうにうなだれ、消え入りそうな声で尻切れとんぼの答えをつぶやく。
- そのテレビドラマは視聴率低迷のため、急遽打ち切りが決まり、尻切れとんぼな終わり方で、良い俳優さんばかりだったのに残念に思う。
とんぼの尻が切れているように、何かが途中で切れてしまって、すっきりとした終わりがないことを意味しているんだよ。