「掌を反す」の意味
【慣用句】
掌を反す
【読み方】
たなごころをかえす
【意味】
①手のひらを裏返すのは簡単なことから、何の苦もなく何かをやってのけること。
②考えや態度をがらりと変えること。
「掌」は、手の心=手のひら。
手のひらをパッと反すように、物事が簡単にできたり、あるいは人が簡単に考えを変えたりするってことやな。一つ目の意味は、何かをスムーズにこなせるっていうのはええことやけど、二つ目の意味はちょっと注意が必要やね。
人が急に気持ちを変えることって、時にはトラブルのもとになることもあるし。掌を反すって、どっちにせよ物事が簡単に変わるっていうイメージが強い言葉やね。
【類義語】
手のひらを返す
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「掌を反す」の解説
カンタン!解説
「掌を反す」ということわざは、手のひらを上にしたり下にしたりするように、とても簡単に物事が変わる、または態度や考えが変わることを表しているんだよ。
- 最初の意味では、物事が非常にたやすくできることをたとえているんだ。手のひらを上にするのも下にするのも、どちらも簡単にできる動作だよね。これを使って、「簡単にできる」ということを表現するんだ。
- もう一つの意味では、人の態度や考え方が非常に簡単に変わることを指しているんだ。これも、手のひらを簡単に反すことができるように、人があっさりと意見を変えたり、立場を変えたりすることを意味しているよ。これは、特に信念がないように見える、または都合によってすぐに立場を変える人に対して使われることが多いんだ。
このことわざは、どちらの意味でも、手のひらを反すという動作の簡単さや速さを、物事や人の態度の変わりやすさにたとえているんだよ。それは、変化が非常に容易いことを示していて、時にはその変わりやすさを批判的に表現する時に使われることもあるんだね。
「掌を反す」の使い方
健太くん。どんよりした顔をしているけれども、何か悩んでいるの?
そうなんだ。最近そのことで悩んで、夜も眠ることができないんだ。
良いお花畑があるわよ。そこに行けば気分が掌を反すように爽快になるわよ。
本当に?それは良いなあ。連れて行ってくれる?
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「掌を反す」の例文
- 健太くんは、その先生を前にすると、掌を反したように、やんちゃな生徒から従順な生徒に変わる。
- そんな仕事なら、すぐやってあげる。得意中の得意だから、掌を反すようなものだよ。
- 倒産したら、周りは掌を反すように急に冷たい態度をとるようになった。
- 昨日まで優しかったのに、掌を反すように、今日はつれない態度だ。
- 彼女はつかみどころがない子で、喜んでいるのかと思えば、掌を反したように攻撃してくる。
- 状況が変わったからといって、皆の心が掌を反すように変わるはずがない。
- 彼は健太くんに対して威丈高な態度をとっていたが、社長の息子だとわかると掌を反すようにニコニコし始めた。
- これは、掌を反すより簡単な技だから、少し練習を積めばすぐできるようになるよ。
二つ目は、簡単に態度や考え方が変わることを意味していて、人の気まぐれや変わりやすい性質を表現する際に使われるんだ。