「浮かぶ瀬がない」の意味(語源由来)
【慣用句】
浮かぶ瀬がない
【読み方】
うかぶせがない
【意味】
不運続きで、つらい苦しい状況から抜け出せないでいる様子。


どんなに頑張っても、どこにも逃げ場が見つからへん、そんなきつい状況を表す言葉やな。まあ、でもそんな時こそ、諦めずに前に進むしかないんやろな。
【語源由来】
「瀬」は川の浅い所で、ここでは場所・機会の意味。
「浮かぶ瀬がない」の解説
「浮かぶ瀬がない」っていう表現は、自分の運がずっと悪くて、困ったことが続いて、楽になるチャンスが全くないような状況を言うんだよ。
これはね、「浮かぶ瀬」っていうのが元々、川の浅いところを表していて、そこで人は一息ついたり、立ち止まったりすることができるんだよ。それが転じて、困った状況から抜け出す機会や、運が向いてくるチャンスを意味するようになったんだ。
だから、「浮かぶ瀬がない」っていうのは、どんなに頑張っても、つらい状況から逃げ出せるチャンスが見つからない、運が全く向いてこないような困った状況を表しているんだよ。
例えば、宿題がたくさんあって、なかなか遊びに行けないとか、テストの結果が思うように上がらないとか、そんな状況を「浮かぶ瀬がない」って言うんだよね。
「浮かぶ瀬がない」の使い方




「浮かぶ瀬がない」の例文
- 失業した彼は、なりふりかまわなければ、いくらも浮かぶ瀬はあるけれど、一家をかまえる以上、それなりの給料のところに再就職したいと思っていたので浮かぶ瀬がない。
- あのような田舎の山里では、とうてい浮かぶ瀬がないから、にぎやかな、はなやかな、都会へと若者は出てゆく。
- 自分から危ない場所に飛び込んでこそ、浮かぶ瀬もある、安全圏に居ては浮かぶ瀬がない。
- 人間には七転び八起きということもあるように、未来永劫浮かぶ瀬がないなどという事はあり得ないと思っている。
- いくら愛嬌を売るアイドルでも、頭脳と意地のないものは、何年たっても浮かぶ瀬がなかった。























