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【憂き身を窶す】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

憂き身を窶す

【ことわざ】
憂き身を窶す

【使い方】
うきみをやつす

【意味】
苦労をいとわず、身がやせるほど物事に熱中する。

特に、無益に見える物事に熱中することをいう。

【語源由来】
苦労を重ねてやつれる意から。

【類義語】
うつつを抜かす

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「憂き身を窶す」の使い方

ともこ
健太くんは、本当に隣のクラスのA子ちゃんが好きでたまらないのね。
健太
うん、でもA子ちゃんにはすでに彼氏がいるみたいなんだ。
ともこ
実らない恋に憂き身を窶すのはやめた方がいいわよ。
健太
それは皆に言われることだね。

「憂き身を窶す」の例文

  1. 今年は最終学年で、就職の年とあって、新学期が始まっても、学生は授業も上の空で就職活動に憂き身を窶している。
  2. 恋という不毛な苦闘に憂き身を窶し、ついにはかぎりなく敗北に近い勝利を収めたのではなかったか。
  3. 女性がおなじ女性のために憂き身を窶すような例は聞いたことがないように、女の友情とはそんなもので儚いんだ。
  4. セミを探して歩きまわっている少年を見かけ、少年のころ僕も小鳥の巣を探すのに憂き身を窶したのを思いだして、一人でほほえんだ。
  5. 彼は、上司へのお世辞に憂き身を窶しているので、他の社員からは芸者課長と呼ばれている。

「憂き身を窶す」の文学作品などの用例

ひとくちに言うと、先生は、道徳は進歩するものか退歩するものかという、一見、迂遠な学問に憂身を窶していられるのである。(久生十蘭の犂氏の友情より)


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