「有無を言わせず」の意味
【慣用句】
有無を言わせず
【読み方】
うむをいわせず
【意味】
承知するとかしないとか言わせない事で、否応なしに。無理矢理に。「有無」は、承知と不承知。
まるで、「お前の意見はいらへん、こうするんや!」って感じやね。こりゃあ、強引さを表す表現やな。
「有無を言わせず」の解説
「有無を言わせず」っていう表現は、人が何かを決めるときに、他の人の意見を聞かずに勝手に決めてしまうような態度を指しているんだよ。
「有無」というのは、「賛成か反対か」「OKかダメか」って意味で、「言わせず」は「言うのを許さない」っていう意味だよ。
例えばね、遠足の日にクラスみんなで行き先を決める時に、一人だけが「じゃあ、海に行こう!」って決めちゃうようなことだよ。みんなの意見を聞かないで一人で決めてしまう、その様子を「有無を言わせず」って言うんだよ。
だから、「有無を言わせず」っていうのは、「他の人の意見を聞かずに勝手に決めてしまうこと」を指しているんだね。この表現は、一人で決めてしまうような行動や態度を注意する時に使われるよ。
「有無を言わせず」の使い方
「有無を言わせず」の例文
- 祖父によると、戦時中、兵士は有無を言わせず村人達を連行してどこかに連れ去ったという事件があったらしい。
- 厳しかった父は、有無を言わせず子供を従わせることが多かったので、早く大人になって自由になりたかったんだ。
- 彼はお腹がすいたらしく、お腹がいっぱいの僕に有無を言わせずレストランに足を向けたのだった。
- 彼には有無を言わせぬ貫禄が備わっていて、そこに居合わせた誰にも反論することはできなかった。
- 彼の言い方は丁寧だったが、有無を言わせない威圧感があった。