「嘘八百」の意味(語源由来)
【慣用句】
嘘八百
【読み方】
うそはっぴゃく
【意味】
嘘を数多くつき、何もかも嘘だらけなこと。さらに、まったくのでたらめということ。
「嘘八百」という表現は、たくさんの嘘や、全くのでたらめを指すんだよ。
つまり、「うそばっかり」や「でたらめ」ってことやな。
たくさんの嘘をつくことや、真実とは全く違うことを言ってる状態を指すんやな。信じるべきかどうかも、きっちり見極めなあかんな。
【語源由来】
「八百」は実数ではなく、数が多いことを表す。また、意味を強調することばでもある。
【スポンサーリンク】
「嘘八百」の解説
カンタン!解説
「嘘八百」っていう言葉はね、嘘ばかりで、全部がでたらめっていう意味なんだよ。
例えばね、友達が「昨日、なんと恐竜に遭遇したんだ!」とか、「飛び跳ねてるピンク色のウサギを見たよ!」とか言って、それが明らかに嘘だとわかるときに、「あんた、嘘八百だよね!」って言うことがあるんだ。
「八百」というのは、数がとっても多い、つまりたくさんって意味なんだよ。日本では「八百万の神」なんて言葉があるじゃない? これは神様がたくさんいるって意味だよね。
だから、「嘘八百」っていうのは、嘘がたくさん、つまり嘘だらけってことを表しているんだ。なので、その話がほとんど嘘で、本当のことが含まれていないってことを表しているんだよね。
「嘘八百」の使い方
ともこちゃん。僕は小説家になりたいんだけど、なれるかな?
小説家は嘘八百を本当らしく書かないといけないんだけど、健太くんは正直者だから無理だと思うわ。
ええー。そんなあっさり切り捨てないでよ。
冗談よ。文章を書き続ければ、いつかみんなに認めてもらえるものが書けるわ。がんばって。
【スポンサーリンク】
「嘘八百」の例文
- ここはやはり、しらぬぞんぜぬで嘘八百を並べたてて、場を流すしかないだろう。
- 彼女は、記憶にございません、わかりませんと繰り返し言っているが、嘘八百であることは間違いない。
- 彼は、空想癖があって、いつも嘘八百なことを言っているから、真剣に聞かないほうが良いと思うよ。
- 君が言う地震予想はいつも嘘八百じゃないか。
- 会社に、妻が危篤であるから付き添いたいと嘘八百を並べて、休暇の許可を取った。
「嘘八百」の文学作品などの用例
先ず第一に云って置き度い事は、私の物語に現れて来る、快男子赤格子九郎右衛門なる者は、従来の芝居や稗史小説で、嘘八百を語り伝えられて来たその人物とはあらゆる点に於いて、大いに相違があるという事である。(国枝史郎の赤格子九郎右衛門より)