【ことわざ】
石の上にも三年
【読み方】
いしのうえにもさんねん
【意味】
最初はつらくても、辛抱強く続けていれば、やがて状況がよくなったり、報われたりするということ。すぐに結果が出なくても、続ける意味はあるという考えを表すことば。
【語源・由来】
冷たくて硬い石の上でも、長く座り続ければしだいに温まってくる、というたとえから生まれたことば。江戸初期には「石の上にも三年いれば温まる」という言い方も見られる。ここでの「いる」は、ただそこにいるのではなく、座っているという意味である。「三年」はきっかり三年を指すのではなく、慣れたり変化が表れたりするまでのある程度長い時間を表している。
【類義語】
・継続は力なり
・雨垂れ石を穿つ
補足:
- 「継続は力なり」は、続けることそのものが力になるという意味で、現代でも使いやすいまっすぐな言い方である。
- 「雨垂れ石を穿つ」は、小さな努力でも積み重ねれば大きな結果につながることに重心がある。
- 「石の上にも三年」は、なかなか変わらないつらい時期をこえて、少しずつ状況が変わっていくことまで感じさせる言い方である。
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漫画でわかる「石の上にも三年」
「石の上にも三年」の使い方

「ともこちゃん、ぼく、習字を始めたのに全然うまく書けないよ。もうやめたくなってきた。」

「健太くん、石の上にも三年っていうでしょ。始めたばかりでうまくできないのは、あたりまえだよ。」

「でも、何回書いても字がふにゃふにゃで、すぐ上手になる気がしないんだ。」

「すぐ結果が出なくても、続けていれば少しずつ変わってくるよ。まずはあせらず練習を続けてみよう。」
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「石の上にも三年」の例文
- 新しいクラスにまだなじめないけれど、石の上にも三年の気持ちで少しずつ友だちと話している。
- 毎日漢字の練習を続けていたら、前よりすらすら書けるようになってきて、石の上にも三年だと思った。
- ピアノはすぐに上手になるものではないので、石の上にも三年のつもりで毎日練習している。
- 部活動に入ったばかりの弟に、父は「石の上にも三年だから、あせらず続けてごらん」と声をかけた。
- 新しいことを始めたときは、うまくいかなくてもすぐにあきらめず、石の上にも三年と考えることが大切だ。
ここでいう「三年」は正確な年数を表すものではなく、変化が出るまでのある程度長い時間を表すことばである。また、相手が心や体をすり減らしている場面では、ただ我慢をすすめる言い方にならないよう注意が必要。























