「狐死して兎泣く」の意味(語源由来・出典)

狐死して兎泣く
【読み方】
きつねししてうさぎなく
【意味】
仲間の苦しみを悲しく思い同情すること。また、仲間の死を見て、自分にも死が近づいていると憂えること。


自分たちが同じ環境や立場にいるから、あの人の運命は自分の運命やって感じるんやろな。他人の不幸は蜜の味、って言葉もあるけど、これはちょっと逆やな。他人の不幸を自分のことみたいに思う気持ちや。大切なことやね、仲間を思う気持ち。
同じ山に住む狐が殺されると兎が同じ運命をたどると思い悲しみ嘆くことから。
【出典】
「宋史」
「狐死して兎泣く」の解説
「狐死して兎泣く」っていうことわざはね、仲間や友達が困っているとき、それを自分のことのように悲しむ、心配するっていう意味なんだよ。
具体的に言うと、もし、狐が捕まってしまったとするね。そしたら、同じ場所に住んでるうさぎは、「あれ?もし自分も同じように捕まったらどうしよう?」って思って、すごく心配して悲しむんだ。だから、このことわざは、友達の大変なことや困っていることを自分のことのように感じて、心配するっていう意味があるんだ。
だから、友達が何か問題に直面している時、それを知ったら、自分のことのように考えて、手伝ったり、励ましたりすることが大事だね。そうすることで、みんなが助け合って、仲良く生きていけるんだよ。
「狐死して兎泣く」の使い方




「狐死して兎泣く」の例文
- 怪我でスタメンを外され苦しむチームメイトに同情し、狐死して兎泣く。
- 商店街で閉店してシャッターを下ろす店が増え、明日は我が身と狐死して兎泣く。
- 戦場の最前線にいき亡くなった戦友を思い、狐死して兎泣く。
- ライバル店に強盗が入りざまあみろなんて思えない。同情とともに次はこの店かと戦戦恐恐として狐死して兎泣く。
- 彼に徴兵の赤紙が届き、次は僕のところに届くのだろうか。届かないでくれと狐死して兎泣く。























