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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の意味と使い方や例文!語源由来・類語・対義語・英語表現

負うた子に教えられて浅瀬を渡るのイラスト

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」とは

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の漫画

読み方・意味

負うた子に教えられて浅瀬を渡るのイラスト
  • ことわざ:負うた子に教えられて浅瀬を渡る
  • 読み方:おうたこにおしえられてあさせをわたる
  • 意味:年長者や経験者が、ときには自分よりも未熟だと思っている若者や子どもから教えられたり、助けられたりすること。

 

負うた子に教えられて浅瀬を渡る」とは、自分より未熟だと思っていた人から教えを受けることもある、という意味のことわざです。

このことわざは、「経験や知識が豊富な人でも、時には年少者や未経験者から学ぶことがある」という謙虚な姿勢の大切さを表しています。

特に、子どもや後輩、新しい視点を持つ人から意外な知恵を得る場面でよく使われます。

教える側と教わる側の立場が逆転することを表し、ユーモアや温かみのある表現として使われることが特徴です。

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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の語源・由来

「語源・由来」のイラスト

負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の語源は、浄瑠璃(じょうるり)「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)」にあるとされています。

親が子どもを背負って川を渡る際、実は子どもの方が浅瀬をよく見ていて、その助言によって安全に渡れる、という状況をたとえています。

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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の使い方

助手ねこ
ミー太!オラがカッコよく靴ひもを結んであげるニャ!
ミー太
にゃにゃ?おにーたん、これちがうよー!こうやるにゃー!
助手ねこ
えっ!?ミー太のほうが上手ニャ!?オラ、ずっとまちがえてたのかニャー!?まさに「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」ニャ!
ミー太
えへへ!おにーたんもできるにゃん!ミーが教えてあげるにゃ♪

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の例文

「例文」のイラスト

子どもや後輩から学ぶとき

  • 「スマホの使い方を孫に教えてもらったよ。まさに負うた子に教えられて浅瀬を渡るだね!」
  • 「新人の意見を聞いたら、仕事が効率よく進んだよ。負うた子に教えられて浅瀬を渡るとはこのことだね。」
  • 「子どもに恐竜の名前を教えてもらったよ。詳しすぎてびっくり!負うた子に教えられて浅瀬を渡るって感じだね。」
  • 「最近のSNSの流行りを学生に聞いたら、すごく詳しくて驚いたよ。負うた子に教えられて浅瀬を渡るとはこのことだね!」

固定観念を覆されるとき

  • 「昔ながらのやり方が一番だと思っていたけど、若い人のアイデアを取り入れたらすごく便利になった!負うた子に教えられて浅瀬を渡るってこういうことか。」
  • 「子どもの純粋な質問にハッとさせられることがある。負うた子に教えられて浅瀬を渡るというのは本当だね。」
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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の類義語・似たことわざ

「類義語」のイラスト

愚者も一得(ぐしゃもいっとく)

愚かな者でも、時には役に立つことを言うことがある。

ひよこが親鳥に助言する

年少者や未経験者が年長者や上司に助言することのたとえ。

三つ子の教えで浅瀬を渡る(みつごのおしえであさせをわたる)

小さな子どもから教わることもあるという意味。

門前の小僧習わぬ経を読む(もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ)

知識がないはずの者が、周りの環境から自然と学ぶことがあることのたとえ。

青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)

弟子や後輩が師匠や先輩を超えることのたとえ。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の対義語

亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)

長年の経験は貴重なものであり、年長者の知恵は尊重すべきという意味。

親の意見と茄子の花は千に一つも無駄は無い

なすの花は全部実って一つの無駄花もないように、親が子を思っていう意見は全て大事な事ばかりであるということ。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の英語表現

「英語」のイラスト

The weak may stand the strong in stead.

  • 直訳: 弱者が強者の代わりを務めることもある。
  • 意味: 一見弱いと思われる者でも、時には強い者の役に立つことがあるという意味のことわざ。「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」と似た考え方を表している。
  • 例文:Even the most experienced leaders sometimes learn from their juniors. The weak may stand the strong in stead.(どんなに経験豊富なリーダーでも、時には後輩から学ぶことがある。弱者が強者の代わりを務めることもあるのだ。)
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「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」のクイズ問題!理解度チェック

助手ねこ
負うた子に教えられて浅瀬を渡る」のクイズ問題ニャン。全問正解できたら合格ニャ〜♪

Q1
次の画像に表示される4択問題に答えよ。

「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」のクイズ問題
ことわざ博士
答えは5秒後に画像に表示されるよ♪

Q2
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の語源は?

  1. 昔の漁師が子どもに川の渡り方を教わったことから
  2. 浄瑠璃「近江源氏先陣館」に由来する
  3. 江戸時代の商人が子どもから商売の秘訣を学んだことから
解答
正解は②
ことわざ博士
親が子どもを背負って川を渡る際、実は子どもの方が浅瀬をよく見ていて、その助言によって安全に渡れる、という状況をたとえています。

Q3
次のうち、「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」を適切に使える場面はどれ?

  1. 経験豊富な職人が新人に指導しているとき
  2. 孫にスマホの使い方を教えてもらったとき
  3. 上司が部下に命令をしているとき
解答
正解は②
ことわざ博士
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」は、未経験者や年少者から学ぶ場面で使われます。

Q4
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」と似た意味のことわざは?

  1. 愚者も一得
  2. 亀の甲より年の功
  3. 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄がない
解答
正解は①
ことわざ博士
「愚者も一得」も、未熟な人や愚かに見える人でも、時には役に立つことを言うことがあるという意味です。

Q5
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」の対義語として適切なものは?

  1. 犬も歩けば棒に当たる
  2. 猿も木から落ちる
  3. 亀の甲より年の功
解答
正解は③
ことわざ博士
「亀の甲より年の功」は、長年の経験の価値を表し、年長者の知恵が優れていることを意味します。




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