「好きこそ物の上手なれ」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
好きこそ物の上手なれ
【読み方】
すきこそもののじょうずなれ
【意味】
好きなことは一生懸命取り組み、工夫したり勉強したりするのでおのずと上達するというたとえ。好きであることが、上手になるためのよい条件になるというたとえ。
嫌いなことよりも、好きなことの方が学ぶのが楽しくて、その結果、早く上手になれるんやな。これは、自分の好きなことを見つけて、それに熱心に取り組む大切さを教えてくれる言葉やで。
【語源由来】
好きなであることが、上達には欠かせないということが由来。
【類義語】
・好きは上手の基
【対義語】
・下手の横好き
「好きこそ物の上手なれ」の解説
「好きこそ物の上手なれ」っていうことわざは、「好きなことをしていると自然と上手くなるよ」っていう意味があるんだ。誰だって自分が好きなことは一生懸命にやりたくなるよね。その好きなことについて学んだり、試行錯誤したりすることで、自然とその技能は上達していくんだ。
例えば、音楽が好きな人は、自分から楽譜を読んだり、楽器を弾いたり、曲を作ったりすることで、自然と音楽のスキルが向上するよね。それと同じで、好きなことは楽しくて、その楽しさが人を成長させるんだ。
一方で、「好きこそ物の上手なれ」は、無理に嫌なことをやっても上達しない、という教えも含んでいるんだよ。嫌いなことを無理にやっても、心はその活動に向かないから、上手くなるための工夫をしたり、新しいことを学ぶ動機にはならないんだ。
だから、「好きこそ物の上手なれ」っていうことわざは、「好きなことをやることで自然と上達し、その一方で、嫌なことを無理にやっても上達は難しい」っていう大切な教えを伝えているんだよ。
「好きこそ物の上手なれ」の使い方
「好きこそ物の上手なれ」の例文
- 父は日曜大工がとても好きで、本棚を自分で作っていた。好きこそ物の上手なれで、この頃はどんどん腕を上げて、イス作りにも挑戦しているらしい。
- 好きこそ物の上手なれで、絵を描くことが好きな妹は最近漫画コンクールで賞をもらったらしい。
- 好きこそ物の上手なれというが、自分が興味あることは、自分から進んで努力するものなので、いつのまにかうまくなるものだよ。
- 食べることが大好きな兄は、好きこそ物の上手なれと言って、料理を習い始めて料理人になった。
- 弟はとてもゲームが好きで、いつも夢中で遊んでいたけれど、いつの間にかゲームを作る仕事を始めていた。好きこそ物の上手なれとは、このことを言うのだろう。
「好きこそ物の上手なれ」を英語で言うと?
「好きこそ物の上手なれ」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
What one likes, one will do well.
- 直訳:好きなことはうまくいくだろう。
- 意味:好きなものは上達しやすい。
Who likes not his business, his business likes not him.
- 直訳:自分のビジネスを好きでなければ、そのビジネスも自分を好きにならない。
- 意味:好きなことを仕事にすればうまくいきやすい。
Do what you love and success will follow.
- 直訳:自分の好きなことをしなさい、そうすれば成功がついてくるだろう。
- 意味:好きなものは成功しやすい。
If you are passionate about something, you will succeed.
- 直訳:もし何かに情熱を持っていれば、あなたは成功するだろう。
- 意味:情熱を持てるものは成功しやすい。
Follow your bliss and the universe will open doors where there were only walls.
- 直訳:あなたの至福に従えば、宇宙は壁しかなかった扉を開きます。
- 意味:自分がこの上なく幸せだと思えることをすれば、道は開ける。
つまり、好きなことならば、それを学ぶことが楽しくなり、結果としてそのスキルや知識が高まるということなんだ。