「下衆の勘繰り」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
下衆の勘繰り
【読み方】
げすのかんぐり
【意味】
心が卑しい者は、ひがみっぽくて邪推(じゃすい)するというたとえ。
ほんまは、余計なこと考えるより、シンプルに物事を受け止める方が、自分も周りも楽やろうな。やっぱり、考えすぎて変な方向に行ってしまうことはあかんね。
【語源・由来】
下衆(げす)とは、品性が劣っていたり、能力が十分ではない者のこと。
勘繰り(かんぐり)とは、気をまわして悪い意味に推測して受け取ること。
【英語訳】
Petty suspicions. To shoot wide of the mark.
「下衆の勘繰り」の解説
「下衆の勘繰り」っていう言葉は、要するに、品性が良くない人や考えが低い人が、ちょっとしたことで不必要に怪しむことや、間違ったことを思い込むことを意味してるんだよ。
簡単に言うと、ちょっとした出来事や言葉を見て、すぐに変なことを考えてしまう人や、正確な情報を確かめないで悪いほうに解釈してしまう人のことを言ってるんだ。
例えば、友達がちょっと忙しそうだったからって、「もしかして俺のことを避けてるのかな?」とか、ちょっとした行動や言葉で「彼女は私のことが嫌いなのかな?」って邪推してしまうのは、この「下衆の勘繰り」に当たるよ。大事なのは、事実を確かめて、必要ない疑念や邪推をしないようにすることだよね。
「下衆の勘繰り」の使い方
「下衆の勘繰り」の例文
- 最近取引するようになった業者は、部長と癒着していると噂になっているが、それは下衆の勘繰りだ。
- ぼくと彼女が人に言えないような間柄だなんて、下衆の勘繰りはやめてくれないか。
- 下衆の勘繰りかもしれないけれど、どう考えてもあの二人の行動は怪しいと思わないか。
- 母は芸能人のスクープを知ることが楽しいようだ。下衆の勘繰りのようだから、私はやめて欲しいと思っている。
- 一度一緒に食事をしただけなのに、どんな関係かとしつこく聞いてくるなんて、下衆の勘繰りのようなことはやめて欲しい。
まとめ
噂になっていることを知りたいと思うことが、あるのではないでしょうか。
しかし、悪意を持って疑ってかかることは、あまり気持ちの良いものではないですね。
下衆の勘繰りと言われてしまわないように、気をつけなければなりませんね。
そして、そういった人はしばしば、品性が足りないとみなされることが多いんだよ。