【ことわざ】
大吉は凶に還る
【読み方】
だいきちはきょうにかえる
【意味】
吉は縁起がいいが、それよりも縁起がいいとされる大吉は、かえって縁起の悪いことにつながるというたとえ。
人生は、ほどほどのところがいいということ。
【語源・由来】
易から出たとされる言葉。
吉が過ぎてしまえば、凶に近づくということから。
【類義語】
・月満つれば則虧く(つきみつればすなわちかく)
・薬も過ぎれば毒となる(くすりもすぎればどくとなる)
・過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
【対義語】
–
【英語訳】
The best is the enemy of the good.
「大吉は凶に還る」の使い方

ともこちゃん、聞いてよ!すごいことが起きているんだ。

あら、健太くんどうしたの?

拾った百円玉で買ったアイスが当たりで、交換したアイスもまた当たりなんだ!

とても運がいいけれど、大吉は凶に還るというから、なんだか不気味にも思えるわね。
「大吉は凶に還る」の例文
- 彼は宝くじで大金が当たって、そのお金で買った株も大当たりしたらしい。しかし、大吉は凶に還るというからね。
- こんなに幸運なことが続くと、なんだか怖くなってきた。大吉は凶に還るというだろう。
- 大吉は凶に還るというのだから、それほど運が悪いと落ち込まなくてもいいと思うよ。
- 偶然落とし物を拾ってくれた人が有名な作家で、お付き合いを始めたけれど、大吉は凶に還ると言って彼女は気を付けなければいけないと話していた。
- 運がいいことに越したことはないが、運のいいことがあまり続きすぎると、大吉は凶に還るというように怖くなってしまう。
まとめ
縁起がいいことが続くと、うれしい気持ちになるのではないでしょうか。
しかし、大吉は凶に還るというように、縁起が悪いことに近づいてしまうかもしれないので、用心したいものですね。