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「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
衣、新を経ずんば何に由りて故ならん
【読み方】
い、しんをへずんばなにによりてこならん
【意味】
何でも初めから古いものはないということ。


それが時間と共に使われて、徐々に古くなっていくんやな。何もかもが、初めはピカピカの新品からスタートするんやな。これは、時間の経過とともにものが変わっていく、それが自然の流れってことを教えてくれる言葉やな。
古代中国の桓沖は新しい衣服を好まず、入浴後、妻が用意させた新しい服に怒ってそれを持ち帰らせた。ところが妻は「新しい衣服に手を通さなければ古くならない」という伝言を付けて再度渡したところ、桓沖は笑ってこれを着たという故事から。
【出典】
「世説新語」
「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の解説
「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」っていうことわざはね、どんなものも最初は新しく、時間が経って使われたり、経験を積んだりすることで初めて古くなる、っていうことを教えてくれるんだよ。
たとえば、お気に入りのTシャツがあるとしよう。最初は真っ新で、とてもキレイだったよね。でも、何回も着て、洗って、時間が経つと、少しだけ色があせてきたり、形が崩れてきたりする。それが「古くなる」ってことだよ。でも、それが初めから古いわけじゃないよね。最初は新しくて、時間が経つことで古くなったんだよ。
だからこのことわざは、何もかもが最初は新しく、時間と経験を経ることで初めて成長したり、変わったりするっていうことを教えてくれるんだよ。だから、新しいことにチャレンジしたり、新しい経験を積むのは、その経験が自分を成長させてくれるから大切なんだね。
「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の使い方




「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の例文
- アンティークがもてはやされているが衣、新を経ずんば何に由りて故ならんという。
- 中古物件の方が気をつかわなくてもいいというが衣、新を経ずんば何に由りて故ならんだから新築でもいいじゃないか。
- USEDの服を買うためにフリマアプリが活況を呈しているけれども、衣、新を経ずんば何に由りて故ならん。お店で実際に手に取って新品の服を選ぶ楽しみを思い出してほしい。
- 衣、新を経ずんば何に由りて故ならんといわれるのだから、古いものにこだわる必要は無いよね。
- 昭和風の喫茶店が人気だが、衣、新を経ずんば何に由りて故ならん。これらの喫茶店だって開店当初はピカピカだった。
























