「甲張り強くして家押し倒す」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
甲張り強くして家押し倒す
こうばりつよくしていえおしたおす
【意味】
よかれと思ってしたことがかえって事態を悪化させること。
これは、適度な力加減が大切ってことを教えてくれる言葉やな!
【語源・由来】
家を支えるための棒が強過ぎると家を押し倒してしまう意から。
【類義語】
・弱き家に強き甲張り
・贔屓の引き倒し
「甲張り強くして家押し倒す」の解説
「甲張り強くして家押し倒す」っていう言葉は、良かれと思って取った行動や手段が、実は逆効果になってしまう、という意味を持っているんだよ。
「甲張り」とは、家が倒れるのを防ぐために横に立てかける材木のことを指すんだ。でも、この言葉の中では、その材木が強すぎて、逆に家を押し倒してしまう、ということを言っているんだよね。
例えば、友達がテストで悪い点を取って悲しそうにしているとしよう。その友達を元気づけたくて、毎日毎日勉強を教えてあげたり、勉強の時間をたくさん取ったりする。でも、それが逆に友達を疲れさせてしまい、さらにテストの点数が下がってしまった、なんてこともあるかもしれないよね。
これは、良いことをしようと思ってやったことが、実は逆効果になってしまったという例だね。この言葉は、そういう状況をうまく表してくれているんだ。だから、何かをするときには、やり過ぎないように気をつけるっていう教えが含まれているんだよ。
「甲張り強くして家押し倒す」の使い方
「甲張り強くして家押し倒す」の例文
- チームを強くするためと発破をかけていたら、甲張り強くして家押し倒すように選手の心が折れチーム崩壊した。
- お気に入りの彼女のためと思ってやったことが、甲張り強くして家押し倒すみたいに贔屓の引き倒しとなった。
- 励まそうと大勢で応援に行ったら、プレッシャーを与え甲張り強くして家押し倒すことになった。
- 子供のためと親が過干渉をすると、甲張り強くして家押し倒し子供の未来を壊す。
- よかれと思ってしたことが甲張り強くして家押し倒すことにつながり、お節介と罵られた。