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【風馬牛】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

「風馬牛」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
風馬牛

【読み方】
ふうばぎゅう

【意味】
お互いに遠く離れていること。自分とは無関係であること。無関心な態度をとること。

「風」は、獣が発情して相手を求めること。
ことわざ博士
「風馬牛」という表現は、本来は馬や牛が離れていて互いに会うことができないほど遠く離れている状態を指すんだ。

このことから、人と人との間に何の関係もない、完全に無関係であること、またはそういう態度を取ることを意味するようになったんだよ。

助手ねこ
へぇ、それで「風馬牛」って言うんか。要は、馬と牛がどれだけお互いに好きでも、遠くて会えへんみたいな感じで、人と人とも、まったく関係ないってことを示すんやな。

完全に「お互い様の世界じゃない」みたいな状況や。独立した態度を保つってことやね。

【出典】
春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん

【語源由来】
さかりのついた馬や牛が雌雄互いに呼び合っても、遠く離れていて会えない意から。

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「風馬牛」の解説

カンタン!解説
解説

「風馬牛」という言葉は、「春秋左伝」に出てくる古い表現で、「風馬牛相及ばず」という一節から来ているんだよ。これは、本来「風」が発情した馬や牛が相手を求める様子を表していて、二つの意味があるんだ。

  1. 馬や牛がお互いに惹かれ合っていても、会うことができないほど遠くに離れている状態を表すんだ。これは、たとえば二人の友達がお互いに会いたいと思っていても、遠く離れた場所に住んでいるためになかなか会えない、というような状況に似ているね。
  2. もう一つの意味は、互いに無関係であること、またはそのような態度をとることを指すんだ。例えば、クラスにいるけど、全然話をしない同級生がいるとか、仕事で一緒にいるけれども、プライベートでは接点が全くない同僚のような関係がこれにあたるよ。

この言葉は、物理的な距離だけでなく、心理的な距離や関係性の距離をも表現しているんだね。

「風馬牛」の使い方

ともこ
最近、渡辺さんと木村さんの関係、どう?
健太
あの二人ね、まさに風馬牛だよ。お互いに意識はしてるみたいだけど、クラスが全然違ってて、話す機会が全くないんだ。
ともこ
そうなんだ。せっかく気になってるのに、残念だね。
健太
うん、もっと交流があればいいのにね。でも、今のところはただの遠く離れた存在だよ。
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「風馬牛」の例文

例文
  1. 会議での二人の意見はまるで風馬牛だったため、決定に至ることが難しかった。
  2. 彼と彼女の関係は風馬牛のようで、なかなか互いの心が通じ合うことがない。
  3. このプロジェクトのチームメンバー間では、風馬牛の状態が続いており、協力しあう雰囲気が育っていない。
  4. 彼のアイデアと私のアイデアは風馬牛のようで、全く異なる方向性を指している。
  5. 彼らの対話は風馬牛で、お互いの理解が進まず、議論が平行線をたどった。




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