「名乗りを上げる」の意味(語源由来)
【ことわざ】
名乗りを上げる
【読み方】
なのりをあげる
【意味】
①その存在を世間に公表する。
②競争に参加したり進んで立候補することを表明したりする。
へー、そうなんや。昔の武士は戦う前に自分の名前をドーンと言うてたんやな。それで自分をアピールして、勇気を示してたんやね。今でいうところの、何かの競争やチャレンジに参加するって宣言するみたいなもんやな。
自分で「ここにいるで!」って名乗りを上げることで、積極的に参加する意思を示すってことやね。立候補するのも、自分がやるって名乗りを上げるってことやな。自分から前に出るって、昔も今も大事なことやね。
【語源・由来】
武士が戦場で敵に自分の家系や名前を大声で告げることから。
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「名乗りを上げる」の解説
カンタン!解説
「名乗りを上げる」という表現には二つの意味があるんだよ。
- 最初の意味は、武士が戦場で自分の名前を大声で告げることから来ているんだ。昔の戦場では、武士たちが自分の名前や家名を高らかに宣言して、自分の身分や名誉を示していたんだね。また、一般的には、自分の名前を大声で告げることも「名乗りを上げる」と言うよ。
- もう一つの意味は、何かの競争や選挙などに参加することを公にすること。たとえば、選挙に立候補する人が自分の意志を明確に示すために「名乗りを上げる」と言われるんだ。これは、自分がその競争に参加する意思を公に表明することを意味しているんだよ。
この表現は、自分の意志や決意を明らかにし、それに向けて行動を起こす意志を表しているんだね。「名乗りを上げる」という言葉は、自分の存在や意思をはっきりと他人に知らせることの重要性を示しているんだよ。
「名乗りを上げる」の使い方
オリンピックの候補地に名乗りを上げて、ようやく日本が選ばれたね。
そうね。世界レベルの選手たちの雄姿が、間近で見られるなんて幸せな事よね。
でも、きっと、観戦チケットは争奪戦で、取ることができないと思うよ。
そうなったら、あの手この手を使ってでも見に行くわ。うふふ。
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「名乗りを上げる」の例文
- 二人の大物が総裁候補に名乗りを上げ、お互い譲らないので、どちらにつけばよいか、皆困っています。
- 彼はともこちゃんの婚約者候補の一人として、最初に名乗りを上げた。
- 思いもよらなかった人が生徒会の選挙に名乗りを上げたのですが、それは成績下位常連の健太くんです。
- 熊谷市が、ラグビーのワールドカップの開催地に名乗りを上げたのです。
- 遭難した人を救うために名乗りを上げたのは、たった三人しかいなかったのです。
現代的な意味では、競争に参加することや立候補することを意味しているんだ。つまり、自分がある役割や挑戦に積極的に参加することを宣言するということなんだ。