「生木を裂く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
生木を裂く
【読み方】
なまきをさく
【意味】
相思相愛の男女を無理に別れさせること。
人の感情って、生きてる木みたいなもんやから、無理にいじるとえらいことになるんやな。自然に任せるのが一番ええんやね。
【語源由来】
枯れ木にくらべて割れにくい生木をあえて割るように、または地面から生えている生木を引き裂くということから。
「生木を裂く」の解説
「生木を裂く」という表現は、深く愛し合っている夫婦や恋人たちを無理やり引き離すことを意味しているんだよ。
この言葉は、まだ生きている木を無理に裂くことから来ているんだね。生木はしなやかで根が深く、簡単には裂けない。同じように、深く結ばれた愛情関係も、簡単には引き離せないということを表しているんだ。
たとえば、親が子どもの恋人を受け入れない場合や、社会的な理由で愛し合っている二人が別れさせられるような状況を想像してみて。これらの状況は、深い愛情があるにも関わらず、外部の力で無理やり関係を断ち切ることを表しているんだよ。
「生木を裂く」という言葉は、愛情関係の強さと、外部からの干渉による苦痛を伝えているんだ。それは、深い絆や愛情がある関係を無理に引き裂くことの難しさと、その行為がもたらす痛みを象徴しているんだね。
「生木を裂く」の使い方
「生木を裂く」の例文
- お互いを愛し合って燃え上がっている二人に、生木を裂くように別れる方向に仕向けても、さらに燃え上がるだけだろう。
- 親たちの都合で生木を裂かれる目にあわされたので、もう二度とあの家には戻らないと決めた。
- 生木を裂かれるように引き離されて、最後に彼を見送ることさえ許されなかった。
- 相手が父の天敵の娘だとわかると、父は激怒し、生木を裂かれるように仲を裂かれた。
- 彼が競技に集中し、世界を目指すためには、君の存在は邪魔なんだと周りの大人に言われ、生木を裂かれるように別れさせられた。
このことわざは、お互いに愛し合っている夫婦や恋人たちを無理やり引き離すことの困難さや無理を表しているんだね。また、それがどれほど自然に反する行為かを示しているとも言えるんだ。