「出る船の纜を引く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
出る船の纜を引く
【読み方】
でるふねのともづなをひく
【意味】
未練がましい振る舞いのこと。
「纜」は、船尾についている綱。船を岸につなぐために用いる。
「出る船の纜を引く」ということわざは、船が出発するのに、まだその船につながっているものにしがみつくような行動のことを指しているんだよ。
なるほど、だから「出る船」なんやね。
何かが終わっても、それにしがみついてしまうんは、あんま良くないんや。
【語源由来】
出航する船のともづなを引っ張り止めようとする意から。
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「出る船の纜を引く」の解説
カンタン!解説
「出る船の纜(ともづな)を引く」という言葉、これはちょっとおもしろい比喩なんだよ。
まず、「纜」というのは船のひものことで、船が港に停まっているときに、船を岸壁につなぐために使うひものことなんだ。
でね、このことわざの意味は、船が出発しようとしているのに、それを引き止めようとするような、未練がましい振る舞いをすることを表しているんだ。
例えばね、友達が遊びに行くのに、自分は行けないからと言って、ずっとぐずぐず言って引き止めようとするような様子を指すんだ。
この言葉から学べることは、人々が自分の道を選び、前に進もうとしている時に、それを未練がましく引き止めるのではなく、応援したり、支えたりする方がいいよっていう教えなんだよ。
友達や家族が何か新しいことに挑戦しようとしている時、君も応援してあげるといいね。それが本当の友情だよ!
「出る船の纜を引く」の使い方
あー。最高の彼女だったな。
ふられた彼女のことをいつまでも語るのは、出る船の纜を引くようなものよ。
みっともないと言われようとも彼女に対する未練はずっと残るよ。
きっと別の運命の人に出会うわよ。
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「出る船の纜を引く」の例文
- 終わってしまったことを嘆くな。出る船の纜を引くのはもう終わりにしようじゃないか。
- 出る船の纜を引くのは、明るい未来をつぶす行為だ。
- この先もっといいことがあるさ。出る船の纜を引くのはやめて、未来を夢見よう。
- 未練たらたらで見てられない。出る船の纜を引くのはいいが、人前では平気なふりをしてほしい。
- 失くしたものを惜しがっていても、戻ってくるわけではない。出る船の纜を引くのは負け組がすることだ。