「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
十文が油をとぼして五文の夜なべせよ
【読み方】
じゅうもんがあぶらをとぼしてごもんのよなべせよ
【意味】
目先の勘定では損に見えても、精を出せば身のためになるということ。
最初は投資が大きくても、その努力が後で大きな成果につながるってわけや。目先の利益だけじゃなくて、長期的な見方をすることの大切さを教えてくれてるんやね。一生懸命努力すること自体が、価値があるってことや。
【語源・由来】
十文する油を使って五文しか得られない夜なべ仕事でも、精を出せということ。
「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」の解説
「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」ということわざは、目先の損得を超えて、長期的な利益や成長のために努力することの重要性を教えているんだよ。この言葉は、文字通りには「10文の油を使って、5文しか稼がない夜なべ仕事をしろ」という意味だけど、その背後にはもっと深い教訓があるんだ。
たとえば、勉強で夜遅くまで頑張ることを考えてみよう。その時は、もしかしたら、眠いし、大変だし、すぐに良い成績が出ないかもしれない。でも、その勉強が将来に役立つ知識やスキルになるんだよ。これが「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」の意味だね。
このことわざは、一時的には損のように見えるけれど、長期的に見れば、その努力が無形の利益になり、自分のためになることを教えてくれているんだ。目先の小さな損失を気にせず、将来の大きな利益のために一生懸命になることが大切なんだね。
「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」の使い方
「十文が油をとぼして五文の夜なべせよ」の例文
- 損のように見えても、十文が油をとぼして五文の夜なべせよ。身を粉にして働け。
- 今は利益が出ない仕事でも将来的利益につながるかもしれないから、十文が油をとぼして五文の夜なべせよ。
- 損失ばかりの仕事でも懸命に行えば何かしらの利になるので、十文が油をとぼして五文の夜なべせよだ。
- 十文が油をとぼして五文の夜なべせよというから、目先の損得にとらわれずせっせと働く。
- 薄利でも損失でもその仕事に励むことで得るものは大きいから、十文が油をとぼして五文の夜なべせよ。