「武士に二言はない」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
武士に二言はない
【読み方】
ぶしににごんはない
【意味】
武士は信義を重んずるので、いったん言ったことを取り消すようなことはしない。
「武士に二言なし」「侍二言なし」と表すこともあります。
また現代では、これを応用して「男に二言はない」という言い方が生まれ、更にそれを発展させた「女に二言はない」という言い方もあります。
「口下手なので二言以上言葉を発することができない」という意味で使うのは誤りなので注意が必要です。
また現代では、これを応用して「男に二言はない」という言い方が生まれ、更にそれを発展させた「女に二言はない」という言い方もあります。
「口下手なので二言以上言葉を発することができない」という意味で使うのは誤りなので注意が必要です。
ああ、それはかっこええな。つまり、「一度言ったことは絶対に守る」っていうのが武士のスタイルやな。一回約束したら、それを必ず守るってことで、それが男として、また武士としての誇りやな。
言葉に責任を持つって大事やね。それで人を信じることができるし、信頼も築けるわけや。
【語源・由来】
武士は信義を重んじるということを武士の立場から言った言葉。
【類義語】
・君子に二言なし
・男子の一言金鉄の如し
・武士の一言金鉄の如し
【英語】
A bargain is a bargain.(約束は約束)
【スポンサーリンク】
「武士に二言はない」の解説
カンタン!解説
「武士に二言はない」ということわざは、武士が一度言ったことを必ず守る、つまり信義と誠実さを重んじる態度を示す言葉だよ。これは、武士が一度決めたことや約束したことを変えない、言ったことを翻さないという強い意志と責任感を表しているんだ。
この表現は、現代でも「一度言ったことは守るべきだ」という意味で使われることがあり、約束や決定に対する一貫性と信頼性の重要さを教える言葉として活用されるね。たとえば、ビジネスの場面や日常生活で、一度した約束を守ることの大切さを強調する時にこのことわざが引用されることがあるよ。
「武士に二言はない」の使い方
今度の期末テスト、私はすごく自信があるんだ。君はどう?
奇遇だね、僕も今回ばかりは相当勉強をしているよ。良かったら勝負しようか。君が勝ったらごちそうするよ。
受けて立つわ、でもいいの?ごちそうならお寿司なんかねだっちゃうかもよ?
寿司でも焼き肉でもどんとこいさ。武士に二言はないからね。負けないぞ。
【スポンサーリンク】
「武士に二言はない」の例文
- 武士に二言はないというだろう、僕を信じてついてきて欲しい。
- 武士に二言はないというのに、彼は言う事が二転三転する情けない男だ。
- 武士に二言はないといえど、今回ばかりは発言を撤回しないと大変なことになりますよ。
- 私は彼の武士に二言はないといった、信念を貫き通す性格に惚れて結婚したの。
- 武士に二言はないといって勝負に負けるようでは、この世界では生き残れないよ。
これは、一度決めたことを堅守するという武士の誠実さを象徴しているんだね。