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【熱を執りて濯わず】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

熱を執りて濯わず

「熱を執りて濯わず」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
熱を執りて濯わず

【読み方】
ねつをとりてあらわず

【意味】
少しの労力を惜しんで、やるべきことをやらないことのたとえ。異状を感じ取りながら、適切な処置をしないこと。

乱世を治めるために賢人を登用すべきなのに、それをしないことをいったことば。
ことわざ博士
「熱を執りて濯わず」という言葉は、わずかな努力を惜しんで必要なことをしないことを表すたとえだよ。
助手ねこ
ほうほう、そういうことかいな。ちょっとした手間を惜しんで、やるべきことをやらないと、結局は自分に損害をもたらすってことやな。

短期的な楽を求めることが、長期的には不利になるってことやな。必要な努力をすることの大切さを教えてくれるんやね。

【出典】
詩経しきょう

【語源由来】
熱いものに手が触れた時は、水で冷やせばよいのにそれをしないことから。

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「熱を執りて濯わず」の解説

カンタン!解説
解説

「熱を執りて濯わず」というのはね、熱いものを手でつかんだ時に、手が熱くなると水で冷やすのが普通だけど、その少しの手間を惜しんで冷やさないっていう意味なんだよ。

たとえば、学校でちょっと難しい問題に出くわした時、少し考えれば解けるのに、それを面倒くさがってやらないことがあるでしょ。それが「熱を執りて濯わず」ってことなんだ。

このことわざは、ちょっとした努力を惜しんで大切なことをしないと、結局はもっと大変な状況になるって教えてくれるんだよ。だから、少しの手間を惜しまずに、すべきことをきちんとやることが大切なんだね。

「熱を執りて濯わず」の使い方

ともこ
花瓶をのせたまま机を動かすと危ないじゃない。
健太
どうせのせるんだから、このまま運んだ方が楽だよ。
ともこ
熱を執りて濯わずよ。割ったら余計に手間が増えるわ。現に花瓶がぐらぐら揺れて、今にも落ちそうよ。
健太
割れなければいいんでしょう?うるさいなー。
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「熱を執りて濯わず」の例文

  1. 怪しいのは分かっていたのに地図を再確認しないから、熱を執りて濯わずのごとく遭難した。
  2. 異音を感じていながら使い続けるから、熱を執りて濯わず、電化製品が発火する事態になった。
  3. 熱を執りて濯わずというように、このままじゃ駄目なことは分かってたはずなのに勉強しなかったあなたが悪い。
  4. 日焼けして肌が悲鳴を上げていたことを感じ取っていたでしょう。熱を執りて濯わずでもう遅いが、これからは日焼け対策をしっかりした方が良い。
  5. 体調に変化があったにもかかわらず、熱を執りて濯わず病院に行かなかったため、病気が進行していた。

 





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