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【奪い合う物は中から取る】の意味と使い方や例文(類義語)

「奪い合う物は中から取る」の意味(類義語)

意味

【ことわざ】
奪い合う物は中から取る

【読み方】
ばいあうものはなかからとる

「奪い合う(ばいあう)」は、「うばいあう」が変化した語。
【意味】
二人が奪い合っている内に、第三者が利益を横から奪っていってしまうこと。

ことわざ博士
「奪い合う物は中から取る」ということわざは、二人または二つの勢力が何かをめぐって争っている間に、第三者がその争いに巧みに介入して利益を手に入れる状況を表しているんだよ。
助手ねこ
ほぉ、そういうことかいな。つまり「他の人が争っている隙に、第三者が利益を得る」ってことやな。二人が何かで争ってる時に、ほかの人がそっと入って利益を持っていくってことやね。

これは、争いを利用して利益を得る人の抜け目なさを教えてくれてるんや。対立してる人たちに気を取られてると、他の人に利益を奪われることがあるってことやな。

【類義語】
・争う物は中から取れ
・漁夫の利

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「奪い合う物は中から取る」の解説

カンタン!解説
解説

「奪い合う物は中から取る」という言葉は、二者が何かを激しく争っている間に、第三者がその争いに気を取られている隙をついて、利益を掠め取るという状況を表しているんだよ。このことわざは、競争や争いに夢中になっている当事者が周囲を見落とすことで、外部の人物に利益を奪われる可能性を示しているんだね。

この言葉は、二者間の対立や競争が激しい時に、その競争に参加していない第三者が利益を得やすいという状況を描いているよ。つまり、競争の当事者たちが互いに注力し合っている間に、第三者が冷静に状況を利用して、利益を得るということなんだ。

このことわざは、競争や争いの中で、当事者たちが見失いがちな機会やリスクを第三者が活用することの洞察を示しているんだよ。また、競争や争いに巻き込まれることなく、周囲の状況を冷静に観察し、有利な立場を取ることの重要性を教えてくれるんだね。この言葉は、対立や競争の中で生じる機会を利用することの賢さを示しているよ。

「奪い合う物は中から取る」の使い方

健太
がーん。
ともこ
この世の終わりみたいな顔をしてどうしたの?
健太
僕とあいつが、彼女を奪い合っている間にイケメンの第三者に奪い去られたんだ。
ともこ
奪い合う物は中から取るっていうけど、してやられたわね。
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「奪い合う物は中から取る」の例文

例文
  1. 資源の権利を二国で奪い合っている間に、奪い合う物は中から取るようにアメリカがひょっこり現れ全部持って行ってしまった。
  2. ラス1のクッキーを兄さんと取り合っていたら、奪い合う物は中から取るごとく母さんに食べられていた。
  3. 二匹の猫が魚を取り合ってけんかしていたが、奪い合う物は中から取るみたいにトンビが魚を奪い去った。
  4. 二者間で疲弊するまで奪い合うところに、第三者の僕が奪い合う物は中から取るのが一番楽でおいしい。
  5. 奪い合う物は中から取るということにならないように、そろそろ休戦して話し合わないか?

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