「己の長に伐らず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
己の長に伐らず
【読み方】
おのれのちょうにほこらず
【意味】
自分の長所を人に自慢してはいけないという戒め。
なるほどな、それはつまり、「自分の良いところを人に自慢しない方がいい」ってことやな。
自分の得意なことや長所を見せびらかすんじゃなくて、ほんまにできることをこっそりとやるべきやってことやな。これは、謙虚さの大切さを教えてくれてるんやな。
【出典】
「北斉書」
【類義語】
・己の長を説くなかれ
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「己の長に伐らず」の解説
カンタン!解説
「己の長に伐らず」っていうことわざは、自分の得意なことや長所を人前で大声で自慢しないっていう意味だよ。
例えばね、テストでいい点数を取ったときや、何かすごいことを達成したときに、「ぼく、すごいでしょ!誰よりもいい点取ったんだ!」って大声で自慢するのは良くないっていうことを教えているんだよ。
自分がどんなにすごいことをやったとしても、それを大きな声で自慢するのは、周りの人を傷つけたり、不快にさせたりするかもしれないからだよ。だから、「己の長に伐らず」っていうのは、自分の長所をひけらかさず、謙虚に振る舞うことが大切だと教えているんだよ。
「己の長に伐らず」の使い方
僕って才能があるな。天才だな。
己の長に伐らずというわよ。能ある鷹は爪を隠すのよ。
嚢中の錐で隠してもどうせ出てしまうんだから、自慢してもいいじゃないか。
自然に出てしまうのと、自慢は違うのよ。
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「己の長に伐らず」の例文
- 自信があることは結構なことだが、己の長に伐らずと自分を戒めた方がむだに敵を作らずに済む。
- ともこちゃんは才色兼備だが、己の長に伐らずを守る謙虚な女性だ。
- 己の長に伐らずというのに、自慢ばかりしていたら鼻っ柱を折られる日がくるぞ。
- 昔の人の言う戒めは的確なものが多く、己の長に伐らずもその一つである。
- 己の長に伐らずというから、慎ましく生きた方が周囲から人格を認められる。
自分の良い部分は自分で誇らずに、謙虚に振る舞うことが大切だという教えなんだ。