「謦咳に接する」の意味
【ことわざ】
謦咳に接する
【読み方】
けいがいにせっする
【意味】
尊敬する人に直接話を聞く。お目にかかる。
「謦咳に接する」という表現は、短い時間の出会いや接触でも、まるで昔から知っていたかのようにすぐに親しい関係になる様子を示しているんだ。
あれれ、それは「傾蓋故の如し」みたいなもんやな。つまり、初めて会ったのに、もう何年もの友達みたいにフレンドリーになっちゃうってことやね。
あっという間に心が通じ合って、すぐになかよくなる感じ。なんて素敵な関係やろう。
【語源・由来】
間近でせきばらいを聞くということから。「謦咳」は、せきばらい。
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「謦咳に接する」の解説
カンタン!解説
「謦咳に接する」っていう言葉も「傾蓋旧の如し」と同じく、ちょっとした出会いや短い時間だけ会ったのに、すぐに昔からの友達のように親しくなることを言っているんだよ。
例えばね、新しいスポーツクラブに入ったときに、最初はみんなの顔も名前も知らないけど、1回練習を一緒にしただけで、もうすっかり仲良しになったり。あるいは、新しい町に引っ越してきて、近所の人と挨拶をしたら、まるで昔から知っているかのように話が盛り上がったりする感じだよ。
このような言葉を使うと、新しい人との出会いがすぐに心地よく、深い絆が生まれることを感じさせることができるんだ。人との関係って、すぐに信頼感や親しみを感じられることもあるんだよね。それを、この「謦咳に接する」や「傾蓋旧の如し」という言葉で表現しているんだ。
「謦咳に接する」の使い方
この前、僕が大好きな作家さんの謦咳に接したことがあるという人の話を聞くことができたんだ。
へえ。その作家さんは、もうずいぶん前に亡くなったのよね。
そうなんだ。だから、僕が、直に謦咳に接することは不可能なんだけど、間接的にであっても、先生の生きていたころの話を聞くことができて感動したんだよ。
へえ。それは貴重な体験をしたわね。
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「謦咳に接する」の例文
- 私の方こそ、一度先生のご謦咳に接したいと思っていたところでした。
- 名人の謦咳に接して、ぜひ教えを請いたいと思っている。
- 私は、高校生の時に、その講演を聴きに行ったのだが、このとき初めて私は、先生の謦咳に接したのである。
- 尊敬する作家の生誕の地を訪れてみたが、僕が生まれる前に亡くなったこの作家の謦咳に接することができなかったことが残念でならない。
- 偶然の縁から、尊敬していたピアニストの謦咳に接する機会を得て、恐れ多くもご指導を賜ることができた。
- 先生は、アメリカに住んでいるので、日本にいる学生は、なかなか先生の謦咳に接することはできない。