「危うきこと累卵の如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
危うきこと累卵の如し
あやうきことるいらんのごとし
【意味】
極めて不安定で危険な状態のこと。
これは、常に注意深く、慎重に行動しようって教えてくれることわざやな。そうやって事故や災害から自分自身を守ることが大事なんやな。
【語源・由来】
割れやすい卵を積み重ねると危ないことから。
【出典】
「韓非子・史記」の「その君の危うきこと、猶累卵のごときなり」
【類義語】
・危うきこと朝露の如し
「危うきこと累卵の如し」の解説
「危うきこと累卵の如し」っていうことわざはね、すごく不安定で、いつ何が起こるかわからないような危険な状況を表しているんだよ。
この「累卵」っていうのは、積み重ねた卵のことなんだ。イメージしてみて、卵をたくさん積み重ねてみたら、本当にちょっとしたことでバランスを崩してしまいそうで怖いよね。それがこのことわざのイメージ。
だから、「危うきこと累卵の如し」っていうのは、まるで積み重ねた卵のように、一歩間違ったら崩れ落ちてしまうような、非常に危険で不安定な状況を表しているんだよ。これも、古代中国の「史記」から来ている言葉なんだ。
例えばね、バランスをとりながら渡る細い橋の上で、一歩間違えば深い谷へ落ちてしまうような場面を「危うきこと累卵の如し」と言うことができるよ。
「危うきこと累卵の如し」の使い方
「危うきこと累卵の如し」の例文
- 急激な円安で、この会社の経営は危うきこと累卵の如しだ。
- 彼に任せたばっかりに、危うきこと累卵の如しという状況です。
- 危うきこと累卵の如しなので、一刻も早く手を打たないとまずい。
- 今の状態は危うきこと累卵の如し。専門家に意見を仰いだ方が良い。
- トラブルが同時多発し、危うきこと累卵の如し。