「財多ければ身を守るにまどし」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
財多ければ身を守るにまどし
【読み方】
たからおおければみをまもるにまどし
【意味】
財産が多いとそれを守ることに熱心になり、自分の身の安全を保つことがおろそかになる。
「まどし」は、不十分である。おろそかだ。
「財多ければ身を守るにまどし」ということわざは、お金がたくさんあると、そのお金を守ることに気を取られて、自分自身の身の安全を守ることを忘れてしまう、という意味だよ。
なるほどなあ。つまり、お金持ちになると、そのお金を守るために気を使うから、自分自身の身を守ることがおろそかになるってことやな。
大切なのは、お金だけやなく、自分自身の身を守ることやな。お金があるっていうのは、ええことやけど、そればっかりになって、大切なことを忘れちゃいけへんってことを教えてくれてるんやな。
【類義語】
・宝は身の仇
【対義語】
・宝は身の差し合わせ
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「財多ければ身を守るにまどし」の解説
カンタン!解説
「財多ければ身を守るにまどし」っていうことわざはね、お金や財産がたくさんあると、その全てを守ることに頭がいっぱいになって、自分自身の安全や大切なことをなおざりにしてしまう、っていう意味なんだよ。
たとえば、すごく大きなおもちゃ箱をもらったけど、それを全部自分のものにしたくて、友達にも見せず、いつもドアを閉めて守っているような子がいたら、その子がまさに「財多ければ身を守るにまどし」って状態だよね。そのおもちゃを守ることばかり考えて、友達と遊ぶ楽しみや、大切な人との時間を忘れてしまっているんだ。
「まどし」っていうのは、不十分だったり、おろそかになるっていう意味だよ。だから、「財多ければ身を守るにまどし」っていうのは、お金や財産を守ることばかりに気を取られて、大切なことをおろそかにするっていうことを教えてくれているんだね。
「財多ければ身を守るにまどし」の使い方
健太くん。老後のために貯金した方が良いわよ。
財多ければ身を守るにまどしというから、宵越しの金は持たないよ。
何かあったらどうするの?
心配ごとの9割は起こらないんだよ。大丈夫さ。
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「財多ければ身を守るにまどし」の例文
- 財多ければ身を守るにまどしというので、断捨離をして必要最低限のものしか持たない。
- 財産が多いと余計な心配が増えるし、財多ければ身を守るにまどしだから財産は増やさない。
- 宝が多いと比例して悩みも多くなる。財多ければ身を守るにまどしというので、健康は何物にも代えがたい宝と考え、一切の宝を放棄する。
- 宝が家にあると、財多ければ身を守るにまどしのように疑心暗鬼になって精神を病みかねない。
- 財宝があるから強盗に狙われるし、財多ければ身を守るにまどしだ。財宝はない方が身のためだ。