「年には勝てない」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
年には勝てない
【読み方】
としにはかてない
【意味】
気持ちは若くとも、年のとった体はいうことを聞いてくれないということ。
若い頃はできたことも、歳を取るとなかなか難しくなるんや。年齢ってのは、誰にも逆らえへんものやからなぁ。体力や健康は、歳とともに変わってくるってことやね。歳を重ねるってことの意味を考えさせられるわ。
【語源・由来】
若い頃は少しの無茶もその若さある体力で乗り越えることができた。しかし、いくら気持ちだけが昔のままであろうが、月日が立つごとに健康面や体力面などが若い頃に比べ低下することは自然の理である。そのため、人一倍若い気持ちを持とうが年には勝てないという思いが転じてきている。
【類義語】
・四十がったり五十肩
・寄る年波には勝てぬ
・弱るは老いの習い
【英語訳】
・Though I’m young at heart, my age is beginning to tell.
though ➡ …だけれども・…なつもりでも
young ➡ 若々しい・元気な
at heart ➡ 実際は
age ➡ 年・年齢
be beginning to tell ➡ ~には勝てない
直訳すると、「自分では元気なつもりでも年には勝てない。」になる。
「年には勝てない」の解説
「年には勝てない」ということわざは、年を取ると体力や健康が以前のようには保てないという意味なんだよ。
たとえば、若い頃はスポーツが得意で元気だったおじいちゃんが、年を取ると長い時間歩くのが大変になったり、疲れやすくなったりすることがあるよね。これが「年には勝てない」の例なんだ。
このことわざは、「歳を重ねると、どんなに気力があっても、体力や健康が徐々に衰えてくるよ」と教えているんだね。どんなに頑張っても、年齢と共にくる自然な変化には逆らえないということを伝えているんだ。
だから、「年には勝てない」というのは、歳をとることによる変化を受け入れ、それに合わせて生活を調整することの大切さを教えているんだね。
「年には勝てない」の使い方
「年には勝てない」の例文
- 年には勝てないというもので、自分では10代の頃から変わらない気持ちでいたが、やはり体がついて行かない。
- 自分の子どもと遊ぶと、いつも体力の違いを感じる。まさに年には勝てないだ。
- 年には勝てないというが、日頃から体を鍛えている私には関係ない言葉である。
- 昔は何杯酒を飲もうと二日酔いにはならなかったのだが、年には勝てないというもので今では一滴も飲むことができない。
つまり、年を取ると、いくら気力があっても身体がそれについていけなくなるという現実を表しているんだね。