「爪の垢ほど」の意味
【慣用句】
爪の垢ほど
【読み方】
つめのあかほど
【意味】
爪の先にはいくら垢がたまっても知れている。そこから、ほんのわずかな量のたとえ。
あ、そういうことかい。つまり、本当にちっちゃな量のことを言うんやな。
爪の垢くらいって、ほんまに微々たるもんや。小さな違いやちょっとした量を表現するのに使う言葉やね。こんな表現もあるんやなぁ。
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「爪の垢ほど」の解説
カンタン!解説
「爪の垢ほど」という表現は、非常に少量、つまりごくわずかな量を指す言葉だよ。
この言葉は、文字通りには、爪の先にたまる垢の量を指しているんだ。爪の垢は非常に少ないものなので、この表現は、何かがとても少ないか、わずかであることを強調するのに使われるんだね。
たとえば、料理で塩を「爪の垢ほど」加えると言ったら、とても少しの塩を加えることを意味しているよ。また、何かを少ししか知らない、あるいはわずかな経験しか持っていないという場合にも、「爪の垢ほどの知識(または経験)しかない」というように使うことができるんだ。
このように、「爪の垢ほど」という表現は、非常に少量なものや、わずかな程度を表すのに便利な言葉なんだよ。
「爪の垢ほど」の使い方
昨日、近所で強盗事件があったでしょう?
ああ。あったわね。犯人がまだ捕まっていないなんて怖いわ。
そうだよね。犯行時間の近くに、僕があの辺りにいたもんだから、警察に質問されたんだけど、緊張して思わず僕は爪の垢ほども関係ありません!って答えてしまったんだ。
警察も、健太くんが犯人だなんて爪の垢ほども思っていないのにね。
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「爪の垢ほど」の例文
- あの女は、実の母親なのに、健太くんのことなんか爪の垢ほども考えてなんかいやしませんよ。
- 犯人のトリックは完璧に思われたが、爪の垢ほどのミスが名探偵の目に留まったのだった。
- 新聞記者なんて人種は、面白おかしく書くだけで、思いやりなんて、爪の垢ほどもないんだからな。
- 町中の人がうわさしてましたけど、むろんそんなうわさ、私は爪の垢ほども信じてやしませんでしたが。
- あんなにお世話になったのに、すでに失脚した元上司など、爪の垢ほどの興味もないといった風情である。
非常に僅かな利益や、小さな違いなどを指す時に使われることがあるよ。