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【いらぬ物も三年たてば用に立つ】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・対義語・英語)

いらぬ物も三年たてば用に立つ

【ことわざ】
いらぬ物も三年たてば用に立つ

【読み方】
いらぬものもさんねんたてばようにたつ

【意味】
今は必要でない物でも、時がたてば役に立つことがあるので、むやみに捨てるものではないということ。

ことわざ博士
「いらぬ物も三年たてば用に立つ」は、不用に見える物にも、後になって価値が出る場合があるという考えを表しているよ。
助手ねこ
古い道具、余った材料、今すぐ使わない資料などを、あとで役立てる場面で用いるニャン。

【英語】
・Waste not, want not(無駄にしなければ、あとで困らない)

【類義語】
・禍も三年置けば用に立つ(わざわいもさんねんおけばようにたつ)
・焙烙の割れも三年置けば役に立つ(ほうろくのわれもさんねんおけばやくにたつ)
・破れ鍋も三年置けば用に立つ(われなべもさんねんおけばようにたつ)

【対義語】
・無用の長物(むようのちょうぶつ)

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「いらぬ物も三年たてば用に立つ」の語源・由来

ことわざを深掘り

「いらぬ物も三年たてば用に立つ」は、「いらぬ物」と「三年」と「用に立つ」が結びついたことわざです。「いらぬ物」は、今は必要でない物を指し、「用に立つ」は、何かの役に立つことを表します。

このことわざの考え方は、物をすぐに捨てず、時がたったあとに別の使い道が生まれることを見越す生活の知恵にあります。今の目で不用に見える物でも、状況が変われば価値が変わるという教えです。

「三年」は、ここでは必ずしも厳密に三年間だけを意味するとは限りません。ことわざの中では、しばらくの時間がたつことで、物事の評価や使い道が変わることを示す働きをもっています。

この表現は、「いらぬ物」という一見マイナスのものを、「用に立つ」というプラスの結果へつなげています。三年という時間がその二つを結び、役に立たないと思った物にも出番が来るという希望を表しています。

同じ形の考え方をもつ古いことわざに、「禍も三年置けば用に立つ」があります。これは、今は災いに見えるものでも、時がたてば役立ち、幸いの糸口になることがあるという意味です。

「禍も三年置けば用に立つ」は、『世話尽』(1656年・江戸時代前期、皆虚述)に用例があり、同じく「三年」をはさんで、よくないものが後に役立つものへ変わるという発想を示しています。

『世話尽』は、江戸時代前期に刊行された俳諧関係の古典籍で、俗語や世間の言い回しを多く含む資料です。ここから、物事の価値が時間によって変わるという発想が、近世のことわざの世界で親しまれていたことが分かります。

また、「焙烙の割れも三年置けば役に立つ」や「破れ鍋も三年置けば用に立つ」も、同じ系列のことわざです。割れた土器や壊れた鍋のように、普通ならもう役に立たないと思われる物でも、時と場面によって使い道ができるという発想を表しています。

「いらぬ物も三年たてば用に立つ」は、この系列の中で、「禍」や「破れ鍋」よりも日常の物に焦点を移した言い方です。そのため、家庭や仕事、学習の場面でも使いやすく、古い道具、余った材料、古い記録などを大切にする考えに結びつきます。

ただし、このことわざは、何でもかんでもためこめばよいという意味ではありません。大切なのは、今すぐ不要に見える物でも、将来の使い道をよく考え、むやみに無駄にしないという点です。

現在では、物だけでなく、経験や資料、失敗から得た知識にも広げて使うことができます。今は役に立たないように思えるものでも、時間がたつと別の場面で価値をもつことがある、という前向きな教えを伝えることわざです。

「いらぬ物も三年たてば用に立つ」の使い方

健太
図工で余った厚紙、もう使わないから捨ててもいいかな。
ともこ
ちょっと待って!来週の理科で風車を作るから、羽に使えるかもしれないよ。
健太
本当だ。いらぬ物も三年たてば用に立つって、こういうことなんだね。
ともこ
必要な分だけ残して、使い道を書いた箱に入れておこう。
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「いらぬ物も三年たてば用に立つ」の例文

例文
  • 古い包装紙を工作の材料に使い、いらぬ物も三年たてば用に立つことを実感した。
  • 倉庫に残っていた木の板が文化祭の看板作りに役立ち、いらぬ物も三年たてば用に立つという結果になった。
  • 父が捨てずに取っておいた古い工具で棚を直せたので、いらぬ物も三年たてば用に立つと思った。
  • 昔のノートに書いた観察記録が自由研究に使え、いらぬ物も三年たてば用に立つ例となった。
  • 余った布を保管していたおかげで衣装の修理ができ、いらぬ物も三年たてば用に立つと感じた。
  • 不要だと思っていた会議資料が新しい企画の参考になり、いらぬ物も三年たてば用に立つことがある。

主な参考文献
・佐竹秀雄・武田勝昭・伊藤高雄編、北村孝一監修『故事俗信ことわざ大辞典 第二版』小学館、2012年。
・日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部編『日本国語大辞典 第二版』小学館、2000〜2002年。
・北村孝一編『ことわざを知る辞典』小学館、2018年。
・皆虚『世話尽』明暦2年(1656年)。
・Cambridge University Press『Cambridge Dictionary』。
・Merriam-Webster『Merriam-Webster.com Dictionary』。





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