「木、縄に従えば則ち正し」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
木、縄に従えば則ち正し
【読み方】
きなわにしたがえばすなわちただし
【意味】
人の忠告に素直に耳を傾け受け入れることができれば正しい人間になる。
「縄」は、墨縄のこと。木材などに直線を引くのに使う大工道具。
「木、縄に従えば則ち正し」という言葉は、曲がった木でも、墨縄の線に従って加工すればまっすぐになるように、人も他人の忠告やアドバイスを素直に受け入れて行動すると、道徳的に正しい行いをすることができるという教えを込めた言葉なんだ。
なるほどな。つまり、ちょっと曲がってる木でも、ちゃんとした目安に沿ってやればまっすぐになるんやな。
同じように、人もちょっと道を踏み外しても、ちゃんとしたアドバイスや指示に従えば、また正しい方向に戻ることができるってことやね。人の言うことを素直に聞くのは大事やな。
【語源・由来】
曲った木も墨縄をあてて削ればまっすぐになるという意から。
【出典】
「書経」
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「木、縄に従えば則ち正し」の解説
カンタン!解説
「木、縄に従えば則ち正し」っていう言葉は、人がアドバイスや注意をしてくれる時、それを素直に聞いて行動すれば、自分の行いや性格が良くなるっていう意味だよ。
想像してみて。曲がってしまった木があるとするね。そこに直線を引くための道具、つまり「墨縄」っていう縄を使って、きちんと直線を引くんだ。そして、その線に合わせて木を削ると、どうなるかっていうと、曲がってた木がまっすぐになるんだよ。
これと同じで、私たちも間違ってることや悪いことをしている時、他人から「こうした方がいいよ」とか「それは違うよ」というアドバイスや注意をもらうことがあるよね。それをちゃんと聞いて、その通りに行動すれば、もっと良い人になれるっていう意味なんだ。
だから、この言葉は「他人のアドバイスや注意を大切にし、それに従うことで、自分をよくすることができる」と教えてくれているんだよ。
「木、縄に従えば則ち正し」の使い方
健太くんは、本当に人の忠告を聞かないわね。
聞いてはいるんだけど、自分の信じた道を行きたい。
木、縄に従えば則ち正しというわよ。
たまには客観的に僕を見た意見を聞くのもいいかもね。新しい僕を発見できるかもしれない。
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「木、縄に従えば則ち正し」の例文
- 先生のいうことに従ってみた。木、縄に従えば則ち正しというが正しかったと思う。
- 人の忠告はありがたく受け取るべきだ。木、縄に従えば則ち正しだ。
- 人の意見を聞かず我が道を行くようでは木、縄に従えば則ち正しに反し、間違った成長をしてしまう。
- 自分で自分を見ることはできないので、木、縄に従えば則ち正しで、助言や忠告には耳を傾け自分の人生の参考にするべきだ。
- 木、縄に従えば則ち正しといい、人の意見はよりよい成長に欠かせないものだ。