「芸は身を助ける」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
芸は身を助ける
【読み方】
げいはみをたすける
【意味】
趣味で覚えた芸が、思いがけないときに役に立つことがあるというたとえ。
自分の強みを持っておくことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
もともとは道楽で覚えたものが、落ちぶれたときに生計を立てるものになるという意味。昔は太鼓持ちを侍らせて遊んだ挙句に、見代を潰してしまい、結局は自分が太鼓持ちになったという例も少なくなかったことから。
【類義語】
・芸は身の仇
・粋が身を食う
・芸は身を助く
【英語訳】
Learn a trade,for the time will come when you shall need it.
「芸は身を助ける」の解説
「芸は身を助ける」っていうことわざの由来は、自分が身につけた特技や技芸が、何かのときに役に立って自分を助けることがある、っていうことから来てるんだよ。
例えばね、音楽や絵画、スポーツ、料理など、自分が得意なことがあると、それが何かのきっかけで自分の生活を支えることになるかもしれないよね。たとえば、音楽が得意な人は、そのスキルを活かして音楽の先生になったり、演奏会で演奏してお金をもらったりできるよね。
そして、この言葉は「江戸いろはかるた」の一つとしても知られているんだ。江戸いろはかるたとは、江戸時代に作られた教育的なかるたで、いろんな教訓や人生の知恵が詠まれているんだよ。
だから、このことわざは、「自分の得意なことや技芸を大切にして、それを活かして生きていこう」という教えを伝えているんだね。
「芸は身を助ける」の使い方
「芸は身を助ける」の例文
- 仕事を探していたお母さんは、料理と掃除が得意なことから、家政婦になった。芸は身を助けるというが、ぼくも何か身につけたいと思った。
- 芸は身を助けることもあるのだから、なにかひとつでも覚えたらどうだい。
- 芸は身を助けるで、趣味で描いていた絵で今は生計を立てているよ。
- 彼女はとても字がうまかったから、今では字を教える仕事をしているそうだよ。芸は身を助けるということだね。
- 芸は身を助けるというが、何か一つでもすぐれた技をもっていれば、生活に困ったときの助けになるものだ。
- 会社を辞めた時には、どうなることかと思ったけれど、芸は身を助けるで弾き語りをして生活をしているよ。
つまり、何か一つでも得意なことを持っておくと、生計を立てる手段になったり、困難を乗り越える力になるんだよ。