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【四百四病の外】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

四百四病の外

「四百四病の外」の意味(語源由来・英語訳)

意味【ことわざ】
四百四病の外

【読み方】
しひゃくしびょうのほか

【意味】
疾病とは別の病の意から、恋わずらいのこと。

ことわざ博士
「四百四病の外」という言葉は、数えきれないほどあるさまざまな病気の中で、唯一数に入れられないのが「恋わずらい」だという意味なんだ。

これは、恋愛の悩みはどんな病気とも違って、普通の方法では治せない特別なものと考えられていることを表しているよ。

助手ねこ
ほほう、なんやねんそれは!時々胸がキュンとすることあるけど、そんなんで病院行っても薬は出てこんわな。恋する気持ちは、インフルエンザみたいにはいかんってことか。

どんだけ薬があっても、恋の病に効く薬はないってことやな。恋するってのは、ようは心の風邪みたいなもんで、自然に治るの待つしかないってことか。

【語源・由来】
「四百四病」は仏教で、人間がかかる病気のすべての意。

【英語訳】
「恋の病」の英語訳は直訳で lovesick もしくは love-sickness love-smitten ロミオとジュリエットの英文の中では ロミオの恋の病のことを some distemper of youthful affection と表現しています。一般的ではありすが、 I’ve fallen in love. といえばネイティブにも通じるでしょう。

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「四百四病の外」の解説

カンタン!解説
解説

「四百四病の外」という言葉は、全部で「四百四病」っていう病気があるとして、その中には入らない病気のことを言っているんだよ。でもね、この言葉は、本当に病気の話をしているわけじゃないんだ。これは、「恋の病」や「恋煩い(こいわずらい)」という、恋愛で悩んでいるような特別な心の状態を表しているんだよ。

例えば、学校で好きな人がいるけど、その人にどうやって気持ちを伝えたらいいのかわからなくて、すごく悩んでいるとか、ドキドキして落ち着かないとか、そんな風に心がざわざわしてしまうことを言うんだね。普通の病気じゃないから、お医者さんに行っても治らないような、恋する人だけが感じる特別な「やまい」のことなんだ。

「四百四病の外」の使い方

ともこ
健太君。どうしたのぼーっとして。
健太
えっ。ああ・・。今朝会った女の子、良い子だったな-。
ともこ
まっ、ごちそうさま。四百四病の外なのね。健太君も少し大人になったかな。
健太
もうりっぱな大人だよ。
ともこ
健太くんのお兄さんは婆キラーだもんね。
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「四百四病の外」の例文

例文
  1. 今の彼に何をいっても無駄でしょう。四百四病の外にはつける薬はありません。
  2. 最近どうしたのでしょうか。仕事をしていてもつい彼女のことを考えて、力が入りません。これを四百四病の外とでもいうのでしょうか。
  3. その症状は多分、四百四病の外といって貴方の身体を治療する必要がある病気ではありません。でもとても大変な病気で、特効薬はありません。薬は自分で見つけ出さなくてはならないのです。また大変なのがその薬とは人それぞれ違うのです。
  4. 友人の様子がおかしいので心配して話をしてみたら、四百四病の外だって、心配して損しました。

まとめ

四百四病の外、青春にはつきものでしょう。できるだけ多く患(わずら)って健全な心を育(はぐく)むことが大切でしょう。そのためにはスマホやPCでの出会いだけではなくて、できるだけリアルな出会いに心がけた方が良いと思います。


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