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【白玉楼中の人となる】の意味と使い方や例文(出典・故事)

「白玉楼中の人となる」の意味(出典・故事)

意味

【ことわざ】
白玉楼中の人となる

「白玉楼中の人と化す」ともいう。

【読み方】
はくぎょくろうちゅうのひととなる

【意味】
文人が亡くなること。

「白玉楼」は、文人が死後に行くという天上の白玉造りの楼閣。
ことわざ博士
「白玉楼中の人となる」とは、文人や墨客、つまり詩人や学者などの知識人が亡くなることを美しく表現した言葉なんだよ。
助手ねこ
へぇ〜、そうなんや。つまり、えらい人が亡くなるのを、すごくきれいな言葉で言うってわけやな。

白玉楼っていうのは、なんか幻想的で美しい場所みたいやし、そこに行くっていうのは、その人のすごさを称えてるんやろな。悲しいけど、なんか敬意を感じる表現やね。

【出典】
李商隠りしょういん李長吉小伝りちょうきつしょうでん

【故事】
中国唐の詩人李賀が死に際に天帝の使いが来て「天帝が白玉楼を完成させ、あなたを召して楼の記を書かせることになった。天上は地上よりも楽しく、苦しいこともない」と言ったという。

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「白玉楼中の人となる」の解説

カンタン!解説
解説

「白玉楼中の人となる」という言葉は、文人や墨客(学者や詩人、文士など)が亡くなることを表す表現なんだ。

この表現は、古代中国の詩や文学作品によく登場する「白玉楼」という架空の場所から来ているんだ。白玉楼は、死後の世界にあるとされる美しい楼閣(建物)で、そこには亡くなった文人や詩人たちが集うとされている。つまり、「白玉楼中の人」となるというのは、そのような学識ある人々が亡くなり、白玉楼に行く、すなわちあの世に行くという意味なんだ。

この表現は、文人や墨客の死を詩的で美しい方法で表現するもので、彼らの死をただの終わりとしてではなく、ある種の高貴で荘厳な移行として捉える文化的な価値観を反映しているんだよ。この言葉は、中国文化における文学や芸術に対する敬意と尊重の深さを示しているんだね。

「白玉楼中の人となる」の使い方

健太
直木賞作家が白玉楼中の人となったんだって。
ともこ
また一人、名作家がいなくなったのね。
健太
重鎮がいなくなると、日本の文学界の未来が心配になるね。
ともこ
若手作家に期待するしかないわね。
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「白玉楼中の人となる」の例文

例文
  1. 松を芭蕉が白玉楼中の人となると、弟子たちは嘆き悲しんだ。
  2. 大好きだった作家が、白玉楼中の人となり悲しい。
  3. 結末を発表する前に白玉楼中の人となって、ファンは戸惑った。
  4. 彼が白玉楼中の人となり、もう新作が読めないことがつらい。
  5. 白玉楼中の人となった作家の書斎から、遺作が見つかった。

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