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インドの有名なことわざ意味付き

インドのことわざ

インドは古来より多様な文化と伝統が息づく国であり、その知恵や教えは数多くのことわざによって受け継がれています。

今回の記事では、インドの有名なことわざ一覧を五十音順でご紹介します。

これらのことわざは、地域や言語、宗教を超えて人々の間で語り継がれ、インドの豊かな文化遺産を映し出しています。この機会にインドのことわざに触れることで、インドの精神や哲学に深く分け入り、自分自身の人生にも役立てるヒントが得られるかもしれませんよ。

他国のことわざは、「世界の有名なことわざ」をご覧ください。

日本の有名なことわざの英語での言い回しは、「日本の有名なことわざ英語表現100選」をご覧ください。

当サイトの目次・逆引きは、逆引き検索一覧をご覧ください。

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「あ行」のインドのことわざ意味付き

愛情のかけ過ぎで息子を損なう

親は、子どもを手元においてあまやかさずに、世間に出して苦労をさせたほうがよいということ。


雨に濡れる羊をオオカミが哀れむ

悪意を抱いている人はあなたを心配するようなふりをするが、何を企んでいるかは不明である。


ある者は女のしもべ、ある者は女の主、ある者は女の額飾り、ある者は女の恥毛

女にとって男の値打ちは甲斐性で決まる。つまらない男は女の恥毛に過ぎない。


一は一、二は一一じゅういち

一人だけでは限られた力しか発揮できないが、二人が力を合わせることで何倍もの力を発揮できるという例え。これは、「二を一一」と読まれる。


牛は茶でも黒でも乳は白

外見だけで判断しないで、中身を理解しよう。


黄金にカーストなし

人間とは違い、金には身分の違いはない。だからこそ、それが世界中で通用するものとなる。


多くの修行者が集まり過ぎると僧院は荒れ果てる

指図する人が多すぎると、方針が統一できずに、物事がうまく運ばないこと。


お天道様はいくら土ぼこりを立てても隠れない

清い心を持つ人は、悪意による中傷を受けても、自分の美徳を損なうことはない。


同じ羽毛の鳥は相寄る

同類は自然に集まるものだということ。または、志の同じ者はお互いを引き寄せるという意味。

日本の「類は友を呼ぶ

「か行」のインドのことわざ意味付き

火事になってから井戸を掘る

事が起こってからあわてて用意をすることのたとえ。


刀の傷はすぐ癒えるが、言葉の傷は癒えることなし

身体はすぐに回復することが多いが、心の傷はなかなか癒えない。


神の杖に音なし

天罰には予兆がない。天罰が下される前に後悔するのではなく、いつも神の審判を意識し、自己規律を守って生活すべきだ。


紙の舟は、今日沈まずとも明日には沈む

嘘や不誠実な行為で成り立っていることは、長続きしないということ。


木は、枝を切った人にも木陰を与える

理不尽なことをされても報復せず、寛容な心で接しよという意味。


牛乳があるのにバターを探す

手間を惜しまず、努力し続けることが大切だ。


今日が銀なら明日は灰にもなる

幸福と不幸はより合わせた縄のように、常に入れかわりながら変転する意。


今日は姑が取り仕切り、明日は嫁が取り仕切る

どんなこともいつまでも変わらず続くものではない。


今日の息子は明日の親父

急な出世や成長によって態度が傲慢になった人を皮肉る表現。


金銀は火の中でこそ試される

本物か偽物かは、困難な状況に遭遇した時にこそはっきりとわかる。


口数が多ければ詐欺師と呼ばれ、口数が少なければ愚か者と呼ばれる

どんな方法を試しても、批判から逃れられないという例え。


車が舟に乗るときもあれば、舟が車に乗るときもある

どのようなものでも、状況に応じて必ず役立つ時がくる。


来る道は一本、去る道は千本

収入源は一つだけど、支出は数え切れないほどたくさんある。


結婚は虚言によって成り、正義は真実によって成る

結婚はうそや誤解に基づいても成立することがあるが、正義は真実なしには成立しない。


五本の指は一様ならず

十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。

日本の「十人十色
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「さ行」のインドのことわざ意味付き

酒屋で水を飲んでも、世間は酒と見るだろう

悪人と関わると、どれだけ自分の無実を訴えても、周囲は偏見で見ることが多い。


先は水、後は泥

先に井戸から水を汲む人は水を汲むが、後から汲む人は泥水を汲む意。転じて、先に行動する人は良い結果を得るが、遅れて行動する人は望ましくない結果を得る、という意味。


先々を考える人は常に幸せである

平生から事に備えて準備をしておけば、何の心配もなくなるということ。


砂糖を借りに行ったら塩を貸してくれと言われる。

誰かに助けを求めると、逆にその人から助けを求められ、状況が一層悪化すること。


ざるが針を笑う

自分の欠点には気づかないで、他人の欠点をあざ笑うことのたとえ。あざ笑うものも、笑われるものも大した違いはないということ。

日本の「目糞鼻糞を笑う

サルは生姜の味を知っていようか

どれほど貴重なもの・高価なもの・価値のあるものでも、持ち主がそれを知らなければ何の値打ちもないことを意味します。すばらしいものを見せても、効果や反応がない事を意味することもあります。

日本の「猫に小判」「豚に真珠

獅子と山羊が同じ岸辺で水を飲む

獅子が支配者で、山羊が民衆を表しており、民を慮る支配者であれば、弱い民衆も恐れることはない。

政治の理想的な姿を示す諺。

獅子の食べ残しを禿鷹はげたかが食らう

怠け者で役に立たない人は、常に他人に頼りながら生活しているという例え。


自分が黒砂糖を食べるときはこっそり食べよ、よその子が欲しがって泣かないように

行動に移す際は、世間の目を気にしすぎない方が良い。


自分の人生は人生、他人の人生は野菜の煮つけ

自分勝手で、他人のことを全く気にせず、自分の利益のみを追求する様子。


自分の背中は見えない

自分の弱点は自覚しにくいものだ。


自分の知能と他人の財産は豊かに見える

人は皆、自己過信が強く、欲望に満ちている。


熟したマンゴーは落下を恐れる

金持ちの人は、貧しい人とは違い、資産を持っているため、死にたいする恐怖がより大きく感じられるものだ。


初日は客、二日目も客、三日目は災いの人

一日や二日なら客をもてなすことができるが、それ以上長くなると負担に感じる。客として滞在するのは二日がが限度。


知るは一滴に過ぎず、知らぬは大海の如し

知っていることが一滴の水に例えられるなら、知らないことは海のように広大なものである。


人生は橋、渡ることはできるが、その上に家を建てることはできない

人生は橋のように、常に前進するものだ。時に立ち止まって休むことや後ろを振り返ることはあるが、永遠に同じ場所に留まることはできない。


死んだ獅子より生きた猫

すべてのことは、命があるからこそ意味がある。


真の友達を持つ者は、鏡を必要としない

友達を通じて、自分をより理解することができる。


少なめに食べる人は常に幸せである

満腹になるまで食べないで、八分目にしておくことで健康でい続けることができること。


千一回目の挑戦を試みよ

常に再挑戦することが大切だ。


草原に目あり、茂みに耳あり(インド)

内緒話をするときは、どこでだれが見たり聞いたりしているかわからないので、気をつけた方がよいという教え。


僧多くして寺廃れる

指図する人が多すぎると、方針が統一できずに、物事がうまく運ばないこと。


ゾウの背中で犬に咬まれる

安全だと感じていても、予期せぬ災難がいつ訪れるか分からない。


ゾウは死んでも90万ルピー

大富豪であった人は、没落しても一般の人とな異なる品格を持っているものだ。

日本の「腐っても鯛
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「た行」のインドのことわざ意味付き

食べ物は命を救いもするが、命を奪いもする

健康のためには、適量を摂取し、適切に調理して食べる必要がある。


食べ物は自分の好みで、化粧は他人の好みで

食べ物は自分が好きなものを選べばよいが、化粧や装いは他人の好みに配慮すべきである。


「駄目」の一言が七十の禍を遠ざける

「駄目」に一言が言えずに、思わぬ問題を引き起こすことがある。相手の要望に対応できない場合は、明確に断ることが最善策である。


溺愛の子は骨までしゃぶる

子供を過度に甘やかすと、親の負担が増えるだけでなく、子供の自立心を奪ってしまう。


手のひらの筋は消えない

生まれ持った運命は、変えることができない。


遠くの兄弟より近くの犬

いざというときに頼りになるのは、遠くに住んでいる親戚より、近くに住んでいる他人であるということ。


毒は優しく盛る

忠告は優しく。


毒蛇死んで杖折れず

何らの被害もなく、目的を遂げること。


隣の家の百合の香りはかぐわしい

他人のものは自分のものよりよく見えるということ。

日本の「隣の花は赤い

虎がいない町では猫が王

本当にその分野の優れた人がいないところでは、少し詳しいだけであたかもその分野の専門家のように威張り、偉そうにする人を意味する。

日本の「鳥なき里の蝙蝠

虎は飢えても草は食べない

人の本質は変わらない。

「な行」のインドのことわざ意味付き

鍋が沸騰するのは止められるが、村じゅうの陰口は止められない

世間の噂は防ぎきれない。


生半可な学問は家族までも苦しめる

十分に身に付いていない知識や技術、少しばかりの知識や技術に頼ると、逆に大きな失敗をするという意味です。


鶏が鳴かなくても朝は来る

大自然の法則には人間の力は敵わない。自分の力を過剰に誇示し、自分抜きでは事ができないと主張する者を皮肉ることわざ。


猫が牛乳を飲まないことがあろうか

外見や第一印象だけに基づいて判断すべきではない。


熱愛も三日の命

熱烈な恋愛で結ばれても、長期的な関係を維持するのは難しい。

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「は行」のインドのことわざ意味付き

白鳥の家にからす

学を自慢する者や高い身分の家に、不肖の子が生まれることを皮肉ることわざ。


一つの嘘を証するために七十の嘘をつく

嘘を真実に見せかけるためには、さらに嘘を重ねて固めなければならない。その嘘を維持するために、さらなる嘘をつくことになる。


人の口から火が出る

不用意な発言は身を滅ぼす要因になるため、発する言葉は十分に慎むべきだという事。何気なく言った言葉が元で災難を招き、身を滅ぼすこともあるので、発言をする際には慎重にすべきだという事。

日本の「口は禍の門

不正な手段で得た金は手元に数年しか残らない

悪いことをして手にいれたお金は、無駄に使ってしまい残らないというたとえ。

日本の「悪銭身につかず

舞台が歪んでいては踊りはできぬ

自分の能力不足を無視して、他人や物に文句を言うこと。


二日半だけの王位

権力を握っている期間が、きわめて短いことの形容。

日本の「三日天下

塀の上に立つ猫

物事の結果がどちらに向かうか予測できない。


ほうきに飾りをつける

大金を手にしたとき、無意味なものにお金を使い始めることを表すたとえ。

「ま行」のインドのことわざ意味付き

前に井戸、後ろに溝

一つの災難を避けたとしても、別の災難に遭遇するたとえ。「前門の虎後門の狼


水はして飲め、師は確かめて選べ

後悔しないためには、どんなことでも注意深く慎重に行うことが重要だ。


蜜は暗闇でなめても日向でなめても甘い

高潔な人の行動は、常に毅然としており、陰に隠れた部分がないため信用ができる。一方、そうでない人の言動は、裏表があり一貫性がないため信用ができない。


目に入った砂粒は我慢できない

意味:たとえちっぽけな敵でも侮ってはいけない。

「や行」のインドのことわざ意味付き

火傷をした猫は厨房に入らない

たった一度の失敗に懲りて、必要以上に注意深くなることを表している。


優しい炎はパンを美味しくする

弱火でじっくり焼いたパンは美味しいものだ。転じて、何事も慎重に行い、気配りを怠らなければ良い結果が得られるという意味。


四本足の馬でさえ滑る

どんな名人でも、たまには失敗をすることがあるということ。

「ら行」のインドのことわざ意味付き

ライオンとヤギが同じ岸辺で水を飲む

世の中が愛と誠実さに満ちている、または正しい政治が実施されているたとえ。


ラクダは山のふもとに行くまで、自分の背がいちばん高いと思っている

自己過信の強い人が、自分より優れた人に出会い、初めて自分が最高でないことに気付くたとえ。

「わ行」のインドのことわざ意味付き

若いころの努力に老いてから助けられる

若い時に行った努力や獲得した知識は、一生涯の財産となる。