「恥と頭はかき次第」の意味(語源由来)
【ことわざ】
恥と頭はかき次第
【読み方】
はじとあたまはかきしだい
【意味】
恥をかくことに無感覚で、頭を掻きたいだけ掻くように、平気で恥をかく行為を重ねるたとえ。
ははーん、なるほどね。自分が恥ずかしいと思わん限りは、どんなに周りがどう思おうと平気でやり続けるってわけやな。恥をかいても「ええかげんにせえよ」とか思われても、自分が平気ならそれでいいってことか。
自信のある行動もええけど、周りの目もちょっとは気にした方がええかもしれんな
「恥をかく」と「頭を掻く」を掛けたしゃれ。
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「恥と頭はかき次第」の解説
カンタン!解説
「恥と頭はかき次第」という表現は、どんなに恥ずべきことをしても、それに全く動じない、平気でいる様子を表しているんだ。人は普通、頭をかくことを自然に行うよね。それと同じように、恥を感じることなく、何度も恥ずかしい行為を繰り返すことを指しているの。
この言葉は、自分の行動が他人にどう映っているのか、またその行動が社会的に受け入れられるものかどうかについて、全く考えていない人に対して使われることがあるんだ。たとえば、人前で不適切な言動をしても、それがなぜ問題なのかを理解せず、またそのような行動を繰り返してしまう人のことを指すよ。
この言葉は、恥知らずな行動を取る人の心理状態や態度を批判的に描写するために使われることが多いんだ。社会生活の中で、恥を感じることは他人との関係を円滑にする上で重要な役割を果たしているから、この表現には「他人の目を気にせずに恥ずかしい行為をやめないこと」への注意を促す意味も含まれているんだよ。
「恥と頭はかき次第」の使い方
健太くん。恥と頭はかき次第っていうけれども、毎回、こんなにバツばかりのテストの答案で、本当に少しも恥ずかいと思わないの?
うん。今まで、恥ずかしいと思ったことは一回も無いよ。
そうなの?でも健太くんが大好きな女の子に、この答案を平気な顔で見せることができるのかしら?
あわわ。それは恥ずかしくてできないよ。・・・これからはもっと勉強を頑張るよ。
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「恥と頭はかき次第」の例文
- 彼はあんなラフな服装でパーティーに来た上に、あんな発言を平気な顔でするなんて、恥と頭はかき次第だな。
- いつも成績が悪くて、親が先生に呼び出されているのに、さらに学校のガラスを割って親が呼び出されることになるなんて、恥と頭はかき次第だし、親不孝者だな。
- 彼の両親は、彼が路上で歌っていることを恥ずかしいと思っているし、その上、芸能界にデビューするなんて恥ずかしい行為の上塗りで、恥と頭はかき次第だと思っている。
- 父は、僕があまりに出来の悪い子供だから、昔から僕のことを恥だと思っているのに、僕が、キャリアではなくノンキャリアとして採用されたことを知って、恥と頭はかき次第だと思っているようだ。
- せっかくとても才能があるのに、彼は、あんな作品をこんな歴史のあるコンクールに出した上に、審査員を侮辱するような言葉を発表しているようだが、恥と頭はかき次第で、いつになったら大人になってくれるのだろうか。
- 彼女は、恥ずかしい行為を繰り返しても、いつも平気な顔でへらへら笑っているから、恥と頭はかき次第だと思っていたが、実はとても繊細な人で強がって笑っているだけだった。
自分でどうにでもできる、つまり恥ずかしさも頭をかくことも自分の意志次第でどうにかなる、ということなんだね。