「地獄の釜の蓋も開く」の意味
【ことわざ】
地獄の釜の蓋も開く
【読み方】
じごくのかまのふたもあく
【意味】
正月の十六日と盆の十六日には、地獄でも罪人を煮る釜の蓋を取って鬼が休むというくらいだから、この世でも仕事を止めようということ。
ほほう、なるほどなぁ。つまり、「お正月やお盆の16日は、地獄の鬼もお休みするから、こっちの世界の人間もみんな休んでええってことやな」。
仕事ばっかりしてたら体も心もくたびれちゃうからな。たまにはゆっくり休むことも大事やで、ってことを教えてくれてるわけやな。良いことわざや!
【参考】
昔は、この日を「藪入り」として住み込みの使用人にも休暇を与え、里帰りできる日としていた。
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「地獄の釜の蓋も開く」の解説
カンタン!解説
「地獄の釜の蓋も開く」って言葉はね、とっても特別な意味があるんだよ。
これは、昔から伝わる話で、正月やお盆の16日には、普段は地獄で罪人を罰している鬼たちもお休みを取るって言われているんだ。だから、この世の人々も、その日だけは仕事をやめて、ゆっくり休むべきだよっていう意味があるの。
「地獄の釜の蓋」っていうのは、地獄の入り口を閉じている蓋のことを指していて、それが開くっていうのは、地獄の鬼たちが仕事を休むっていう意味なんだ。
例えばね、おじいちゃんやおばあちゃんが「今日はお盆の16日だから、みんなでお休みしよう」と言ったら、それはこの「地獄の釜の蓋も開く」って言葉に基づいているのかもしれないね。
要するに、この言葉は、とっても特別な日には、みんなで仕事を休んで、ゆっくり休むべきだよっていう、昔からの教えを伝えているんだよ。
「地獄の釜の蓋も開く」の使い方
健太くん。宿題をやらないで遊んでいるなんて、大丈夫なの?
今日は十六日、地獄の釜の蓋も開くというじゃないか。学生の仕事は勉強でしょう?だから今日は休むのです、
それをあの怖い国語の先生に面と向かって言うことができるの?
きっと先生は鬼より怖い顔をするだろうね。言えないなあ。しょうがないから宿題をするか・・・。
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「地獄の釜の蓋も開く」の例文
- 地獄の釜の蓋も開く、今日は店を閉めてゆっくり休もうじゃないか。
- 地獄の釜の蓋も開く、仕事はやめにして、たまには先祖の墓参りにでも行ってゆっくりしよう。
- 地獄の釜の蓋も開く、ワーカホリックの君は今日くらい休んだらどうかな?
- 地獄の釜の蓋も開く、休みにしたいが、商店街でうちだけ休むわけにはいかないなあ。
- 地獄の釜の蓋も開く、今日は仕事を休んで、親に元気な顔を見せてこいと親方に言われた。
つまり、この日はみんな仕事をやめて休むべきだという意味があるんだ。