「善悪は水波の如し」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
善悪は水波の如し
【読み方】
ぜんあくはすいはのごとし
【意味】
善悪に大差はなく、わずかな差だということ。
おお、そういうことか。つまり「善と悪って、思ってるよりもずっと近いものなんや」ってことやな。水の波が一瞬で形を変えるように、善と悪も状況によってはすぐに変わりうるってことやね。
一見はっきりと分かれているように見えても、実際はとても繊細な違いがあるってことや。自分の行動一つ一つが、どちらに傾くかって大事やね。
【語源・由来】
水と波は呼び名は違っても実際は同じものであるが、善悪の関係はこの水と波のようなものだということ。
【類義語】
・善の裏は悪
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「善悪は水波の如し」の解説
カンタン!解説
「善悪は水波の如し」ということわざは、善と悪がまるで対立するもののように思われがちだけど、実は非常に密接に関連していて、わずかな差しかないことを表しているんだよ。この言葉は、水と波が名前は異なるものの、実際には同じものであることに例えているんだね。
水と波は、形は異なって見えるけれど、本質的には同じ水でできているように、善と悪も状況や見方によっては非常に細かい差によって分かれていることがあるんだ。例えば、ある行為が一方の立場から見れば善とされ、別の立場から見れば悪とされることがあるよね。
このことわざは、善悪の境界が時には非常に微妙であること、そして両者が互いに影響を与え合っていることを教えてくれるんだよ。善悪の区別は常に明確なわけではなく、状況によって変わることがあるということを示しているんだね。それに、善と悪は同じ人間の行動の異なる面を示しているとも言えるんだ。
「善悪は水波の如し」の使い方
不良生徒の気持ちが分からないや。
善悪は水波の如しというから、優等生も不良も紙一重なのよ。そんなに大差はないわよ。
あんな格好をしているから、全く考え方が違うのかと思ったんだけど、大差ないんだね。
優等生が明日には不良になるかもしれないし、両者に差は無いから心を割って話せば理解し合えるわよ。
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「善悪は水波の如し」の例文
- 善人の心にも悪があり、悪人の心にも善があり、善悪は水波の如しだ。
- 善悪は水波の如しで差はないが、ある時横から運命の力が加わることで悪に偏ったり善に偏ったりする。
- 前科がある人の社会復帰を支援したいと考える人は、善悪は水波の如しと思っている。
- 善人だからと悪人を裁くことはできない。善悪は水波の如し差がないものなので、悪を裁けるのは神だけだ。
- 善悪は水波の如し、どちらも人の中にある感情で、寄せては返す波のように善が前面に出たり、悪が前面に出たりするだけのことだ。
この言葉は、善行と悪行が時として紙一重の差であることを示しているんだね。