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【垂涎の的】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

垂涎の的

「垂涎の的」の意味(語源由来・英語訳)

意味
【ことわざ】
垂涎の的

【読み方】
すいぜんのまと
慣用読みで「すいえんのまと」とも読む。

【意味】
そのものを羨ましがり、ほしがること。

ことわざ博士
「垂涎の的」という表現はね、人々が非常に強く欲しいと思うほど価値がある物や事を指すんだ。

まるで美味しい食べ物を前にしてよだれを垂らすように、その対象物をどうしても手に入れたいと強く願う様子を表しているんだよ。

助手ねこ
ああ、そういうことか。めっちゃ欲しいもの、みんなが「あれがほしい!」って思うようなものが「垂涎の的」なんやな。たとえば、レアな限定品とか、めっちゃ高価な宝石とかか。

みんなが夢中になるような、価値あるものを指してるんやね。この言葉は、人々が強く何かを望む心理を上手く表してるわ。

【語源・由来】
「賈誼新書」の「一国これを聞く者、これを見る者、涎を垂れて相告げん」に基づく。思わずよだれを垂らすほどに、欲しい食べ物の意味から。

【英語訳】
envy

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「垂涎の的」の解説

カンタン!解説
解説

「垂涎の的」という表現は、非常に価値があって、強く欲しくてたまらないものや状況を指す言葉だね。このフレーズは、文字通り「よだれを垂らすほどに切望する対象」という意味を持っているんだ。

この表現は、人々が非常に強い欲求や熱望を持っているもの、つまり非常に魅力的で、手に入れたいと強く思うような物や機会に使われることが多いんだ。例えば、高価な宝石、希少な芸術品、高級車、理想的な仕事の機会、あるいは特定の人物の愛情などが「垂涎の的」として挙げられることがあるよ。

この言葉は、その対象が持つ魅力や価値が非常に高いと感じられる場合に特に用いられ、その対象を手に入れるためにはどんな努力も惜しまない、という強い意志や願望を表しているんだね。

「垂涎の的」の使い方

健太
ともこちゃんの家には、巨大なスクリーンがあるんだよね。映画好きには垂涎の的だよ。
ともこ
私にはよくわからないのだけど、こだわりの音響設備を設置したようで、映画館に負けないらしいわよ。
健太
それはうらやましい。今度映画を見に行ってもいい?
ともこ
いいわよ。ぜひポップコーンを持ってきてね。
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「垂涎の的」の例文

例文
  1. 彼の所有していた巨大な厩舎は、当時の貴族たちの垂涎の的だったといわれている。
  2. 今年採用された人たちは優秀な人ばかりだが、彼は別格で、他の企業から垂涎の的になっているような逸材である。
  3. あの楽譜を所有していることは、好事家にとっても研究家にとっても、演奏家にとっても垂涎の的といえるだろう。
  4. 彼が世界中から集めた蔵書は、我々の垂涎の的である。
  5. 彼女は幼いころから美しくて、その財産が莫大なこともあり、名家の子息の垂涎の的だった。

まとめ

「垂涎の的」の「垂涎」とは、涎(よだれ)を垂らすという意味で、涎を垂らすほど食べたい、欲しいという気持ちを表している。「垂涎の的」とは、たくさんの人が涎を垂らして見つめる的(ターゲット)という意味で、誰もが欲しいと願う対象を表している。そんな、みんなが涎を垂らして欲しいものをじーっと見つめている姿を想像すると恐ろしい。そして、みんなが涎を垂らすほど欲しがるものを所有するなんて、いつ奪われるか不安で眠れなそうだと思うのは間違いなく自分が凡人だからだろう。





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