「狼に衣」の意味(類義語・英語)
【ことわざ】
狼に衣
おおかみにころも
【意味】
凶悪な人が慈悲深い人のようにみせかけること。着衣が体に不釣り合いでだらしないさま。
狼が可愛らしい衣を着てても、中身はやっぱり狼なんやもんな。見かけだけじゃなく、その人の本質を見ることの大切さを教えてくれてるわけやな。
【類義語】
・虎にして冠する者
【英語】
When the fox preaches,take care of the geese.(キツネが説教する時はだまされないよう自分のガチョウに気を付けよ。)
「狼に衣」の解説
「狼に衣」っていうことわざはね、外見は優しそうに見えるけど、実は中身はとっても恐ろしい人のことを指すんだよ。
たとえば、おとぎ話の狼が羊の毛皮をまとって、羊たちに紛れ込んで、結局は羊たちを食べてしまう話を思い出してみて。外見は羊に見えるけど、中身は狼なんだよね。
だから、もし学校に優しそうに見えるけど、実は人をいじめているような子がいたら、「その子、まさに狼に衣だね」と言えるんだよ。それは、「その子は外見は優しいけど、本当の性格はとっても恐ろしいよ」っていう意味になるんだね。
「狼に衣」の使い方
「狼に衣」の例文
- これから壇上にあがるというのに、狼に衣とは何たることだ。
- 狼に衣のままこのパーティーに出席する気か。正気なのか。
- 親身になってくれたと思っていたのに彼は狼に衣で、知らないうちに犯罪の片棒を担がされた。
- 狼に衣にすっかりだまされ100万円とられた。
- 営業マンは皆狼に衣で、自身や会社の利益しか考えていない悪人だと考えている。
衣を着た狼は見た目は無害そうでも、本性は狼だという意味があるんだ。