【す】からはじまることわざ

88語を掲載
地獄も住家住み慣れればどんなところでも住みやすくなるということ。
水火の争い水と火のように正反対で仲が悪いもの同士の争いのこと。
水火も辞せず水に溺れ、火に焼かれるような苦しみや危険があろうと、恐れずに事をやり抜くたとえ。
水火を通ぜず隣近所と付き合わず行き来のないこと。
水火を踏む危険をおかすこと。
粋が川へはまる粋な人が粋が過ぎて身を誤ること。
粋が身を食う花柳界や芸人社会の事情に通じて粋がることは、遂にはその道に溺れて身を滅ぼすことになる。
垂拱して天下治まる天子の徳で民衆が感化され、天子が何もしなくても平穏に治まること。
垂鏡私無し公平で不正や隠し立てがないこと。
水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりどんな苦境に陥っても天命に従い、それを恐れないことが聖人の勇気だということ。
箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず国が久しく栄えるには、法や罰で国民をきびしく従わせるのは良くない方法だということ。
水晶の削り屑お金持ちだったが落ちぶれてしまった人のこと。
水晶は塵を受けず清廉潔白な人は少しの不正も憎むこと。
水晶を灰汁で磨いたよう大変清廉潔白であること。
垂涎あるものを是が非でも手に入れたいと思うこと。
垂涎の的そのものを羨ましがり、ほしがること。
好いた水仙好かれた柳相思相愛の男女の様子のたとえ。
好いた同士は泣いても連れる好きで一緒になった者同士は、苦難に耐え抜き死ぬまで一緒にいるものだということ。
水中に火を求む手に入れることが不可能なものを無理に求めること。
錐刀を以て太山を堕つ小さな力で大きな力のものに立ち向かうこと。
水道の水で産湯を使う江戸っ子が江戸生まれであることを自慢していう表現。
翠は羽を以て自ら残う長所や優れた才能が原因となり、かえって災いを招くことになること。
推輓人をある地位や役職に引き立て推薦すること。
酸いも甘いも噛み分ける酸っぱい味と甘い味を味わい分け、そのよい所も悪い所も知っているという意味で、人情の機微に通じるほど人生経験が豊富だということ。
騅逝かずどうにもできない苦境にあり、命運極まった状態のこと。
数行並び下る読解力がとてもすぐれていること。
末始終より今の三十不確かな将来の多くの利益よりも、少なくとも今確実に得られる利益の方が良いということ。
据え膳食わぬは男の恥目の前に出された料理に手をつけないのは男の恥ということ。
末大なれば必ず折る下が強大になると上の者が滅びることになること。
末の露、本の雫人の命のはかなさをいう。
好かぬは得せぬの唐名「好きではない」は、「実はできない」ということをごまかすためにいうにすぎないということ。
姿は俗性を現す人は身なりや所作で品格がわかる。
姿は作り物人の見た目は、化粧や服装でどのようにもなるということ。
好きこそ物の上手なれ好きなことには自然と熱心に取り組むため、上達しやすいというたとえ。
好きには身をやつす好きなことのためには、やせ細るような苦労も気にならないこと。
空き腹にまずい物無し空腹時に食べる物は、どんな物でもおいしく感じるということ。
隙間風は冷たい親しい関係間に感情の隔たりができると、まったくの他人でないだけに、いっそう冷たく感じられるということ。
数寄を凝らす建物や道具などに、風流や工夫を加える。
好く道より破る得意なことだと油断して失敗するものだということ。
優れて良き物は優れて悪し際立ってすぐれているということは、悪い面も持ち合わせているものである。
少しきを救わざれば大破に及ぶ小さなことを甘くみていると大きな損害をこうむるという戒め。
進を知りて退くを知らず臨機応変に対処できないこと。
雀海に入りて蛤となる物事の変化の激しさをいう。
雀脅して鶴失う細かいことにこだわり過ぎて、全体をだめにしてしまうこと。
スズメが朝からさえずるのは晴れスズメがさえずる朝は晴れることが多い。
雀の上の鷹猫の下の鼠危険が迫ること。自分より下の者に強く上のものに弱いこと。
雀の巣も構うに溜まる雀が材料を少しずつ運んできて巣を作り上げるように、少しずつ貯蓄をしても積もり積もれば大きな額になるということ。
雀の千声鶴の一声小さな雀が群がって鳴き騒ぐよりも、鶴が一声鳴くほうが威厳があって優れているという意味で、大勢で議論してまとまらなかったことが実力者・権威者の一言で決まることのたとえ。
雀の角弱い者が強そうに見せても恐れるに足りないということ。
雀原へ礫騒がしかったのが一瞬で静まること。
雀百まで踊り忘れず幼いころや若いころに身についた習慣や癖は、年を取ってもなかなか変わらないというたとえ。
鼈が時をつくる絶対あり得ないこと。
捨て石になる大きな目的を達成するために犠牲になるたとえ。
捨て子は世に出る親に見捨てられた子は逆境の中でたくましく育ち、大事に育てられた子より世に出る。
捨て子も村のはごくみ見捨てられても助けてくれる人は必ずあらわれ、世の中どうにかなるということ。
捨てる神あれば拾う神あり一方で見捨てる人がいるかと思うと、他方で救ってくれる人がいる。
捨てる子も軒の下子への親の愛情をいう。
砂の底から玉が出るありふれた取るに足らないものの中から貴重なものが出てくること。
砂原は三里行けば二里戻る砂地は歩きにくいものだということ。
脛一本腕一本自分の身以外に頼るものがないこと。
脛に傷持つ隠しておきたい、やましいことがある。
脛者の苦笑い変わり者にも上がいるということ。
素引きの精兵理論に強いが、実戦には役に立たない者のこと。
全ての道はローマに通ず多くのものが、中心に向かって集中しているということ。
滑り道とお経は早い方がよいぬかるんで滑りやすい道は人より早く先を歩いたほうが歩きやすいし、退屈なお経は早く終わってくれるほうがよいということ。
すまじきものは宮仕え勤めは気苦労が多く、自由も束縛されるのでするものではないという意味。
住まば都住むのならば、辺鄙な土地より都のほうが良いということ。
速やかならんと欲すれば則ち達せず早くしようと急ぐと失敗するということ。
住むばかりの名所名所ははたから見るほどよいことはない。
住めば都心の持ちようで、どんなに不便な土地でも都のように快適に思えることのたとえ。
相撲に勝って勝負に負ける経過はよいのに結果的に失敗すること。
相撲に負けて妻の面張る強いものに負けたものが、自分より弱いものをいじめて憂さを晴らすことから。
擂粉木で重箱洗う細部に注意を払わず大雑把なことをすること。
擂粉木で腹を切る不可能なことをしようとすること。
駿河の富士と一里塚差が大きくて比べ物にならないこと。
するは一時名は末代するべきことは苦しくてもやり遂げなければならないという教え。
寸陰を惜しむわずかな時間でも惜しみ大切にすること。
寸膠は黄河の濁を治する能わず小さな力では大きなことを成し遂げることはできないこと。
寸鉄人を刺す短く鋭いことばで、人の急所をぐさりと突くこと。
寸にして之を度れば丈に至りて必ず差う物を測定するのに、それにふさわしい尺度があるということ。
寸の金を切ることなし小さなことでも馬鹿にしていけないこと。
寸を詘げて尺を伸ぶ小利を捨てて大利を得ること。
寸を進まずして尺を退く自分から挑戦して災難を招くようなことはしないということ。
随珠を以て雀を弾く貴重なものをつまらないことに使うこと。
随徳寺をきめる後先かまわず一目散に逃げること。
頭巾と見せて頬冠り頭巾をかぶっているつもりでも、顔を隠す頬被りにしか見えない意から。
ずくなしの大だくみ身の程知らずなこと。
木菟引きが木菟に引かれる相手をやっつけようとするも、逆に相手の術中にはまりやられてしまうこと。



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