【な】からはじまることわざ

140語を掲載
名有りて実無し評判ばかり良くて、実質が伴わないこと。
無いが意見の総じまい放浪や道楽など無駄にお金を使う人にいくら忠告や説教をしようと無駄であるが、持ち金さえなくなれば自ずと落ち着き何も言わなくても良いという意味。
無いが極楽知らぬが仏貧しい者は金や財産がないゆえに、それらにまつわる気苦労を知らないし、贅沢も知らないから欲に悩むこともなく幸せに暮らしていけるということ。
無い子では泣かで有る子に泣く子供のための苦労が多いこと。
無い子では泣かれぬ子育ての苦労が大きいが、子供が無くては味わえない。
内証は火の車お金もちそうに見えるが、内情は貧しく非常に苦しいこと。
内助の功表舞台ではなく裏方で人を支えることをいう。
無い袖は振れない実際にないものはどうにもならないこと。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生泣いて暮らしても笑って暮らしても、人の一生だということ。
泣いて育てて笑うてかかれ泣くような苦労をしても、子育てをしっかりなしとげ、老後はその子の世話になり余生をのんびり過ごすということ。
無い時の辛抱、有る時の倹約金がないときは不自由さも辛抱し、金がある時は無駄遣いしないで倹約することで家計を健全に保つ。
無い名は呼ばれず名前のないものは呼びようがない。
無い物食おうが人の癖手に入らないものほど欲しくなるのが人の性だということ。
無い物は金と化け物あるようで実は無いのが金で、いるようで実はいないのが化け物だ。
苗の莠有るが若し善人の中に悪人がまざっていること。
直きに曲がれる枝どんなに正しい人でも欠点や弱点があるということ。
仲立ちより逆立ち物事の仲立ちは大変なことが多く、逆立ちする方が楽だということ。
鳴かぬ蛍が身を焦がす感情を外に表すより、内に堪えているほうが心の中の思いははるかに痛切だということ。
仲のよいで喧嘩する仲が良いと遠慮がなくなり、喧嘩に発展することが多くなる。
長い物には巻かれろ自分よりも権力が上である者や、大勢が賛成することには逆らわず、おとなしく従っておいたほうが物事がうまく進むということ。
長口上は欠伸の種話が長いと聞いている人を飽きさせる元だ。
長持枕にならず大が小を兼ねるとは限らない。
流れ川に大魚なし偉大な人が才能を発揮するためには、才能を発揮するにふさわしい場が必要だということ。
流れ川を棒で打つ意味が無かったり、やりがいがないこと。
流れに耳を洗う俗事に関わらず暮らすこと。
流れる水は腐らずいつも活発に動いているものは、よどみや衰えを生じにくいというたとえ。
流れを汲みて源を知る言動を見て、その人の性格や気持ちを推察すること。
泣きっ面に蜂悪いことや不幸が重なること。
泣く子と地頭には勝てぬ自己中心的でわがままな者や自分よりも身分が上の者、権力者には逆立ちしても勝てることはできないので、無茶なことを言われようとも逆らうことなく、相手に従う手段しかないという意味。
泣く子に乳即効果があること。
泣く子は育つ生まれたばかりの赤ちゃんが、力の限り声を張り上げて泣くことは元気の証であるため、健康で健やかに育つという意味。
泣く子も目を見るいくら思慮分別のない者でも、多少は周囲のことを考えて振る舞うものだ。
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす自分の思っていることを全て口に出す者よりも、自分の思いをあまり口に出さない者の方が、心で深く思っているという意味。
無くてぞ人は恋しかりける付き合っていたり、一緒に暮らしている間はそれほど思わなかった相手でも、いざ別れたり死別したりして会えなくなると、恋しさが込み上げてくることをいう。
無くて七癖どんな人でも、多少は癖があるものだということ。
無くて七癖有って四十八癖人はだれでも多かれ少かれ何らかの癖を持っているものだということ。
泣く時は泣いて渡れ時と場合に応じて世間を渡れという教え。
泣く泣くも、よいほうを取る形見分け親が亡くなり形見分けするときに、悲しみながらも良いものを得たいと思うこと。
鳴く猫は鼠を捕らぬよく喋るものはかえって実行しないことのたとえ。
鳴くまで待とう時鳥好機が到来するまで辛抱強く待つということ。
鳴く虫は捕らえられる芸があるせいで人生を踏み外すことがあるということ。
なけなしの無駄遣い金がない人ほど無駄遣いをするということ。
仲人口は半分に聞け仲人の話は大げさであることが多いので、話半分に聞くほうがよい。
仲人は宵の口仲人は結婚式が終わればお役御免だから、長居しないで宵の口に帰るべきだということ。
仲人は草鞋千足仲人は縁談をまとめるために両家間を何度も行き来するので、並大抵の苦労ではないということ。
情けが仇他人に対し、少なからずの情けや好意を持ってしまったことが逆に良くない結果を招くという意味。
情けに刃向かう刃無し心からの思いやりで情けをかけてくれる人に対しては、誰も刃向かえないということ。
情けの酒より酒屋の酒口先だけの同情より、実際に役立つ金品などの援助の方がありがたいということ。
情けは質に置かれず同情する気持ちだけでは何の足しにもならない。
情けは上下によるべからず身分に関係なく、誰にでも情けをかけるべきだということ。
情けも過ぐれば仇となる親切が過ぎると、かえって迷惑になるということ。
情けは人の為ならず人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、めぐりめぐって自分にもよい報いとなって返ってくるということ。
為さざるなり、能わざるに非ず実現できないのは不可能だからではなく、やろうとしないからだということ。
梨の皮は乞食に剝かせ、瓜の皮は大名に剝かせ梨の皮は薄くむいた方がいいので、丁寧にむく乞食にむかせた方がいい。
梨の礫電話をしても、手紙を出しても一向に返事がないこと。
為す者は常に成り、行う者は常に至る成し遂げようと目標に向かって進み続ければ、必ずそこに達するが、怠けると成し遂げることはできない。
為せば成る、為さねば成らぬ何事も自分ではできないと思っていても、その気になればできてしまうという意味。
菜種から油まで菜種の状態から、しぼられた油までということ。
鉈を貸して山を伐られる好意でしたことのために、自分が損害を受けることのたとえ。
名高の骨高評判が高いわりに、実は大したことがないこと。
納所から和尚一気に出世すること。
納豆も豆なら豆腐も豆元は同じでも、条件により異なるものになること。
夏歌う者は冬泣く働ける時期に働かないものは、後で生活に困るということ。
夏沖の秋山夏は沖のほうが晴れ、秋は山のほうが晴れるとその日は晴れる。
夏座敷と鰈は縁側がよい暑い夏は部屋の中より縁側が過ごしやすい。
夏の風邪は犬も食わぬ夏に風邪をひくほどつまらないことはない。
夏の小袖季節外れで不要なもののたとえ。
夏の入道雲は晴れ夏、入道雲が現れると晴れることが多い。
夏の火は嫁に焚かせよ暑い夏に火を焚くなんて辛い仕事は嫁にさせればいいということ。
夏の牡丹餅犬も食わぬ夏のぼたもちは、何でも食べる犬も食べないほどまずいということ。
夏の虫氷を笑う無知で見識が狭いこと。
夏は日向を行け、冬は日陰を行け暑い夏にひなたを、寒い冬に日陰を歩くようにあえて苦しい道を行き身体を鍛練するべきだということ。
七重の膝を八重に折る二重にしか折れない膝を七重に折り、さらに八重にも折りたいほどだということで、これ以上ないほど丁寧な態度のたとえ。
七転び八起き七度転んでも八度起き上がるという意から、何度失敗してもくじけず、そのたびに立ち直って努力すること。
七皿食うて鮫臭いさんざん食べておいてまずいと文句をいう。
七度探して人を疑え物が見当たらないときは、何度もよく探したうえでなければ、人を疑ってはいけないという戒め。
七つ泣き別れ七歳違いの夫婦はうまくいかず別れるものだという俗信。
七つ七里に憎まれる数え年七歳くらいの男の子はいたずら盛りで、周囲に迷惑をかけ憎まれることが多いということ。
七つ前は神の子数えどし七歳未満の子どもは神に属する存在で、わがままや非礼があってもとがめられない。
七尋の島に八尋の船を隠す頼るものがない場合は、頼りにならなくてもそこへ行って頼むということ。
何某より金貸し「何のなにがしだ」と家名や官職名を誇りながら内実貧しい者より、金貸しと軽蔑されても富裕なほうがよい。
何事も縁世の中のことはすべて縁で成立している。
難波の葦は伊勢の浜荻地方によって呼び名が変わることのたとえ。
名主の跡は芋畑名主の家は、何代も続くことなくつぶれてしまうというたとえ。
名の勝つは恥なり実際の実力以上に評価されることは、その人にとって恥ずべきことである。
七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ関わらなければ害を受けることはない。
名の木も鼻につく何でもほどほどが良い。
名のない星は宵から出る最初に出てくるものにはよい物はない。
名乗りを上げる①その存在を世間に公表する。
名は体を表す名前というものは、その人本人の性格や、その物の実体など本質を表しているということ。
なぶれば兔も食いつく我慢にも限度があるという意味です。
鍋が釜を黒いと言う自分の欠点は棚に上げて、他人の欠点を指摘しあざわらうこと。
鍋の鋳掛けが釣鐘を請け合ったよう自分の能力以上の仕事を引き受け大騒ぎすること。
鍋の三つ足世間知らずのこと。
鍋蓋と鼈二つのものの違いが大きすぎて、比較にならないこと。
鍋蓋で鼠を押さえたよう優柔不断な態度のこと。
生木を裂く相思相愛の男女を無理に別れさせること。
怠け者の足から鳥が立つ普段怠けている者は、いざことが起きると慌てるということ。
怠け者の食い急ぎ怠け者は、食べる時になると威勢が良くなり、人より早く食べる。
怠け者の節句働きふだん怠けている人は、ほかの人が休みの日に、かえって働かなくてはならないということ。
生殺しの蛇に噛まれる蛇を完全に殺さず、危害の生ずる恐れを残すということから、災いの起きる元を断たないで、後日の大きな災禍のたねを残すこと。
生兵法は大怪我のもと十分に身に付いていない知識や技術、少しばかりの知識や技術に頼ると、逆に大きな失敗をするという意味です。
生物識り川へはまるなまじっか知識があると、それを頼みに軽々しくふるまい失敗するということ。
生物識り地獄に落ちる仏教の教えについてなまじ知識をつ者は仏法の悪口を言いがちなので、死んでから地獄に落ちて苦しむことになる。
生酔い本性違わず酒に酔っても、その人が本来持つ性質は失われない。
訛りは国の手形ことばのなまりを聞けばその人の生まれ育った国(出身地)がわかるという意味。
鉛は以て刀と為す可からず物はそれぞれ使いみちがある。
波雲は雨波雲が出ると雨になることが多い。
涙ほど早く乾くものはなし一時の感情はすぐに忘れてしまうものだから、涙などはあてにならない。
波に千鳥組合わせの良い二つのもの。
波にも磯にも着かずどっちつかずの落ち着かないさま。
蛞蝓に塩蛞蝓に塩をかけると縮んでしまうことから、苦手なものの前で萎縮するたとえ。
蛞蝓の江戸行き遅々として物事が進まないこと。
名よき島に木寄る同じ事であれば、人間は、より名前や体裁の良いものを選ぶ。
名よりも実名前や見かけだけのものよりも、中身が優れたものの方が良い。
習い性と成る同じことを繰り返し、習慣として身につくと、それが生まれつきのようになる。
習うは一生人間には学ぶべきことがたくさんあるから、何歳になっても学び続ける必要がある。
習うより慣れろ人に教えられるだけでなく、自分で実際に経験を重ねるほうが、よく身につくということ。
成らぬ堪忍するが堪忍これ以上我慢できない事をさらに我慢してこそ、本当の忍耐であるという意味です。
習わぬ経は読めぬ習ってもいないお経を読めと言われても無理なように、知識も経験もないことはいくらやれと言われてもできないという意味。
生業は草の種生活費をかせぐための仕事は草の種類ほど多く、どこにでもあるものだということ。
成るか成らぬか目元で知れる相手の目を見れば、承知しているか否かが推察できるということ。
鳴る神も桑原に恐る強い者にも苦手なことがあるということ。
成るは厭なり、思うは成らず実現するものは満足できず、欲することはうまく行かない。
成るも成らぬも金次第世の中のことがうまくいくかどうかは金があるかどうかだ。
熟れて後は薄塩人との付き合いは、なれた後は適度に距離をおいたほうがうまくいくものだ。
慣れぬ米商いより慣れた糠商い大きな利益を得るかもしれないと慣れない商売に手を出すより、小さな利益でも慣れた商売の方が安全だ。
名を捨てて実を取る名誉や名声を得るより、実際の内容やよい結果を作り出すほうが、よいということ。
名を盗むは貨を盗むに如かず実を伴わず名誉を得ようとするのは、財貨を盗むより劣る。
難行苦行こけの行苦難に耐えて修行するのはばかばかしいということ。
難産色に懲りず難産で苦しんだにもかかわらず、懲りずに色欲に動かされる。
南山雲起これば北山雨下る南の山に雲が発生すると、北の山に雨が降る。
南枝の悲しみふるさとから離れて暮らす悲しみ。
汝自身を知れ自分の無知を自覚し、その自覚の上に立ち自分の心を高め真の知識を得よということ。
爾に出ずるものは爾に反る自分がしたことの報いは、よいことでも悪いことでもすべて自分自身に返ってくるということ。
汝の敵を愛せよこちらに好意を持ってくれる人を愛するのは誰にでもできる。
爾は爾たり我は我たり他人のことは気にしないで、自分の信じるところに従って行動せよということ。
南人駝を夢見ず北人象を夢見ず知らないものに関しては想像することもないということ。
何でも来いに名人なし何でもできるという人には、特定の分野で名人と呼ばれるほど一芸に秀でた者はいない、というたとえ。
難に臨んで遽かに兵を鋳る何かが起きてから慌てて準備をしても遅いということ。



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