【さ】からはじまることわざ

144語を掲載
才余りありて識足らず才気は有り余るほどだが常識に欠けていること。
才覚の花散り人は勢いが下り坂になると頭の働きが鈍くなる。
細工は流流仕上げを御覧じろ物事のやり方はいろいろあるのだから、やり方についてあれこれ言わずに出来上がった結果を見てくれということ。
歳月人を待たず時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどないという意味。
細行を矜まざれば、終に大徳を累わす些細なことでも慎重にしなければ、その人の徳を損なう結果になるということ。
才子才に倒れる才知あふれる者は、自分の才知を過信してかえって失敗するものだということ。
宰相とならずんば則ち良医となれ大臣となり政治で人を救うことができないなら、良い医師となり人の命を救えということ。
彩ずる仏の鼻を欠く念入りにし過ぎ、大事なところを台無しにしてしまうこと。
災難なら畳の上でも死ぬ人間はいつどこで災いにあうか予想できないということ。
賽の河原限りのない無駄な努力のこと。
賽は投げられた物事はすでに始まってしまったから、前に進むしかないということ。
財布の底と心の底は人に見せるなお金に関することは人に隠すべきで、自分の本心も人に明かさない方が良いということ。
財布の紐を首に掛けるよりは心にかけよ財布を盗まれないよう首に掛けて用心するより、心にかけて無駄遣いしないよう気をつけた方が良いということ。
才も不才も、亦各其の子と言う親が自分の子供がかわいいと思う気持ちは、みな同じであるということ。
福は眥に盈たず、禍は世に溢る幸福は見落としてしまうほどささやかだが、災難は世の中にあふれるほどあるということ。
竿竹で星を打つ不可能なことをしようとする愚かさをいう。
竿の先の鈴うるさいこと。よくしゃべること。
棹は三年櫓は三月同じようだが難易度が異なること。
境に入りては禁を問う他の国や土地は法や習慣が異なるので、注意するようにということ。
魚は海に幾らでもいる機会を一度逃がしても落胆してはいけないということ。
魚は上臈に焼かせよ、餅は下種に焼かせよ魚や餅の上手な焼き方をあらわす語。
魚は殿様に焼かせよ、餅は乞食に焼かせよ何事にも適任者がいるということ。
坂に車油断すると後戻りしてしまうこと。
酒外れはせぬもの酒の席では飲めないと断らず、少しでもいいから飲むべきだということ。
酒屋へ三里、豆腐屋へ二里人里から離れた不便な土地のこと。
左官の垣根専門外のことはうまくいかないこと。
先勝ちは糞勝ち勝負ごとでは初めに勝ってもそれが真の実力とは限らない。
先立つ物は金何をするにも金がないと始まらないということ。
先の雁より手前の雀手に入るか当てにならないものより、多少劣っていても確実に手に入るものの方が良いということ。
鷺と烏正反対のことをいう。
鷺を烏と言いくるめる白い鷺を黒い烏だと言い張る意味で、無理に事実をねじ曲げて正しいことを間違いだと言ったり、間違っていることを正しいと言ったりすること。
策士策に溺れる策略のうまい人間は自分の策略に頼りすぎて、かえって失敗するということ。
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿桜と梅の剪定(せんてい)法に違いがあることを教える言葉。
桜三月、菖蒲は五月桜の見ごろは三月で、菖蒲の見ごろは五月であるということ。
桜は花に顕る普段は目立たないが、何かの折に非凡な才能を発揮すること。
酒入れば舌出ず酒を飲むと口数が増え失言が出ることもあるから、酒は慎むべきだという戒め。
酒買って尻切られる好意でしたことを仇で返されること。
酒極まって乱となる節度ある酒宴でも、飲み進めると喧嘩になったりして乱れること。
酒と朝寝は貧乏の近道節度のない飲酒や朝寝坊をして仕事を怠けると、すぐに貧乏になるということ。
酒と産には懲りた者がない過度の飲酒のつらさや出産の痛みはすぐに忘れ、もう懲りたという者はいないということ。
酒なくて何の己が桜かな酒がない花見はつまらないということを俳句調にいったことば。
酒に別腸あり人には酒のための腸が別にあるということ。
酒の徳孤ならず必ず隣あり酒が好きな人は、必ず飲み友達ができるから孤独ではない。
酒の中に真あり酒に酔うと人は本性をあらわすということ。
酒飲み本性違わず酒飲みは、どんなに酔ってもその人の元々の性質が変わるわけではないということ。
酒は憂いの玉箒酒に酔えば、悩み事や心配事を忘れ去ることができるということ。
酒は燗、肴は刺身、酌は髱酒は程よく燗をして、肴は刺身で、酌は若い女性という酒飲みの理想。
酒は古酒、女は年増酒は新酒よりも古酒の方がコクが増しおいしく、女性は年増の方が情が深くて良い。
酒は三献に限る酒は飲み過ぎると乱れやすくなるので、三献までとした方が良いという戒め。
酒は諸悪の基酒は世間のいろんな悪事の基になっているということ。
酒は天の美禄酒は天からのおいしいいただきものであるということ。
酒は猶兵のごとし酒は武器と一緒で、飲み方次第で自分の身を傷つけることになるということ。
酒は飲むとも飲まるるな酒は適量は良いが、度が過ぎてはいけないという戒め。
酒は飲むべし飲むべからず酒は度を越した飲み方をしてはいけないということ。
酒は百毒の長酒は身体に良いことは全くなく、万病のもとということ。
酒は百薬の長適度な酒はどんな薬にもまさる効果があるという意。
酒は本心をあらわす酒に酔うと本性があらわれるということ。
酒はやめても酔いざめの水はやめられぬ飲酒をやめることができても、酔いざましの水を飲むのはやめられないということ。
酒を嗜む勿れ、狂薬にして佳味に非ず飲酒をするなという戒め。
笹の葉に鈴多弁なこと。落ち着きがないこと。
囁き千里秘密は漏れやすいということ。
匙の先より口の先患者を診る腕はないが、患者の機嫌取りは上手だということ。
砂上の楼閣高層(こうそう)の立派な建物が砂の上に建てられているが、砂の上は柔らかく基礎が不安定で、長い間建物を維持することができない。
五月の鯉で口ばかり口は悪いがさばさばした気性のこと。
鯖の生き腐り鯖はいたみやすく、新鮮に見えて腐っていることがありお腹を壊す。
様に様を付ける敬意を示す上にさらに敬意を示すこと。
寒さ小便ひだるさ欠伸寒い時は頻繁に尿意をもよおし、お腹がすくと欠伸ばかり出るということ。
鞘走りより口走り刀の鞘走りより、口が滑ることによる失言の方が危ないということ。
皿嘗めた猫が科を負う主犯格が逮捕されずに組織の末端だけが逮捕され罰を受けること。
皿に桃を盛る桃を皿に盛りつけたように尻のすわらない不安定なさま。
去り跡へは往くとも死に跡へは行くな離婚した後に嫁に行くのは良いが、死別した後へは行くなということ。
猿が魚釣る人まねで失敗すること。
猿が仏を笑う浅知恵しかない愚か者が、深い知恵がある賢い者の本当の偉大さがわからないで嘲笑うこと。
猿に烏帽子・柄(がら)にもない、ふさわしくないことをするたとえ。
猿に絵馬取り合わせがよいこと。
猿の尻笑い自分にも欠点があることに気づかず、他人の欠点をばかにして笑うこと。
猿の水練、魚の木登り見当違いのことをすること。
猿の空蝨何かしている振りをしながら何もしていないこと。
猿は人間に毛が三筋足らぬ猿は人間に似ているが、毛が三本少ないから知恵が浅いという俗説。
猿も木から落ちるその道にすぐれた人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。
去る者は追わず来る者は拒まず自分の許から去って行く者は決して引き止めず、自分のところに来たいという者は誰でも受け入れて拒絶しないということ。
去る者は日日に疎し・死んだ人は、月日がたつにつれ次第(しだい)に忘れられるもの。
猿を柙中に置けば則ち豚と同じからしむ有能なものも条件が整わなければ能力を発揮することができず、無能なものと変わらない。
触らぬ神に祟りなしよけいな物事に関係しなければ、わざわざ禍を招くこともないということ。
触り三百少しでも関わると迷惑をこうむること。
山雨来らんと欲して風楼に満つよくないことが起きそうな不穏な雰囲気のこと。
三界に家無しひろい世界のどこにも落ち着ける場所がないということ。
三界の火宅悩みや苦しみに満ちた世界のこと。
三軍も師を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからざるなり大軍であってもまとまりがないと、総大将を討ち取ることができる。
山谷処を易う世の中が大きく変化すること。
三国一世界一ということ。
三五の十八計算が合わないこと。
三歳の翁百歳の童子賢さは年齢に関係がないということ。
三矢の教え兄弟は力を合わせるべきだということ。
山椒は小粒でもぴりりと辛いからだは小さいけれど、意志が強く、鋭い気性や優れた才能があり、非常に優秀で侮ることのできない人のたとえ。
山椒目の毒腹薬山椒は口にすると興奮作用によって目には毒になるが、胃腸を温め回虫を駆除する作用があるという意味。
三日向顔せざればその心測り難し人の心の変わりやすさをいう。
三日書を読まざれば語言味無し三日間読書をしないと、その人の言葉遣いに味わいが無くなるということ。
三尺下がって師の影を踏まず先生につき従ってゆくときには、先生を敬う心がけを忘れずに、先生から三尺下がって歩き、先生の影を踏むようなことがあってはならないよう説いたことば。
三十にして立つ三十歳で自己の見識を確立し、独立する。
三十の尻括り三十歳にもなれば、何事についても後始末まできちんとできるようになり、堅実な生き方をするようになるということ。
三十振袖四十島田年輩の女性が年にふさわしくない若づくりをすること。
三十六計逃げるに如かず困ったときは、どのような方法よりもその状況から逃げるのが最も賢明(けんめい)であるということ。
算術者の不身代職業と暮らしぶりは一致しないこと。
三寸の舌に五尺の身を亡ぼす失言のために身を滅ぼすことがあるから口を慎めということ。
三寸の見直し多少の誤差はよくあることだということ。
三寸俎板を見抜く物事の裏側まで見抜く力があること。
三代続けば末代続く三代続けて栄えれば、末永く続くということ。
山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し自分の心を律することは困難であるというたとえ。
山中暦日なし俗世間を離れ、年月が過ぎるのも忘れてのんびり暮らすことのたとえ。
三度の火事より一度の後家夫と死別する不幸のこと。
三度の飢餓に遇うとも一度の戦に遇うな戦争は飢えるよりも悲惨でつらいということ。
三度の飯も強し柔らかし世の中は思う通りにならない。
三度目の正直一度目や二度目では思い通りにならないことも、三度目にはうまくいくものだということ。
三人行えば必ず我が師ありたった三人でも、一緒に物事を行えば参考になる人は必ずいるということ。
三人子持ちは笑うて暮らす子供が三人いる生活が一番幸せだということ。
三人知れば世界中三人が秘密を知ると、秘密のままにしておけないということ。
三人旅の一人乞食三人で旅をすると一人は仲間外れにされやすいということ。
三人寄れば金をも溶かす大勢が集まって同じようなことを言うと、実際には違うことでも事実として知られ、否定しても通らなくなってしまうこと。
三人寄れば公界三人集まった場での言動は秘密ではなくなるということ。
三人寄れば文殊の知恵平凡な人でも、三人集まって相談すれば、よい知恵が出るというたとえ。
三年たてば三つになる時が経過すればそれに応じて変化したり成長したりするということ。
三年父の道を改むること無きは孝と謂うべし父の死後三年間は、父のやり方を改めずに守るのが親孝行だということ。
三年勤め学ばんよりは三年師を選ぶべし良い師を見つけて学ぶことが一番肝心であるということ。
三年飛ばず鳴かず他日雄飛する機会を待って長い間雌伏していること。
三遍回って煙草にしょ休むことを急がず、仕事に手落ちがないか念入りに確かめてから休憩しようという戒め。
秋刀魚が出ると按摩が引っ込むサンマが出回る秋になると涼しく食欲が回復するから、按摩にかかる人がいなくなるということ。
山門から喧嘩見る安全な場所から騒ぎを興味本位で見ること。
算用十八、手六十算術は若いうちに上達するが、書道はなかなか上達しない。
山路が笛山路が吹いた草刈り笛。
算を乱す列がバラバラになること。
財少なければ悲しみ少なし財産が少なくても悲しいことが少なく気楽である方が良いこと。
材大なれば用を為し難し立派過ぎる人はかえって用いられることがないということ。
財に臨みては苟くも得んとすること母れ金品がほしいからと不正に手を染めてはいけない。
財宝は地獄の家苞現世で蓄えた財産は、地獄へ行くときのみやげにしかならない。
財を先にして礼を後にすれば民利す人の上に立つ者が利益を優先して礼節や道義を後にすると、人民も同様に利益を優先する。
財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず財産はいずれ尽きるが、身についた技芸は無くなることがないので価値があるということ。
雑魚の魚交じり大物の中に小物が分不相応に入り交じるたとえ。
雑魚も魚鰭大きさに違いがあっても持つべきものを持っているということ。
座して食らえば山も空し働かないでぶらぶら遊んで暮らしていれば、仮に山のようにある財産でも、やがては使い果たしてしまうものだということ。
座禅組むより肥やし汲め農民は座禅を組んで修行に励むより、肥やしを汲んで農作業に励むべきだということ。
座を見て皿をねぶれその場の様子で出方や意見を決めるべきだということ。
座を見て法を説けその場の雰囲気にふさわしい行為をするべきだということ。
讒臣国を乱し妬婦家を破る他人の悪口をいう家臣がいれば国が乱れ、嫉妬深い女は家庭内を乱す。



-298x300.png)















