【ち】からはじまることわざ

102語を掲載
小さく生んで大きく育てるものごとは小さく始めて、だんだんと大きく育てることが着実でよいというたとえ。
小さくとも針は呑まれぬ小さいからといって侮れない。
地位は人を作るその地位に就けば、自ずと地位にふさわしい人間になる。
智慧ありと雖も勢いに乗ずるに如かず博識な人でも、時の勢いを利用した力には及ばないということ。
知恵出でて大偽あり知恵を持ってから、この世に嘘が現れたということ。
知恵多ければ憤り多し知恵がつくと、人は世の中の矛盾や不条理なことに気づくようになり、憤りを感じることが増える。
知恵と力は重荷にならぬ知恵と力はあればあるほどよいもので、負担にならない。
知恵ない神に知恵つける気付かずにいたものに余計な知恵をつけて、物事を面倒にすること。
知恵は小出しにせよ自分が持っている知恵を一度に出してしまっては、あとで苦境に立たされたときに打つ手がなくなってしまうので、その場その時に合わせて少しずつ披露することが賢明であるということ。
知恵は真珠に優れり知恵は真珠などの宝物よりもまさるということ。
知恵は万代の宝すぐれた知恵は、その人ひとりのものではなく、のちのちまで尊重されて役に立つ宝であるというたとえ。
近きを釈てて遠きを謀る者は労して功無し身近なところや今をおろそかにして、遠大な計画に心傾けるのは無駄が多く効率が良くない。
近きを以て遠きを知る身近なことをしっかり調べ、そこから全体像や将来のことを理解する。
近づく神に罰当たる余計なことに首を突っ込んだために、いわれのない災難を被ること。
近火で手をあぶる手近なもので間に合わせること。
近惚れの早飽き熱しやすく冷めやすいこと。
近道は遠道急いでいるからと手抜きをすると、失敗したり余計に時間がかかったりするということ。
力山を抜き気は世を蓋う山を抜き取るほど力が強く、世を圧倒するほどきわめて意気盛んなこと。
地が傾いて舞が舞われぬ言い訳ばかりで実際に行動しないこと。
池魚を畜う者は必ず猵獺を去る物事を実行するには、妨げとなるものを取り除いて万全の状態にしなければならない。
稚児殺す如し大切なものを自らの手でだめにすること。
知者の辺の童は習わぬ経を読む優秀な人の近くにいると、自ずとその人の感化を受けるということ。
知者は博からず真の知識を得た人は、博識者ではないということ。
知者は惑わず勇者は懼れず道理に通じている者は事にあたっても迷いがなく、勇気ある者は、信念に従い行動するからどのような事態にも恐れることがない。
知者は水を楽しむ知者は道理に通じ、水が流れるように迷って滞ることがなく才知を働かせるので、よどみなく流れる水を好み親しむということ。
知者も千慮に必ず一矢有り、愚者も千慮に必ず一得有り道理に通じた者でも、千二一つくらいは間違え、愚かな者でも、千二一つくらいは良い考えが出るということ。
知小にして謀大なり思慮が浅く計画ばかり大きいこと。
治人有れど治法無し国が治まるのは人の力によるもので、法の力によるものではないので、この人がいるから国が治まるということはあるが、この法があるから国が治まるというという法はない。
痴人の前に夢を説く愚か者に夢の話をすること。
馳走終わらば油断すな人がもてなしてくれる裏には、何か求めることがあってのことだから、もてなされたあとは十分に気をつけろということ。
父厳かに子孝あり父が折り目正しく威厳をもって生きれば、子も父に礼儀正しくなり孝行を尽くす。
父父たらずと雖も子は以て子たらざるべからず父が父のつとめを果たさなくても、子は子のつとめを果たさなければならない。
父父たり子子たり父が父としても道を尽くせば、子も子としても道を尽くす。
父の恩は山よりも高く母の恩は海よりも深し父と母からもらった恩のありがたさは、とても大きく深いものである、ということ。
蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ力の弱い者が強い者にたちむかおうとしても、かなわないということ。
血で血を洗う①殺傷に対して、殺傷で応じる。
痴ならず聾ならざれば姑公と成らず嫁に対しては愚か者のふりをし、聞こえても聞こえないふりをするところまで悟りの境地に達しないと良い姑になれない。
治に居て乱を忘れず太平の世にあっても乱世となった場合の準備を忘れない。
地に倒るる者は地によりて立つ悪い行いや失敗を反省し悔い改めることで、進歩が生まれることのたとえ。
智に働けば角が立つ理知的に動こうとすれば人間関係がぎすぎすして穏やかに暮らしづらくなる。
血の筋は七代遺伝の影響は、七代後の子孫まで残るということ。
智は疑わしきを闕くより大なるは莫し知識にとって一番大事なことは、はっきりしない疑わしいことを思い切って捨て去ることだ。
智は員ならんことを欲し、行は方ならんことを欲す知恵は円満で自由自在に働くようにしたい。
智は愚を責めず真の知恵者は、他人の愚かな行動を責めない。
智は人を知るより難きは莫し相手がどんな人間か見極めるのはとても難しいということ。
血は水よりも濃い血筋は争われず、他人よりも血縁の人とのつながりの方が強い。
智は目の如し、百歩の外を見て睫を見る能わず人の知恵は目のようで、他人のことは判断することができるが、自分自身のことをよく知るのは難しいということ。
智は以て非を飾るに足る人の知恵は使い方により、悪を取り繕い善に見せかけることができる。
茶殻も肥になる茶殻のようなゴミでも肥料になるように、役に立たないものはこの世にない。
茶腹も一時茶だけでも飲めば一時は空腹をしのぐことができる。
茶屋の餅も強いねば食えぬよそで出された食物は、自分で金を出して買ったものでもすすめられないと食べにくいものである。
茶碗を投げば綿で抱えよ相手が強い姿勢で出たら、柔らかく受け止めた方がよい結果になる。
中原に鹿を逐うある地位・権力を手に入れようとしてたがいに争(あらそ)うことのたとえ。
忠言耳に逆らう人が忠告してくれることばは、自分の欠点や弱点を言われるので、なかなかすなおに聞き入れにくいということ。
中心疑う者は其の辞枝る疑いを抱くものは、この言葉に一貫性がない。
忠臣は国を去るも其の名を潔くせず忠臣は主君から追放されても、弁解や元の主君の非難はしないということ。
忠臣は二君に仕えず心から忠義(ちゅうぎ)を尽くす臣下(しんか)というものは、その生涯で一人の主君にしか仕えないということ。
中道にして廃す力を尽くす前に、途中でやめること。
忠ならんとすれば孝ならず、孝ならんとすれば忠ならず主君に忠義を尽くそうとすれば親に逆らうこととなり孝行できず、親に孝行しようとすれば主君に背くことになり不忠となる。
寵愛昂じて尼になすかわいがるのも度を越すと、かえって本人のためにならないことのたとえ。
朝霞門を出でず、暮霞千里を行く朝の霞は雨の前兆だから外出を避ける、晩の霞は晴れが続くことから遠出ができる。
朝菌は晦朔を知らず短く儚い命のこと。
長鯨の百川を吸えるが如し巨大なクジラが百の川の水を吸い込んでしまうように、がぶがぶ酒を飲むさま。
長袖よく舞い多銭よく買う同じ舞を舞うにも、長袖の衣で舞った方が優美に見え、多額の資金があるものは商売がしやすく儲けが多い。
長所は短所失敗は多くその長所に頼る所から来るものだから、長所は見方を変えれば短所である。
鳥雀枝の深きに聚まる徳の高い人のもとには、自然と人が集まる。
長者富に飽かず金はたまりだすと、それで満足するというものではなく、人の欲にはきりがないことをいう。
長者に子無し世の中思い通りにならない。
長者に二代なし金持ちの子は甘やかされて育つので、ぜいたくに慣れろくでなしに育つことが多いから、たいていその代で財産を失う。
長蛇を逸す大きな敵を惜しいところで取り逃がすこと。
提灯に釣鐘二つのものがあまりにちがいすぎて、まったくつり合わないことのたとえ。
提灯ほどの火が降る貧しく、生活が大変苦しいようす。
提灯持ち①夜道や葬式などに、同行する人の前に提灯を持って立つ人。
提灯持ち足下暗し自分の身近な事情に気が付かないこと。
提灯持ち川へはまる他人を導こうとするも失敗すること。
提灯持ちは先に立て他人を導こうとするものは、常に人の先にいて規範を示すべきである。
提灯を持つ進んで他人の手先に使われ、また頼まれもしないのにその人やその人にかかわる物事をほめ宣伝する。
町人の刀好み似合わないことを好んですること。
長範があて飲み人の財布をあてにして、ただ飲みしようとして失敗すること。
掉尾の勇を奮う最後の勇気を振り絞り、力の限りがんばること。
頂門の一針人の急所を鋭く突いた厳しい戒めのこと。
蝶よ花よ子をいつくしみ愛するさまをいう。
頂礼昂じて尼になる信仰にはまりすぎて、尼にならないと気が済まなくなること。
長老になるも沙弥を経る物事には順序があって、一足飛びには上に進めないということ。
掉尾を飾る物事の最後を立派にしめくくること。
直なること弦の如きは道辺に死し、曲れること鉤の如きは反て侯に封ぜらるずる賢い人間がうまくいき、正直者が馬鹿を見る世の矛盾をいうことば。
直は曲を輔けず正しい人は、悪人のやることを手助けしない。
直木まず伐らるまっすぐな木は、柱など材木としての使い道が広いため、最初に切り倒されてしまうように、能力や才能があって役に立つものほど災いにあう。
ちょっと来いに油断すな「ちょっと来い」と呼ばれると、ちょっとでは済まず、ろくな用事でないことが多いから、心してかかるべきだということ。
ちょっと嘗めたが身の詰まりほんのちょっとと軽い気持ちでしたことが、どうにもならない問題に発展すること。
塵も積もれば山となるごくわずかなものでも、数多く積み重なれば大きなものになるというたとえ。
塵も箔屋の塵同じものでも出所で善し悪しがある。
塵を結んでも志塵のようなほんの少しの贈り物であっても、贈り主の心の表れである。
治を未だ乱れざるに制す国が乱れる前に国を平和におさめる術を考えておく。
地を易うれば皆然り人それぞれ地位や境遇が異なるので意見や行為も異なるが、立場が変われば行動が一致する。
智を使い勇を使い貪を使い愚を使う大きなことを成し遂げる者は、あらゆる人を使いこなすことができる統率力が必要だ。
治を為すは多言に在らず政治を行うのに多弁は不要だということ。
智を増す者は悲しみを増す知識が増えれば増えるほど、世の中の悲しみや苦しみが見えるようになり、自身が悲しむことが増えるということ。
鎮守の沼にも蛇は棲む悪人はどんな所にでもいるということ。
沈黙は金黙っていることが、時には雄弁よりも上策だということわざ。
珍を識る者は必ず濁水の明珠を拾う物を見る能力を持ったものは、どんな条件下でもその力を発揮する。
鴆を飲みて渇を止む一時的に問題が解決しても、将来的に大きな禍となること。



-298x300.png)















