【ふ】からはじまることわざ

114語を掲載
富貴天にあり財産や高い地位は天命によるもので、人間の力ではどうにもならないということ。
富貴なる者は人を送るに財を以てし、仁人は人を送るに言を以てす富貴な人が人を送別するときには、餞別に金を贈るが、仁徳のある者は、その人のためになるよい言葉を贈る。
富貴なれば他人も合い、貧賤なれば親戚も離る人は損か得かで動くものだということ。
富貴は浮雲の如し富や地位は、空に浮かぶ雲のようにはかなく消えてしまうものだということ。
富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず志操堅固の人にいう言葉。
夫婦喧嘩と北風は夜凪がする北風が夜になると止むように、夫婦喧嘩は夜になるとおさまるということ。
夫婦喧嘩は犬も食わない夫婦喧嘩の細かい内情は知りがたいし、すぐ仲直りするものだから、他人の口出しや仲裁は無用であるということ。
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き夫婦喧嘩が多い家庭は貧乏になっていくということ。
夫婦喧嘩も無いから起こる金がなくて生活が苦しいから夫婦喧嘩が起こるということ。
夫婦は合わせ物離れ物夫婦は他人同士が一緒になったものだから、別れてもしかたがない。
夫婦は従兄弟ほど似る長い年月一緒に暮らしていると、夫婦は血縁関係のように似てくるということ。
夫婦は他人の集まり夫婦は他人同士が一緒になったものだから、仲が悪くなったり別れてもしかたがない。
夫婦は二世夫婦の縁は、現世だけでなく来世まで二世にわたり続くものだということ。
夫婦別あり親しい夫婦間でも、遠慮や礼儀があるべきであるということ。
風流は寒いもの風流を解さない者にとって雪見や梅見は、寒いだけだということ。
笛吹けども踊らず手を尽くして働きかけても、人がそれに応じて動き出さないことのたとえ。
深い川は静かに流れる思慮深い人は無意味に騒ぎたてることなく、悠然と行動するというたとえ。
深く取って浅く渡る計画は慎重に、行動は思い切りよくすること。
不義は御家の御法度男女の密通は厳禁ということ。
福重ねて至らず、禍必ず重ねて来る者なり幸運は二回重ねてくることはないが、災いは重ねて起こるものだということ。
福過ぎて禍生ず身に過ぎる幸福は、かえって災いの種になることがあるということ。
福は無為に生ず幸福は追い求めたりするものではなく、無欲な人のところにやってくる。
梟の宵だくみできそうにないことをたくらむこと。
袋汚しとて黄金を棄つることなかれ見た目だけで中身を判断してはいけないということ。
福禄寿の市立ち金持ちが市場に来ること。
河豚食う無分別、河豚食わぬ無分別フグがおいしいからと毒があるのもかまわずむやみに食べるのは愚かだが、毒にあたるのを恐れて食べないのも愚かだということ。
河豚汁や鯛もあるのに無分別鯛のようなおいしいものがあるのに、毒があるフグを食べるのは愚かだということ。
河豚にも中れば鯛にも中る運の悪い時には、安全であるはずのものでも害になることがあるというたとえ。
河豚は食いたし命は惜しし快楽や利益は得たいと思う一方で、それに伴う危険や損害を恐れるあまりためらう事。
富士山が笠をかぶれば雨富士山に笠のような雲がかかると雨が降るということ。
附耳の言千里に聞こゆ秘密はもれやすいもので、すぐに広まってしまうということ。
富士の山と擂鉢ほど違う大きく違うこと。
富士の山を蟻がせせる実力がない人間が大きなことを企てること。
藤を以て錦に続ぐよくないものをよいものに添えること。
浮生は夢の如し人生は夢のように短くはかないということ。
布施だけの経を読むもらった金額に相当する仕事だけをすること。
布施ない経に袈裟を落とすもらえる金が少ないと仕事がいい加減になるということ。
不善の人と居るは鮑魚の肆に入るが如しもらえる金が少ないと仕事がいい加減になるということ。
腐草蛍となるあり得ないことが起こること。
不足奉公は双方の損不満を持ちながら奉公するのは、仕事に熱が入らず主人にとっても奉公人にとっても損だということ。
再び実るの木は根必ず傷わる尋常ならざる利益や名誉を手に入れると災難を招くことになる。
二つよいことはない一方に都合のよいことはもう一方には都合が悪いことが多く、双方にとってよいということはないということ。
淵に雨変化がないこと。そんなに効果がないこと。
淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず他人をうらやむよりも、幸福になるよう工夫や努力を自分でするべきだということ。
淵は瀬となる世の移り変わりや人の浮き沈みの激しいことをたとえていう。
普天の下、率土の浜全世界。天下全て。
船姿三里、帆姿九里船は港から三里沖まで見え、帆は九里沖まで見える。
船盗人を徒歩で追う適切な方法でないため、無駄な苦労にしかならないこと。
鮒のごみに酔うたよう息も絶え絶えで死にそうなさま。
鮒の仲間には鮒が王取るに足らない者の集団の長は、やはり取るに足らない者だということ。
舟覆りて乃ち善く游ぐを見る人の真の才能や実力は、非常時になるとはっきりわかるということ。
船に懲りて輿を忌む一度失敗したことから、過剰に用心深くなること。
舟に荷の過ぎたる如し実力以上のことをする必要があること。
船には水より火を恐る予想していないところに恐いものがあるということ。
舟に艪櫂のないよう一番重要なものがなくてどうにもできないこと。
舟は船頭に任せよ何事も専門家に任せたほうがうまくいくということ。
舟は帆でもつ帆は船でもつ世の中は持ちつ持たれつ、お互いに助け合うことではじめてうまくいくということ。
船は帆まかせ帆は風まかせ世の中は持ちつ持たれつ、お互いに助け合うことではじめてうまくいくということ。
舟は水に非ざれば行かず、水舟に入れば則ち没す舟は水がなければ進むことができないが、その水が入ると舟は沈む。
船を好む者は溺れ、騎を好む者は堕つ好きなことや得意なことでは油断することが多く、失敗につながりがちだから気をつけよということ。
船を陸に推す無理を押し通すこと。
父母在せば遠く遊ばず無理を押し通すこと。
腐木は以て柱と為すべからず、卑人は以て主と為すべからず無能なものを重用してはならないということ。
父母は唯其の疾を之憂う父母は子どもの病を一番に心配するから、健康を保つことが何よりの孝行だということ。
踏まれた草にも花が咲く逆境にあっても、時運が巡れば栄えることもあるということ。
文はやりたし書く手は持たぬ恋文を書きたいが文字を書くことができず、人にたのむわけにもいかない。
不身持ちの儒者が医者の不養生をそしる自分のことを棚に上げて、他の人の欠点を非難すること。
踏めば窪む何かすれば多少の差はあっても、何らかの反応や効果があるということ。
冬編笠に夏頭巾物事が逆さまであることのたとえ。
蜉蝣の一期人間の一生が、短くはかないということ。
冬来たりなば春遠からじ辛い時期を乗り越えれば、よい時期は必ず来るということ。
冬の雨は三日降らず冬に降る雨は、長続きしないということ。
冬の雪売り身近に大量にあるものを売ろうとしても、誰も買おうとしないということ。
冬は日陰、夏は日面出すぎたことをしないようにすることのたとえ。
降らず照らさず油零さず長雨が降らず水害にならず、干害になるような日照りもなく、害虫を駆除する必要もなく豊作であること。
降らぬ先の傘先のことを考えて、入念に準備したり用心しておくこと。
振られて帰る果報者遊女に冷たくあしらわれて帰るものは、かえって幸運といえるということ。
降りかかる火の粉は払わねばならぬ先のことを考えて、入念に準備したり用心しておくこと。
古川に水絶えず旧家は衰えてもそう簡単には潰れないということのたとえ。
古傷は痛み易い過去の悪事や苦い経験は、ことあるごとに思い出され心が痛むということ。
古木に手をかくるな、若木に腰掛くるな将来性のないものを頼みにしてはいけない。
故きを温ねて新しきを知る古いことを調べて、新しい知識や意義を再発見するという意味。
古屋の造作古い家を改築、増築するとなおすべきところが多く、予想よりも時間と金がかかるということ。
降れば土砂降り悪いことは重なるものだということ。
風呂と客は立ったがよい客は宴席で求められたら、立ち上がって舞うなど芸を披露するのがよい。
糞土の牆は杇るべからず怠け者に何を教えても無駄だということ。
糞は出たが別は出ないいい考えが思い浮かばないこと。
分別過ぐれば愚に返るあまり深く考えすぎると、かえってつまらない事を考えてしまい失敗するという事。
分別なき者に怖じよ分別がない人間は何をしでかすか分からないから、注意する必要があるということ。
分別の分が百貫する慎重に考えながら軽率な行動をしないことが大事だということ。
無沙汰は無事の便り便りがないのは心配無用である証拠だということ。
武士に二言はない武士は信義を重んずるので、いったん言ったことを取り消すようなことはしない。
武士は相身互い武士同士は同じ立場にあるから、互いに思いやりをもって助け合うべきであるということ。
武士は食わねど高楊枝武士は物を食べなくても、食べたようなふりをして楊枝を使って空腹を人に見せない。
武士は戦略坊主は方便人の発言には嘘が多いことを皮肉ったことば。
武士は渡りもの人の発言には嘘が多いことを皮肉ったことば。
無精者の一時働き日頃怠けているものが急に思い立ち働くのも、一時的なものだということ。
無精者の隣働き自分の家の仕事はしないで怠けているのに、隣の家の仕事は精を出して働くこと。
無事これ貴人無心の境地で仏の道に生きる人こそ、仏の教えを体得できる貴い人である。
豚に真珠値打ちがわからない者に、どんなに立派な物をあたえても役に立たないということ。
豚に念仏猫に経人の意見や忠告を聞き流すだけで、少しも聞き入れようとしないことのたとえ。
豚の軽業不格好で危なっかしいこと。
豚もおだてりゃ木に登る能力の低い者でもおだてて気分よく働かせれば、能力以上に働くことのたとえ。
豚を盗んで骨を施す大きな罪を犯しながら、小さな善行をして善人ぶること。
仏法あれば世法あり物事には対応するものが必ずあるということ。
文章は経国の大業不朽の盛事文章は国を治めるのと同様重大な事業であり、永久に残る大事業である。
文臣銭を愛せず、武臣死を惜しまざれば天下太平なり文官は潔白で金銭への欲を断ち、武将は国のために死を恐れずそれぞれの職分を守れば、世の中は平和になるということ。
文事ある者は必ず武備あり文と武はどちらかに偏ることなく、両方兼ね備えている必要があるということ。
文人相軽んず文人はプライドが高く、他の文人を軽視する傾向があるということ。
文籍腹に満つと雖も一囊の銭に如かず学問は学ぶだけでなく実際に生かさなければ価値はないということ。
分相応に風が吹く人にはそれぞれの地位や境遇に応じた生き方があり、家の大きさや支出もそれに釣り合うものになるということ。
文は人なり文章を見れば書き手の人柄が知れる。
蚊虻牛羊を走らす小さなものでも侮れないということ。
文を以て友を会すただぼんやりと友人たちと会合しないで、どうせあうなら学問の研究のために会合したいものである。



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