【た】からはじまることわざ

259語を掲載
頼めば鬼も人食わず好きなことでも、いざ頼むともったいぶること。
大隠は朝市に隠る本当の隠者は人里離れた山野ではなく、俗世間で超然とくらしている。
大怨を和するも必ず余怨有り一度人をうらむと和解しても恨みは残るということ。
大海の一滴海の中の一滴の水のようにとても小さいこと。
大海は芥を択ばず大きな海は川からゴミが流れ込んでも気にせず受け入れるように、大人物は誰にでも心を開き差別しない。
大海を手で塞ぐ大きな海の水を手でせき止めることができないように、できるはずがないこと。
大海を耳搔きで測る海水の量を耳掻きの先で何杯分あるかはかるように、狭い見識だけで大きな問題をおしはかること。
大廈成りて燕雀相駕す大きな家が建つと小鳥たちは安全な巣をつくれると喜ぶように、影響が予想外の所にまで及ぶこと。
大廈の材は一丘の木に非ず大きな建物は、一つの山の木だけでできないように、大事業は大勢の力が必要で決して一人だけの力でできるものではない。
大家後無しある分野で特にすぐれた見識や技能をもっている人の子孫が、同じようにすぐれているとは限らず、血筋より努力次第だということ。
大廈の将に倒れんとするは一木の支うる所に非ず大きな家が倒れそうな時、一本のつっかえ棒では支えきれないように、国家が滅びそうな時に一人の力ではどうにもできない。
大寒にして後衣裘を求む寒さが厳しくなってから皮ごろもを探し求めるように、事が起きてから騒ぎたてること。
大旱の雲霓を望むが若し日照りの時に雨が降る予兆である虹や雲を待ち望むように、何かの到来を待ち望むこと。
大姦は忠に似たり大悪党はなかなか尻尾を出さず忠臣に見えることがあるので、表面で人を判断してはいけない。
対岸の火事他の人には大きな問題でも、自分には関係がなく、困ることもないと感じることのたとえ。
大疑は大悟の基大いに疑問を持つことは、悟りをひらくもとになる。
大魚は小池に棲まず大きな魚は狭い池にすまないように、大人物はつまらない仕事や低い地位に満足しない。
大軍に関所なし大勢で攻められると地の利を得た関所でも、大軍は防ぎようがないこと。
大軍の後には必ず凶年あり大きな戦争が起きると国民は戦争に駆り出され、田畑は戦場となり荒らされ、食料が乱費される。
大賢は愚なるが如しとても賢い人は、賢いことを表に出したりしないので、一見愚か者のように見えるというたとえ。
大弦急なれば小弦絶ゆ弦楽器の太い弦を強く張りすぎると細い弦が切れてしまうように、国を統治するには寛容の心が大切で、厳しくしすぎると民を疲弊させ国を滅ぼすことになる。
大孝は終身父母を慕う本当の親孝行者は、どんな瞬間も父母を思い忘れないということ。
大巧は拙なるが若し本当の名人は、小細工をしないので、少し見ただけでは下手に見えるということ。
大巧を天下に建つる者は必ず先ず閨門の内を修む大きなことを成し遂げるために身近なことを重点的にということ。
大功を成す者は衆に謀らず大きなことを成し遂げるものは、他人の意見を参考にしたりしないで自分で決断する。
大功を論ずる者は小過を録せず大きな功績をほめる時、功績の過程に小さな過失があっても大目に見て問題にしないということ。
大国を治むるは小鮮を烹るが若くす国を治めるには、国民にあまり干渉しないで自然に任せる寛大なものである方がよいということ。
太鼓も撥の当たりようやり方しだいで相手の反応も変わることのたとえ。
太鼓を打てば鉦が外れる何かをすればもう一方が疎かになる。
泰山頽れ梁木壊る一世の師と仰がれる人が死ぬこと。
太山に登りて天下を小とす高く大きな泰山に登ってみおろすように、広い視野で物事を見ること。
太山の高きは一石に非ず世の中の多くのことは、一人の力ではなく大勢の人の意志と力が結集してはじめて定まること。
太山は土壌を譲らず大人物はどんなに小さな意見にも耳を傾け、見識を高めていくというたとえ。
泰山の安きに置く物事をゆるぎなくどっしりと安定させることのたとえ。
泰山前に崩るるとも色変せず全く動じないこと。
大山鳴動して鼠一匹大騒ぎしたわりに、結果が小さいこと。
太山を挟みて以て北海を越ゆとうてい不可能なこと。
大匠に代わりて斲る者は其の手を傷けざる有ること希なり権力に依存して政治を執り行うと失敗する。
大匠は斲らず名人は軽い気持ちで物事に手を出さないし、つまらない小細工はしない。
大樹の下に美草なし大きな木の下は日陰なので美しい草が生えないように、すぐれた人の下では優秀な人材は育ちにくい。
大人は大耳徳の高い人は、取るに足りないことを耳にしても気にとめないということ。
大人は虎変す賢人が時流に合わせて、日に日に自己変革すること。
大人は赤子の心を失わず高い徳の人は、赤ん坊のように純粋な心を失わないということ。
太盛は守り難し勢力が大きくなると、それを維持するのが難しいということ。
大声里耳に入らず高雅な音楽は俗人の耳には受け入れられない。
大智は愚の如し真に知恵のあるものは、そのことをひけらかしたりしない。
大敵と見て恐れず、小敵と見て侮らず敵が強大だからと恐れてはいけない。
鯛なくば狗母魚最善のものがない時には、それに代わるもので間に合わせるほかない。
鯛の尾より鰯の頭大きな集団の一員となって人の後につくより、小さな集団でも先頭に立つ存在になり活躍した方がいい。
大病に薬なし状況があまりに悪化すると手の施しようがないということ。
太平象無し何も起こらないのが太平の兆候だということ。
太平の百石は戦場の千石武士は平和な時は手柄を立てる機会が少ないということ。
大弁は訥なるが若し雄弁な人は無駄なことを言わないので、口下手に思えるということ。
大木は倒れても地に付かず勢いのある人は失敗しても見苦しい倒れ方をしないし、周囲に助けられ大打撃は受けない。
鯛も一人はうまからず食事は大勢が良いということ。
鯛も鮃も食うた者が知る実際に経験したものにしか、物事の核心や違いはわからない。
大勇は怯なるが如し本当に勇気がある人は無闇に人と争わないので、普段は臆病な人に見える。
大勇は勇ならず本当に勇気がある人は無闇に人と争わず威張ることもないので、普段は臆病な人に見える。
大欲は無欲に似たり大きな欲を持っている者は、目先の小さな利益には関心を示さないので、まわりの人には無欲に見えるということ。
大漁の明日獲物が多かった翌日は獲物が少なくなるように、良いことがあった後は悪いことがあるものだ。
大惑なる者は終身解らず迷いを自覚できない凡人は、生涯真理を知らないままで終わる。
倒るる所に土を掴むどんな時でも何かを手にいれようとする貪欲さのこと。
斃れて後已む死ぬまで一生懸命努力して、途中でやめることをしないということ。
高い舟借りて安い小魚釣る借り賃の高い舟を借りて安い小魚ばかり釣るように、好きなことは損得勘定度外視でするということ。
高きに登るは必ず低きよりす物事の進行には一定の順序があり、手近な所から始めねばならないということ。
鷹匠の子は鳩を馴らす子供は親の仕事を間近で見て自然に覚えるということ。
高嶺の花遠くから見るだけで、手に入れられないもののこと。
高嶺の花を羨むより足下の豆を拾え手に入れられない物を欲しがるよりも、身近で確実に手に入る物を手に入れよということ。
鷹のない国では雀が鷹をする強者がいないと、あまり力がない弱者が威張るということ。
鷹の前の雀鷹ににらまれて身動きできずふるえる雀のように、恐怖で体がすくみ手も足も出ないようす。
鷹は飢えても穂を摘まず節操のある人は、どんなに貧窮したとしても、不正な金品を受け取ったりしないということ。
鷹は水に入れて芸無し、鶉は山にありて能無し才能ある人でも、才能を発揮できる環境にいなければ何も成し遂げることはできないということ。
高飛車相手に対して高圧的な態度をとること。
鷹骨折って旦那の餌食主人に仕えて働くものが苦労して得た成果は主人のものになり、報われることがあまりないということ。
高みの見物自分には直接関係がない安全な立場から、ほかの人の出来事を興味本位で見ていること。
財多ければ身を守るにまどし財産が多いとそれを守ることに熱心になり、自分の身の安全を保つことがおろそかになる。
宝の持ち腐れ役に立つものを持っているのに、使わないままにしていること。
宝の山に入りながら空しく帰る大きな利益を得るチャンスがあったにもかかわらず、何も得ることなくその機会を逃すこと。
宝は身の差し合わせ財宝は困った際に金や物と交換して急場をしのぐことができる。
鷹を養う如し癖のある人は使うのが簡単ではない。
薪を抱きて火を救う害を除こうとして余計にその害を大きくすること。
薪を均しくして火を施せば火は燥に就く同じ種類のものは引き付け合い集まるということ。
他弓挽く莫れ他人のことには干渉するなということ。
沢庵の重しに茶袋効果がないこと。
鐸は声を以て自ら毀る才能や長所があるために災難にあうこと。
たくらだ猫の隣歩き他人の家の手伝いはするが、自分の家のことはしないこと。
沢を竭くし藪を焚く目先の利益にとらわれると、一度成功してもその後が続かず大損失を招くこと。
宅を卜せず隣を卜す住まいを定める時は、家相を見るより隣人の善し悪しを見る方が大事だということ。
竹に雀①図柄として、良い取り合わせとされる。
竹に花咲けば凶年竹に花が咲くと天候不順で凶年となる。
筍の親勝り子供の成長が早く、すぐに親を追い越すこと。
竹屋の火事腹を立てて、ぽんぽんと文句をいったり、ずけずけと言いたい放題言ったりすること。
竹槍は切られても矢張り元の竹決して死なないもののたとえ。
多芸は無芸多くの芸に通じている人は、どれ一つとして専門といえるような、傑出した芸を持っていないので、結局芸がないことと同じというたとえ。
多言なれば数窮す口数が多いと、失言や言葉に詰まる場面が増えるということ。
多言は一黙に如かず多弁よりも沈黙の方が説得力があることがある。
多言は身を害す多弁は人に迷惑をかけたり、災難を招くことがあるということ。
蛸に骨なし海月に目なしわかりきった当たり前のことをいうこと。
蛸は身を食う財産を食いつぶしていくこと。
他山の石以て玉を攻むべし他人のつまらない言動を、自分の手本にするというたとえ。
多勢に無勢少人数で多勢に向かって、とても敵しがたいこと。
多勢を頼む群鴉数の多さを頼みに、取るに足りないものがのさばること。
戦いて勝つは易く勝ちを守るは難し戦って勝つのは簡単だが、勝ちを守り抜くのは難しい。
戦う雀人を恐れず弱小でも死を覚悟して物事を行うときは、強者をおそれない。
叩かれた夜は寝やすい人に害を与えて後悔する夜は眠れないが、害を与えられた方は安らかでいられる。
叩き止めば食い止む働くのをやめると生活が成り立たない。
叩く人の按摩を取る自分に害をなしたものに恩で報いること。
叩けば埃が出る見た目はわからなくても、細かく調べてみると、悪いところが出てくるということ。
叩けよさらば開かれん積極的に求め、入ろうと努力する者に神の国の門は開かれるという意味で、あらゆる行動における積極さを促すたとえに用いられる。
多々益々弁ず多ければ多いほど巧みに処理することができる。
畳の上の怪我災難はいつどこで起こるか分からない。
畳の上の水練理論や方法は知っていても、実地の訓練をしないために実際の役に立たないこと。
只より高いものはない一時的に無料であったり極端に安価であるものは、後々になってそれ相応、もしくはそれ以上の対価を払うことになるという事。
ただより安いものは無い無料で手にいれたものが一番安い。
立ち臼で目を突くありえないこと。失敗するはずがないようなことで失敗すること。
立ち仏が居仏を使う自分でできるようなことを面倒くさがり、他人にやらせること。
達者万貫目健康がどんなものより価値があるということ。
立っている者は親でも使え忙しい時や急を要する場合は、誰でも良いからそばにいる者に用事を頼むのが良いという事。
尊い寺は門から価値のあるものや徳のある人は外見でわかる。
田作る道は農に問えどんなことでも専門家に聞いた方が間違いがないということ。
達人は大観す道理を極めたものは、大局から観察するので判断に間違いはない。
立つ鳥跡を濁さず立ち去る者は、自分がいた場所や関係を見苦しくないように整えてから去るべきだというたとえ。
立つより返事人から名を呼ばれたら、立ち上がるより前に返事をするべきだということ。
田作りも魚のうち弱く力のないものでも仲間の数のうちに入るということ。
立て板に水よどみなく、すらすらと話すことのたとえ。
縦のものを横にもしない縦になっている物をちょっと横にするくらいのことさえしないほど怠け者だということ。
盾の両面を見よ物事の一面だけ見るのではなく、表と裏の両面をしっかり見た上で正しい判断を下せということ。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花女性の容姿や立ち振る舞いなどの美しさを、花にたとえて形容する言葉。
蓼食う虫も好き好き人の好みはさまざまであること。
譬えに嘘なし坊主に毛なし物事のたとえとして言われることわざなどは、どれも人生の真理を突きうそはない。
たとえ火の中水の底どんなつらい目にあっても構わないということ。
喩えを引きて義を失う都合の良い前例や誤った前例を持ち出して、本来の道理を見失うこと。
炭団に目鼻色黒で目鼻立ちがはっきりしない顔のこと。
棚から落ちた達磨今まで栄華を極めていた人が、零落するさま。
棚から牡丹餅思いがけない幸運を得ること。
谿陜き者は速やかに涸る君主に広く民衆に行き届く徳が無ければ国家は維持できない。
谷の枯木は高けれど峰の小松に影ささず身分が高くても衰え勢いがないものは、弱小のものにさえ恩恵を与えることはできない。
他人の疝気を頭痛に病む他人のことを心配しすぎてしまうこと。
他人の念仏で極楽詣り他人の力を使って自分の利益をはかること。
他人の正目当事者よりも関りのない他人の見解の方が、公平で正確だということ。
他人の飯には骨がある他人の家に世話になるのは気をつかい苦労が多いということ。
他人の飯は白い他人のものはよく見える。
他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ親元を離れ、他人に囲まれて育たないと親のありがたさが分からないということ。
他人は時の花季節の花は時とともに散るように、他人の好意も長続きするものではなく頼みにすることはできない。
狸から上前とてもずる賢い。
狸が人に化かされる相手を甘く見て油断して、だまそうとした相手からだまされること。
狸寝入り眠っているふりをすることのたとえ。
田の事すれば畑が荒れる一方のことに気を取られると、他方がおろそかになる。
楽しみ尽きて悲しみ来るこの上ない楽しみの後には悲しみが訪れ、楽しみは長く続くものではない。
楽しみて淫せず十分に楽しもうとも度は越さない。
楽しみて後憂え有る者は聖人は為さず聖人は、あとで心配になるような一時的な楽しみ方はしないものだということ。
楽しみに沈む者は憂えに反る楽しみだけに夢中になって大事なことを忘れると、必ず心配ごとがやって来る。
頼み難きは人心人の心はうつろいやすく頼みにならない。
頼む木の下に雨漏る頼みにしていたのに当てが外れること。
頼むと頼まれては犬も木へ上るどうしてもと頼まれれば、無理難題も聞こうという気になる。
頼めば越後から米搗きにも来る頼み方ひとつで、どんな難しいことでもやってくれる人がいるものだ。
田走るより畔走れ遠回りでも安全かつ確実な道を選ぶ方が、結局得だということ。
旅の犬が尾をすぼめる自分のテリトリーで吠えるのに、見知らぬ旅先ではおびえ小さくなるように家の中では威勢よく威張るが、外に出ると意気地ないこと。
旅の恥は掻き捨て旅では知っている人がいないから、どんなことをしても恥辱にならない。
足袋は姉を履け雪駄は妹を履け足袋は洗うと縮むので、姉の足に合う大きめのものを買って、雪駄は使うと鼻緒がゆるむので妹の足に合う小さめのを買えということ。
旅は憂いもの辛いもの昔の旅は不便で、旅先では頼りにする人もなく、その土地の事情に暗いため心配ごとが多かったということ。
旅は道連れ世は情け旅では道連れがいると心強いように、世の中を渡るには互いに情けをかけ合うことが大切だというたとえ。
足袋屋の看板一人合点で相手は納得していないこと。
他聞を憚る他人に聞かれては困る。
食べてすぐ寝ると牛になる牛は食べた後横になり反芻する習性があり、食べた後すぐ横になるのは行儀が悪く、牛になると戒めた言葉。
多弁能なしよくしゃべるものほど役に立たない。
玉ある淵は岸破れず賢者や勇者のそろう国は、滅ぼされることがない。
卵に目鼻色白でかわいらしい顔立ちのことをいい、主に、女性や子供についていう。
卵の殻で海を渡るとても危ないことをすること。
卵を盗む者は牛も盗む小さな悪事をはたらいた者はやがて大きな犯罪を犯すようになるので、小さな悪事も見逃してはいけないということ。
卵を見て時夜を求む順序を考えず、結果を急ぎ期待をかけすぎること。
卵を以て石に投ず弱者が無闇に強者に立ち向かうこと。
たまたま事をすれば雄猿が孕む普段やらないことをしようとしている人を冷やかして言うことば。
玉簾と薦垂れ貴賎富貴の差がはなはだしいこと。
玉となって砕くとも瓦となって全からじ男子たるもの貴重な玉として砕かれるように名誉の死を遂げても、無価値な瓦として生きながらえたいとは思わない。
玉に瑕ほとんど完全で、それさえなければ満点なのにも関わらず、ほんの少しの欠点があること。
たまに出る子は風に会ういつもはしないことをすると、失敗したり不運な目にあう。
玉の輿に乗る女性が、自分よりも地位や財産のある人と結婚する。
玉の杯底なきが如し見かけは良いが、役に立たないこと。
璧は以て寒きを禦ぐ可からず人間にとっては、衣食住の問題が最優先で大事なことだということ。
玉琢かざれば器を成さず生まれつきすぐれた才能を有していても、学問や修養を積まなければ立派な人間になることはできないということ。
玉磨かざれば光なし宝石だって磨かれなければ美しく光を放つ事が無いように、優れた才能や秀でた素質を持つ人物でも、努力して自分を磨かなければ、その才能や素質を活かすことができないという事。
玉山に在りて草木潤う君子や賢人の影響で、周りの人々の心は潤い豊かになる。
玉を攻むるに石を以てす取るに足りないものでも、それを使いすぐれたものをつくり上げることができる。
玉を転がす高くて美しい声のたとえ。
玉を衒いて石を賈る外見だけ立派に見せて、中身は価値のないもののこと。
民の口を防ぐは川を防ぐよりも甚だし国民の言論の自由を取り上げるのは川の氾濫を防ぐより難しく、国民の怒りが爆発すると堤防が決壊して洪水になるように国にとって危いということ。
民の声は神の声民衆の声は神に等しく、為政者は民衆の声に耳を傾けなければならないということ。
民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず人民を従わせることはできても、すべての人に政治の道理を理解させることはむずかしいというたとえ。
民は三に生ず人は両親から生まれ師に教わり、君主に養われて生きるのだから、この三者には等しく仕え、その恩に報いるべきだということ。
民を貴しと為す国家の根本は人民で、人民が最も大事で重要だということ。
民を使うに時を以てす国民を徴用する際は、農耕の妨げにならないよう時期を考慮すべきだということ。
矯めつ眇めつ色々な方向から念入りに見るようす。
矯めるなら若木のうち欠点や悪い癖を矯正しようと思ったら、若いうちのほうが柔軟性があってよいということ。
田もやろ畔もやろかわいさあまって分別なく何もかも与えること。
便りのないのは良い便り何も連絡がないのは、相手が無事で問題なく過ごしているからだろう、と前向きに考えること。
盥半切りを笑う取るに足りないものが、自分と差のないものを馬鹿にして笑うこと。
誑しが誑しに誑されるいつも人をだましている人が、だまそうとして逆にだまされてしまうこと。
足らず余らず子三人収入は少なすぎず多すぎず、子供が三人いるのが一番良いということ。
足ることを知る分相応に満足すること。
足るを知る者は富む満足を知る者は、生活が貧しくても精神的には豊かである。
足るを知れば辱められず分相応に満足するものは、余計な欲がないので辱められたり間違えることがない。
誰か烏の雌雄を知らん是非善悪の判断が難しいことをいう。
田を作るより畔を作れ畦がよければ農作業の効率がよくなり収穫量が向上するから、畔塗りを丁寧にせよということ。
短気は損気すぐにいらいらして短気を起こすと、喧嘩をしたり、あぶない目にあったりして、結局は短気を起こした本人が損をするという事。
短綆は以て深井の泉を汲むべからず思慮が浅いものには、深い道理を知ることができない。
単糸線を成さず人は、一人では何もできないということ。
丹漆文らずもとから美しいものは、とくに飾る必要がないということ。
丹精を込める心を込めて物事をすること。
単なれば折れ易く、衆なれば則ち摧け難し一人ではできないことでも、たくさんの人が協力すれば可能になる。
丹の蔵する所の者は赤し人は交際する人間によって、善にも悪にもなる。
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す度胸や勇気があり、かつ繊細で緻密な心を持つ人間でありたいということ。
丹は磨く可くして赤きを奪う可からず外は変えられるが、本質は変えられない。
澹泊の士は必ず濃艶の者の疑う所となる欲がない淡白な人は、欲深いしつこい人から必ず疑われる。
短を捨て長を取る短所や欠点を捨て、長所だけを選びのばすこと。
大恩は報ぜず小さな恩はすぐに気づくのに、深くて大きな恩は受けても大きすぎて気がつかず、恩返しをしないでいるものだということ。
大吉は凶に還る易の卦から出たことばで、吉が過ぎれば凶にかえり良いことばかり続かない。
大工の掘っ立て大工が、人のために立派な家を建て、自分は粗末な掘っ建て小屋に住んでいること。
乃公出でずんば蒼生を如何せん他の者に何ができるのか、自分が出てやらなければならない。
大巧は巧術無し真に巧みな手腕をもつ者は、それを感じさせないものだということ。
大黒柱と腕押しどんなに努力を重ねても力及ばないこと。
大黒柱を蟻がせせる力のないものが能力にふさわしくない仕事に取り組むこと。
大根卸しに医者いらず大根おろしは栄養豊富なので食べれば医者にかかることはないということ。
大根を正宗で切る大げさなことをするというたとえ。
醍醐味仏陀の最高の教え。
大事小に化し小事無に化す想定より簡単なこと。
大事の中に小事なし大事の場合には、小さな事を顧みる余裕がない。
大事の前の小事大きなことに取りかかるときには、小さなことにも気を配り、決して油断してはいけないというたとえ。
大事は小事より顕る秘密にするような大事なことも些細なことから発覚してしまうこと。
大上は徳を立つる有り人生で一番の行いは、自分の身を修めて立派な徳をたてること。
大丈夫の一言は駟馬も走らず男子が発言したことはひるがえすことはできない。
大体に従う者は大人と為る良心に従って道を求めれば、徳のある大人物となる。
大地に槌絶対に失敗しないこと。
大徳は小怨を滅ぼす大きな徳は小さなうらみを消してしまう。
大道廃れて仁義あり世の中の秩序が乱れてたことによって、本来ならば説く必要のない「仁(じん)」や「義(ぎ)」について説く必要が生まれたということ。
大は小を兼ねる大きいものは、小さいものの代わりとして使えるということ。
代馬越を思わず生まれ育った土地や長く住んだ土地が一番良いと思うこと。
内裏様も食わにゃ立たぬ地位が高い人でも食べないと生きていけないように、人はだれしも食べなければ立つことすらできない。
抱かされば負ぶさる抱いてやれば今度はおんぶを求めるように、人の好意につけあがり甘えること。
濁酒も茶よりは勝るないよりはましだということ。
出すことは舌を出すのも嫌いとてもけちなこと。
駄賃馬に唐鞍取るに足らないものが飾り立てること。
脱兎の如し逃げるウサギのように足が速いこと。
伊達の薄着見栄を張り、着ぶくれを嫌って寒いのを我慢して薄着をすること。
伊達の素足も無いから起こるしかたなく我慢すること。
騙すに手なしだますつもりで来られたら、どんなに用心していても防ぐことはできない。
黙り虫壁を通す黙って努力するものは、人知れず大きなことを成し遂げる。
惰眠を貪る怠けて眠ってばかりいる。
談義の場の嫁謗り言動が矛盾すること。
団子隠そうより跡隠せ秘密は、本人が知らない思いがけないところから知られてしまうということ。
男子家を出ずれば七人の敵あり男が社会に出ると、多くの敵があり苦労するということ。
男子の一言金鉄の如し男子たる者、一度口から出た言葉や約束は金や鉄のように堅く守るべきだということ。
断じて行えば鬼神も之を避く決意を固くして断行すれば、何者もこれを妨げることはできない。
男女椸枷を同じくせず厳しく男女を区別すべきだということ。
男女功を貿え相資りて業をなす男女はそれぞれ仕事を分担し助け合って生活するということ。
男女七歳にして席を同じうせず男女は七歳になったら同じ席には座ってはいけない。
旦那の喧嘩は槍持ちから大きな争いも小さなことが原因で起こる。
断末魔死ぬ瞬間の苦痛のこと。
弾を執りて鳥を招く方法を間違えて、目的と反対の結果になること。



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