【つ】からはじまることわざ

70語を掲載
追従も世渡りお世辞を言ってこびへつらうことが、処世の方便の一つであるということ。
朔日毎に餅は食えぬ常に良いことがあるとは限らないということ。
搗いた餅より心持ち品物をもらうより心づくしのほうがありがたい。
痛処に針錐を下す相手の弱点を指摘して戒めること。
つうと言えばかあおたがいによく相手の気持ちや言うことが通じあうこと。
杖とも柱とも頼む非常に頼りにする、全面的に頼りにすることのたとえ。
杖に縋るとも人に縋るな安易に人の助けや好意をあてにしてはいけないという戒め。
杖の下に回る犬は打たれぬ懐くものやすがるものには、ひどい仕打ちはできない。
杖を挙げて犬を呼ぶ敵意があると、親し気に振る舞ってもなつかないということ。
使う者は使われる他人に仕事をしてもらおうと思ったら、その準備も必要だし気苦労も多い。
使っている鍬は光る常に使っているは鍬は錆びずに光っているように、努力し続けている者は自然とそれが表にあらわれるということ。
搗き臼で茶漬け大は小を兼ねないこと。
月とすっぽん二つのものが、少し似ているようでいて、実際には比べものにならないほど大きく違うことのたとえ。
月に一鶏を攘み以て来年を待つ悪いことと分かっているのに、即刻やめることができず、理由をつけて先延ばしにしようとすること。
月に叢雲花に風好事には、とかく障害の多いことのたとえ。
月の前の灯火立派な物に比較され、とても見劣りすること。
月は惜しまれて入り桜は散るをめでたしとす惜しまれつつ引退したほうが良いということ。
月日変われば気も変わる人の心は時の経過とともに自ずと変わっていくので、多くのことは時が解決してくれる。
月満つれば則ち虧く何事も盛りに達すればやがては衰え始める。
月雪花は一度に眺められず良いことが、一度に手に入ることはありえないということ。
月夜に釜を抜かれるひどく油断することのたとえ。
月夜に背中炙る方法がまわりくどくて効果がないこと。
月夜に提灯必要のないこと。役に立たないもののこと。
月夜に提灯も外聞不必要なことでも、世間への見栄のために必要なこともある。
月夜の蟹中身のない人のこと。
月夜も十五日、闇夜も十五日良い時もあれば悪い時もある。
月を指せば指を認む道理を説き聞かせても、本質を理解しようとしないで文字や言葉にこだわること。
付け焼き刃はなまり易いその場しのぎで身につけたことは、ぼろが出やすいということ。
辻褄を合わせる細かい点まで食い違いがなく、筋道が通る。
拙く行うは巧みに言うに勝るやり方が下手でも、とにかくやったほうがいい。
土一升に金一升土地の値段が非常に高いこと。
槌で庭掃く急な来客に大慌てしながらも、手厚いもてなしをすること。
土に灸いくらやっても効果がなく無駄なこと。
土の穴を掘りて言う事だに漏るどれだけ用心しても秘密は漏れるということ。
土仏の水遊び無茶なことをして自ら災いを招くこと。
突っ掛け者の人もたれ人をあてにして、自分で何もしない人。
夙に興き夜に寝ぬ朝から晩まで仕事に精を出すこと。
繋ぎ馬に鞭を打つつないだ馬に鞭をあてても走れないように、しても無駄なこと。
綱渡りより世渡り綱渡りはとても危険で難しいが、その綱渡りより世渡りのほうが大変で難しいということ。
常が大事あらぬ疑いをかけられたりしないよう、普段の行いが大事ということ。
角ある者には上歯なし一人でいくつも優れたところを兼ね備えるのはむずかしいということ。
角突き合わせる一緒にいながら仲が悪くて、いつも喧嘩しているようすのたとえ。
角を折る高慢な態度をとったり、強情を張るのをやめて人の言うことにすなおに従うこと。
角を矯めて牛を殺す少しの欠点を直そうとして、その手段が度を過ぎ、かえって物事全体をだめにしてしまうこと。
唾で矢を矧ぐいい加減なやり方をすること。
ツバメが低く飛ぶと雨ツバメが低く飛ぶと雨が降るということ。
燕の幕上に巣くうがごとし不安定で危ないさま。
壺の中では火は燃えぬふさわしくない場所ではなにもできないということ。
躓く石も縁の端些細なことや、つまらない関係でも大切にしなければならない。
妻の言うに向こう山も動く妻の言葉は大きな力を持っているということ。
罪無くして配所の月を見る流罪の身としてではなく、罪のない身で静かな辺地の月を眺めるのは、情趣があってよい。
罪の疑わしきは惟れ軽くし、功の疑わしきは惟れ重くす罪はできるだけ軽く、賞はできるだけ手厚くする。
罪を憎んで人を憎まず犯した罪は罪として憎むべきものだが、その罪を犯した人までも憎んではならない。
爪で拾って箕で零す辛苦して貯えたものを濫費してしまう。
梅雨に降らぬと土用に降る空梅雨になると、土用のころにたくさん降る。
梅雨の雷は晴れ近し雷がなると梅雨明けが近いということ。
面の皮の千枚張り顔の皮膚が千枚張って厚くなっているように、ずうずうしいこと。
釣り合わぬは不縁の基地位、家柄、財産などに差がありすぎる者同士の結婚は、そうしたことが原因になって離婚に至る例が多いということ。
釣り落とした魚は大きいもう少しのところでのがしたものは、本当のものよりとても素晴らしいものに思えるということ。
釣りして綱せずむやみな殺生をしないということ。
鶴九皐に鳴き声天に聞こゆ優れた人は身を隠していても、自ずと名声が世に知られるということ。
剣の刃を渡るこの上なく危ないことをすること。
弦無き弓に羽抜け鳥どうしようもないこと。
鶴の粟、蟻の塔鶴がくちばしの先で粟の実をついばみ、蟻が砂を一粒ずつ運んで蟻塚をつくるように、少しずつ積み重ねたり、たくわえること。
鶴の脛も切るべからず物にはそれぞれ特有の性質があり、無理に変えてはいけないということ。
鶴は枯れ木に巣をくわず心あるものは、身を寄せる所を慎重に選ぶ。
鶴は千年、亀は万年長寿で極めてめでたいことを祝うことば。
釣瓶縄井桁を断つ微力でも根気良く続ければ大きな成果を得ることができるというたとえ。
連れがあれば三里回らん道連れがあれば多少の回り道も苦しいと思わない。
面の皮を剥ぐ悪人や恥知らずな者の正体をあばき、こらしめること。



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