【け】からはじまることわざ

83語を掲載
形影相同じ心の善し悪しが行動に表れること。
形影相弔う訪れるものがなく、孤独で寂しいさま。
形影相伴う影が常に離れずともにあるように、夫婦や友人が仲良く一緒にいるさま。
蛍火を以て須弥を焼く力のない者ができそうもない大きなことをしようとすること。
傾蓋故の如し少し会っただけで旧知の仲のようになること。
荊棘の道苦難の多い人生行路のこと。
鶏群の一鶴凡人な人間が大勢いる中で、ひときわすぐれたひとが混じっているというたとえ。
醯鶏甕裏の天世間知らずで見識が狭い小人物のことをいう。
鶏犬相聞こゆ村里の家が続いているようす。
蟪蛄春秋を識らず短命であること。また、世間知らずであること。
稽古に神変あり集中して修練を続ければ、本来の能力以上の高みに到達する。
経師は遇い易く人師は遇い難し経書の解釈を教えてくれる師に出会う機会は多いが、人が歩むべき道について教える師には滅多に出会えない。
慶者堂に在り弔者閭に在り良いことと悪いことが隣り合わせで来るということ。
軽車の熟路に付くが若しやりなれていて簡単に行うことができること。
傾城買いの糠味噌汁浪費する者が必要な費用を出し惜しむこと。
継続は力なり小さな努力でも続けることで、大きな成果や成功につながることを表す言葉です。
兄たり難く弟たり難し両者ともとても優れているので、優劣をつけにくいというたとえ。
軽諾は必ず信寡し軽く物事を引き受けるものは信用ならないということ。
兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ兄弟は家の中では喧嘩をするが、外部から侮辱を受ければ力を合わせて防ぐ。
兄弟は手足なり兄弟は手足のように欠かせない大事なものであり、互いに協力し合うべきだということ。
涇は渭を以て濁る美人がそばにいると、美人ではないことが際立ってしまうということ。
刑は軽きを厭わず刑罰は重くするより軽すぎるくらいがいいということ。
刑は刑無きを期す刑罰を科すのは犯罪を抑制し、それによって刑罰をなくすようにするためである。
桂馬の高上がり身分や実力に伴わないような、不相応な出世をすると、失敗する恐れがあるというたとえ。
怪我と弁当は自分持ち仕事場に持っていく弁当を自分で用意するように、仕事で怪我をしても自分の責任であるということ。
怪我の功名失敗や過ち、災難と思われたことが、思いがけずよい結果を生むこと。
袈裟と衣は心に着よ袈裟や衣を着るだけでは信仰しているとは言えない。
血気盛りに神祟らず活力あふれる時は、道に外れたことをしても神様はたたらないということ。
結構毛だらけ猫灰だらけ大変結構ということを茶化していうことば。
結構は阿呆の唐名何を言われようとも「結構」しか言わないお人好しは、愚か者と同じだということ。
桀の犬尭に吠ゆ人は仕える主人に恩を受けると、主人の理非曲直に関わらず主人のためになるようなことをする。
褻にも晴れにも歌一首芸の少ないこと。
煙る座敷には居られるが、睨む座敷には居られぬ煙たい場所には居られるが、姑に意地悪く監視されている場所にはいられない。
螻蛄才多くの芸を持っているが、どれも未熟であること。
螻蛄腹立てれば鶫喜ぶ一方が腹を立て、他方が喜ぶような、両方の利害が相反すること。
蹴る馬も乗り手次第扱いにくい人でも対処方法はあるというたとえ。
毛を謹みて貌を失う瑣末なことにこだわり根本を忘れること。
毛を吹いて疵を求むささいな人の欠点を、しつこく暴こうとするたとえ。
蒹葭玉樹に倚る身分が低い人が、身分が高い親類の威光で権力を得ること。
喧嘩過ぎての空威張り喧嘩の時はおびえ、喧嘩が終わると強がること。
喧嘩過ぎての棒乳切り時機が過ぎて役に立たないもののこと。
喧嘩にかぶる笠はない喧嘩は災害と同じで、いつくるか分からないから防ぐ方法はないということ。
喧嘩は降り物喧嘩は雨や雪と同様、いつ降りかかってくるかわからない。
喧嘩両成敗喧嘩をした者は、非がどちらにあったとしても、両方同じように処罰するというたとえ。
涓涓塞がざれば終に江河となる災いは小さいうちに断たねば大事になるということ。
賢者ひだるし伊達寒し世間と違う生活をする者はつらい目にあうということ。
剣術十年、槍三年習ったことが身につくまでには長い時間がかかるということ。
賢人は危うきを見ず賢人は危ない場所に近づくような愚かなことはしないので、危険な目にはあわないということ。
健全なる精神は健全なる身体に宿る身体が健康であれば、精神も健康であるというたとえ。
剣は一人の敵学ぶに足らず一人を相手にする剣術よりも、万人を相手にする兵法を学ぶ方が良い。
犬馬の養い敬う気持ちなどなく、親をただ養っているというたとえ。
堅白同異の弁こじつけや詭弁のこと。
倹以て廉を助くべし欲ばらず正しく生きるには、質素倹約の暮らしを心がけるのが良い。
倹より奢に入るは易く奢より倹に入るは難し質素な暮らしから贅沢な暮らしになるのは簡単だが、贅沢な暮らしから質素な生活になるのは難しい。
賢路を妨ぐ無能のものが重要な地位にいるため、賢者の昇進が妨げられること。
堅を被り鋭を執る武装すること。
剣を使う者は剣で死ぬ剣を武器にするものは剣を用いて敵を倒すが、敵から斬られる運命でもあるということ。
賢を見ては斉しからんことを思う優れた人に会い、自分もそうなる努力をしたいと思うこと。
芸が身を助けるほどの不仕合わせ零落することをいう。
芸術は長く人生は短し人の命は短くはかないものであるが、すぐれた芸術作品は永遠の生命を保っている。
芸は道によって賢し物事はその道にある人が一番よくわかっている。
芸は身の仇覚えた芸があるために、かえって身をあやまることがあるということ。
芸は身を助ける趣味で覚えた芸が、思いがけないときに役に立つことがあるというたとえ。
下戸の肴荒らし酒が飲めない人が、出された料理を片端から食べ尽くすこと。
下戸の建てた蔵はない酒を飲まない分貯蓄をして蔵を建てたという話は聞かない。
下戸の手剛酒を飲まない人を酒で誘うことはできないから、交渉する時は厄介だということ。
下戸は上戸の被官酒席では、酒を飲まない人は酒を飲む人の世話をする家来のようなものだということ。
下種と鷹とに餌を飼え鷹に餌を与えるように、心貧しいものは金品を与えると良い。
下衆の後知恵愚かで教養のない者は、必要なときに知恵が浮かばず、物事が終わってから良い考えが浮かぶというたとえ。
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し戸の閉め方で、その人の品性が明らかになるということ。
下衆の勘繰り心が卑しい者は、ひがみっぽくて邪推(じゃすい)するというたとえ。
下種の口に戸は立てられぬ品性の卑しいものは自分が聞いたことを言いふらすということ。
下種の逆恨み品性が劣るものは、良かれと思ってしてくれた忠告を悪口と思い、忠告してくれた人をうらむということ。
下種の謗り食い品性が劣るものは、食べる時まずいといいながらも人より多く食べるということ。
下種の話は糞で収まる品性が劣るもの同士の会話は、最終的に下品な話題になるということ。
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ人の足に踏まれる下駄も、人から頭を下げて拝まれる阿弥陀の像も、どちらも同じ木でできているということ。
外法成就の者は子孫に伝わらず不正な方法で得た財産は長続きしない。
外法の下り坂不正な方法で得た財産や権力は、一度崩れ出すと歯止めがきかず完全に崩れる。
外面如菩薩内心如夜叉表面は菩薩のように優しいけれど、心は夜叉のように邪悪で恐ろしいことのたとえ。
厳家には桿虜無し徳よりも厳しい威勢の力で、世の中が治まる。
現在の甘露は未来の鉄丸現在の甘美な状況は、将来の苦しみのもとになるということ。
言は簡を尊ぶ話は簡潔にまとめるべきだということ。
言悖りて出ずる者は亦悖りて入る道理にはずれた発言をすると、道理にはずれた発言をされるということ。



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