【慣用句】
一旗揚げる
【読み方】
ひとはたあげる
【意味】
事業を始めて身を起こす。成功を目指して新事業を起こす。
【語源・由来】
「一旗」とは、一本の旗のこと。昔、武士は手柄を立てるべく、家紋などのついた旗を掲げ、戦場に赴いたことから。
【類義語】
・故郷へ錦を飾る
・一花咲かせる
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「一旗揚げる」の使い方
健太くんは、どこの都道府県の大学を目指すの?
僕は、一旗揚げるために東京へ行くよ。大学の数も企業の数も多いから、その分チャンスが多そうだ。
へえ。健太くんは、地元の大学に行き、空手の道場を開いて子供たちに教えるのかと思っていたわ。
それも、夢の一つだよ。でも、まだまだ若いんだから、いろんな野望を持っていないとね。
「一旗揚げる」の例文
- 彼は自己犠牲心が強いので、東京へやってきたのは、故郷の父と母に楽をさせてやるために一旗揚げたかったからだと言っていた。
- 一旗揚げてやると啖呵を切って都会に出てきたのはいいが、結局何も成さないまま、こんなに年をとってしまった。
- 上京して四十年近く経つが、結局、一旗揚げられなかったわけだけど、それなりに充実した毎日で、今は、大きな仕事をやり遂げた気分だ。
- 彼女はプロのカメラマンになりたいと思っていて、一旗揚げてやる、とニューヨークへ旅立った。
- ぼくのお父さんは、わかいとき、一旗揚げると言ってニューヨークに行き、新しい会社をつくったそうだ。
- 彼は、この会社を辞めたあと、ロサンゼルスに行き、一旗揚げて、会社の社長になった。