「沙汰の限り」の意味(類義語)
【慣用句】
沙汰の限り
【読み方】
さたのかぎり
【意味】
① とやかく言えないほどのひどさ。もってのほか。常識外。論外。
② 理か非か判定を下すことのできる限度内。
「沙汰」は、物事の善悪・是非などを論じ定めること。
えー、なんやそれ。つまり、「ありえへん!」や「信じられへん!」って感じで、ほんまに驚くようなことや、話し合う価値すらないようなことを言う時に使うんやな。
それとは逆に、あることが良いのか悪いのかを考える時の、その基準やラインを示すときにも使うんやね。 この言葉、使い方によって全然意味が違うわけやな。面白いねんてな。
【類義語】
・言語道断
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「沙汰の限り」の解説
カンタン!解説
「沙汰の限りは」という言葉は、2つの意味があるよ。
- 最初の意味はね、何かがとてもひどくて、普通の考えの範囲を超えているってこと。言ってみれば「これはありえない!」や「考えられない!」って感じ。つまり、すごく変なことや納得できないことを指すんだ。
- 二つ目の意味は、何かが良いのか悪いのか、正しいのか間違っているのかを考える範囲や、その問題の中心となる部分を指すんだよ。
この言葉は、状況や文脈によって、どちらの意味で使われるかが変わってくるんだ。だから、文の中でどんな風に使われているかよく見て、正しい意味を取るようにしようね。
「沙汰の限り」の使い方
健太くんを学級員長に任命するなんて沙汰の限りだわ。みんな何を考えているのかしら?
まあまあ。クラスのみんなは、僕のことを信頼してくれているってことだよ。大丈夫。心配しなくてもちゃんとクラスをまとめていくよ。
健太くんにできるわけがないじゃない。絶対私に泣きついてくるに決まっているわ。そんなの迷惑よ。
そんなに信頼が無いかなあ・・・。
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「沙汰の限り」の例文
- 殿様から品を拝領することは、信頼の証であり、この上ない誇りとされていて、その品を殿様だと思って大切に保管し、傷つけるだけで沙汰の限りとされた。
- これだけ言っても守れないなんて、沙汰の限りだ。
- 彼のここ最近の軽率な発言は、沙汰の限りだ。
- 農薬をまくというのに赤ん坊を連れてくるなんて沙汰の限りだ!
- 秘書に何の声もかけずに勝手に社長室に入ってくるとは沙汰の限り、覚悟はできているのだろうな。
- 殿様を欺くとは沙汰の限り、成敗してくれる!
それは是非を問うべき範囲を超えたもので、議論する価値すらない、あるいは考えられないほどひどいことを指す時に使われるよ。もう一つは、正しいか正しくないか、善か悪かを判断する範囲や境界を意味しているんだ。