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【鼠穴を治めて里閭を壊る】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

鼠穴を治めて里閭を壊る

「鼠穴を治めて里閭を壊る」の意味(語源由来・出典)

意味

【ことわざ】
鼠穴を治めて里閭を壊る

「鼠を治めて里閭を破る」ともいう。
【読み方】
そけつをおさめてりりょをやぶる

【意味】
小さな害を排除しようとして逆に大切なものを台無しにしてしまうたとえ。

「里閭」は、村の入り口の門。
ことわざ博士
「鼠穴を治めて里閭を壊る」ということわざは、小さな害を取り除こうとして、逆に大切なものを壊してしまうことを表しているんだ。

具体的には、ねずみを駆除しようとして村の門を壊してしまうことからきているよ。

助手ねこ
あーなるほどな。つまり、「ちょっとした問題を解決しようとするあまり、逆に大切なものを台無しにしてしまうこと」やな。

ねずみを追い出そうとして、村の門を壊しちゃうっていう具体例があるねん。これは、問題解決には適切な方法を選ぶことや、小さなことにこだわりすぎず、大局を見ることの重要性を教えてくれることわざやな。

【語源・由来】
鼠を退治しようとして村の門を壊してしまう意から。

【出典】
淮南子えなんじ

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「鼠穴を治めて里閭を壊る」の解説

カンタン!解説
解説

「鼠穴を治めて里閭を壊る」ということわざは、小さな問題を解決しようとして、かえって大きな損害を引き起こしてしまう状況を表すたとえなんだよ。この言葉は、ネズミを駆除しようとして村の門(里閭)を壊してしまうような状況から来ているんだね。

「鼠を治める」とは、ネズミの害を除くことを意味し、「里閭を破る」とは、村の入り口の門を壊すことを指しているよ。このことわざは、小さな問題に対処しようとして不釣り合いな行動を取り、結果的にもっと重要なものを破壊してしまうという教訓を含んでいるんだ。

この言葉は、問題を解決しようとする際の行動のバランスや、その結果に対する考慮が重要であることを教えてくれるよ。また、このことわざは、小さな問題に対して過剰反応することの危険性を示しており、行動を取る際にはその影響を慎重に考えることの重要性を伝えているんだね。この言葉は、問題解決の方法を選ぶ際には、それがもたらす影響を十分に考慮することが大切だというメッセージを持っているんだ。

「鼠穴を治めて里閭を壊る」の使い方

健太
校長先生を怒らせないようにってやったことが結局大激怒させることになってしまったよ。
ともこ
鼠穴を治めて里閭を壊るように、気をつかったために余計におこらせることってあるわよね。
健太
人間関係って難しいな。
ともこ
詐欺師じゃない限り、みんなそう思うわよ。
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「鼠穴を治めて里閭を壊る」の例文

例文
  1. 僕の思いやりが彼の地雷を踏んだようで、鼠穴を治めて里閭を壊るように友情に溝ができた。
  2. 害虫を退治しようと殺虫剤をまき、鼠穴を治めて里閭を壊るごとく電気製品にかけて壊してしまった。
  3. 感染症予防のために次亜塩素酸ナトリウムを原液で噴霧し、鼠穴を治めて里閭を壊るみたいにアレルギー性肺胞炎で病院に運ばれた人がいた。
  4. 来るか分からない強盗対策のために寝ずの番をして、鼠穴を治めて里閭を壊るように体調を崩すなら、警備保障会社と契約した方がいいな。
  5. 鼻を高くしたくて整形したら、鼠穴を治めて里閭を壊る如く顔のバランスが崩れ余計にひどく不細工になった。




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